企業のブランド力、最新調査ではアップルとソニーが同率1位に【日経リサーチ調べ】
日経リサーチは9月23日、主要企業600社のブランド力を測定・分析した「ブランド戦略サーベイ」2020年版レポートを発表した。
「愛着度(ビジネスパーソンは企業魅力度)」「自分必要度(ビジネスパーソンはビジネス有用度)」「プレミアム(ブランドプレミアム・価格プレミアム)」「独自性」「推奨意向」という5つの指標に基づいて、「ブランド知覚指数(PQ、Perception Quotient)」を算出している。基となる評価は、コンシューマー(消費者)とビジネスパーソンそれぞれが回答しており、今回は2020年6~7月に実施された。総合ランキングは消費者とビジネスパーソン両方の「ブランドPQ」のスコアを統合した「総合PQ」による。
アップルとソニーが同率1位、日本コカ・コーラが躍進
その結果、「ブランド総合評価(総合PQ)ランキングトップ10」では、前年に続き「アップル ジャパン」が総合1位となったが、「ソニー」も同率1位となった。外出自粛の影響からゲーム事業が好調だったこと、電気自動車の開発などで話題となったことが評価を押し上げたと思われる。
前々回の2位から前回5位に後退していた「ヤマト運輸」は、コンシューマー評価で前回14位から3位に大きく上昇し、総合でも3位に返り咲いた。また前回18位の「日本コカ・コーラ」が10位に急上昇している。
「ブランド総合評価(総合PQ)ランキングトップ10」以外では、コンシューマーランキングで、前回22位のユニクロが8位に、ビジネスパーソンランキングで、前回62位のアイリスオーヤマが17位に上昇した。両社ともマスクの生産に迅速に着手したこと、さらにアイリスオーヤマは家具需要に対応したことなどが評価されたと考えられる。
調査概要:「ブランド戦略サーベイ2020」
- 【調査対象】各業種の代表企業600社
- 【調査方法】コンシューマー編:インターネットモニター登録の全国16歳以上の一般個人が回答、ビジネスパーソン編:インターネットモニター登録の全国のビジネスパーソンが回答
- 【調査期間】2020年6~7月
- 【有効回答数】コンシューマー編:1社につき約790人、ビジネスパーソン編:1社につき約780人
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