シミラーウェブがEC特化の初ソリューション「Shopper Intelligence」を7カ国で提供

巨大小売サイト「amazon.com」に焦点、消費者行動を把握し購買プロセスを総体的に網羅

オンライン活動測定プラットフォームを提供するイスラエルのSimilarWeb(シミラーウェブ)は、eコマース(EC)分野に特化した初ソリューション「Shopper Intelligence」の提供を6月22日に発表し、日本語抄訳を日本法人が29日に公開した。2021年始めの限定リリースを経て、対応可能な市場を世界7カ国に広げた。通販大手のAmazonに焦点を当て、巨大小売サイトにおける消費者の閲覧と購買行動を明らかにする。

同社が持つ膨大なデジタルデータを、特定分野のeコマースに初適用した。月次・日時の製品ビューや販売個数などのPOS(販売時点情報)で、商品カテゴリーやブランド、製品レベルの収益を分析して消費者の需要を把握する。サイト「amazon.com」 の事実上すべてのカテゴリーとブランドの売上と収益の両データによって顧客の購買プロセスを網羅し、カスタマージャーニー(顧客の購買に至るまでの過程)全体を理解する。

消費者の行動では、オンラインショップ間を比較検討した購買や、実店舗とオンラインショップの両方での購買のクロスショッピング行動がわかる。さらに、顧客ロイヤリティや顧客維持、ブランドとノーブランドのクリックデータ、Subscribe & Save(定期おトク便)利用率も得られる。最もパフォーマンスの高いキーワードや、キーワードあたりのトップブランドを特定して、Amazonでの検索戦略を最適化することができる。

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