マクロミルがコロナ時代の独自の消費者セグメント「With COVID-19 Segment」を開発

コロナ禍で多様化した消費者の行動・意識を捉えて企業のマーケティング活動を支援

マーケティングリサーチ事業のマクロミルは、新型コロナウイルスの感染拡大に対応した消費者セグメント「With COVID-19 Segment」の提供を始めた、と12月11日に発表した。コロナで消費者の生活が大きく変わり、行動や意識が多様化したことを受けて、企業のマーケティング活動においてウィズコロナ時代の消費者像を把握したいというニーズに応えるため、新たなセグメントを独自に開発した。

 

新開発したWith COVID-19 Segmentは、「生活の質」「消費価値」「生活態度」の3つの軸を基に、①新しい生活様式を取り入れつつある「平均大衆型」②コロナが不安な「巣ごもり外出抑制型」③経済的・精神的ゆとりが逼迫(ひっぱく)した「コロナ生活逼迫型」④趣味の時間を楽しむ「コロナ生活謳歌型」⑤生活に充実感がある「ニューノーマル先行型」⑥自分の価値観で行動する「アクティブ独断型」--と消費者を6分類した。

 

6つの消費者セグメントは、保有する130万人の消費者パネルから購買データやアクセスログデータを用いて「行動」「意識」に表れる違いを検証して開発した。通常のアンケート調査に設問を1問追加することで、6セグメントのデータ分析が可能になる。取得した調査データを同社が保有する購買データやアクセスログデータなどと掛け合わせ、企業のマーケティング課題に沿った多様な視点から分析することもできる。

With COVID-19 Segmentを基に、セグメント別に自社商品購入量の変化を把握する定量的な消費者理解に活用したり、セグメント別インタビューでカスタマージャーニー(顧客が購入に至るプロセス)の把握やプロフィールリッチの定性的な消費者理解に活用したりできる。各セグメント別にキャッチコピーの受容性を確認して採用に値するコピーかどうか検討するなど、マーケティング戦略の立案・実行にも活用できる。

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