CP とは 意味/解説/説明 (シーピー)
※複数の意味・原語があるため、Web業界・マーケティング業界に関わりの深いものを以下解説する。
(1)チーフプロデューサー(Chief Producer):製作統括
コンテンツ制作における総責任者。資金調達・管理、スタッフやキャストの人事やスケジュール交渉、内容に関する最終的な判断・編集など、幅広く作品全体に関与する。
さらに上位に「エグゼクティブ・プロデューサー」(製作総指揮)が位置することもある。
(2)コストパフォーマンス(Cost Performance):費用対効果、コスパ
支払った費用(コスト)に対して、どれだけ成果を上げたかを比較した度合い。もともとはマーケティング用語だったが、現在は一般にも広く認知され、「ここの飯屋はコスパがいい」などカジュアルに使われている単語だ。
どこまでをコストとして含むか(時間・人件費・交通費など)、なにを成果とするのか(満足度・性能・獲得顧客数など)で、その捉え方は変わってくる。
(3)コンテンツプロバイダ(Contents Provider):コンテンツ提供企業
壁紙、着メロ、キャラクタースタンプなど、素材をユーザー向けに販売・提供する事業者。インターネット接続のインフラを構築・提供する「インターネットサービスプロバイダ」(キャリア)に対し、非アプリのデータ提供を行う事業者だったため、こう呼ばれていた。「コンテンツサービスプロバイダ」とも。
携帯電話時代に多く存在したが、スマホやアプリが主流となり、近年は大きく減少した。
(4)キャンペーン(Campaign):一連の広告施策、宣伝活動
もともとは「作戦行動」の意味だが、そこからマーケティング業界では「一連の広告施策」を指す。商品の売り出しなどに際し、CM、新聞チラシ、番宣、関連書籍の出版、ポスター掲示、景品プレゼント、試供品提供、ダイレクトメール、店舗訪問など、さまざまな宣伝方法があるが、その一連の動きがキャンペーンとなる。
このように、CPという表記のみでは複数の解釈があるため、たとえば広告関係のやりとりで「CPを活用」といった表現があった場合、文脈から判断する・相手に確認する必要があるだろう。