国内&海外SEO情報ウォッチ 「海外SEO情報ブログ」の鈴木 謙一氏が、日本と海外の検索マーケティング情報をさらっとまとめて毎週金曜日にお届け。
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「検索意図なし、ふと気になったから」48%――グーグル調査にみるスマホ検索の変化 などSEO記事まとめ10+2本

SEOでは検索意図が大切だというが、その枠にはまらない検索行動が増えてきているようだ

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SEOでは「検索クエリの背後にある検索意図を軸にコンテンツなどを設計していくべきだ」と言われるが、特に意図のない検索行動が、スマートフォンによって増えてきているようだ。
ほかにも、検索結果のパンくずリストでの絵文字表示、AMP公式ドキュメントの日本語版、AppIndexing、音声検索とアクション系クエリ、大量URL再クロールのリクエスト方法、AMP成功事例などなど、SEO関係の情報をまとめてお届けする。

今週のピックアップ

「検索の意図はなし、ふと気になったから」48%――グーグル調査にみるスマホ検索の変化
★★★★★ 検索広告はクリックからブランディングへ (NHK NEWS WEB)

調査結果から見えてきたスマートフォンでの検索の変化についてグーグルに取材した記事を、NHKが公開している。

グーグルが4月に行った「生活者検索行動調査」に関して記者がインタビューした内容だが、「検索意図」に関して興味深いトピックが説明されている。

(以下、強調は筆者による)

(前略)「検索の意図は何か?」という設問では、半数近くの48%が特定の目的ではなく「ふと気になったから」検索したと回答しました。「何かをしたいから」や「どこかへ行きたいから」といった目的を持った検索を大きく上回りました。

ガラケー時代にも「暇だ」といった目的のない検索はあったが、スマートフォンでもそうしたエンドユーザーの検索行動は同様のようだ。

SEOでは「検索クエリの背後にある、検索ユーザーの意図を考え、その検索意図を軸にコンテンツなどを設計していくべきだ」と言われる。しかし、そうした枠ではとらえきれない検索行動が、スマートフォンによって増えてきているようだ。

この48%には、「ふと気になったこと」を調べた行動も含まれているが、これに対してグーグルの多田氏は次のように解説している。

「ふと気になった」という検索で入力されることばは、漠然としたものになりやすいです。こうした検索結果に広告を出しても、もとから意図が強くない検索なので広告のクリックにつながりにくいのは事実です。したがってクリックではなく、その広告自体を効果的に印象づけてブランディングにつなげようとしています。

また、スマートフォンでの検索はWebやブラウザからとは限らない。さまざまなアプリが検索の機能を実装しているため、アプリからの検索も伸びてきているようだ。

84%がグーグルかヤフーから検索をしたと回答しています。残りの16%はほかのアプリなどからの検索です。検索エンジンからの検索が大部分ですが、(中略)スマホが普及したことで、ある程度ダイレクトにいろんなアプリから検索が行われるようになってきているのかもしれません。

一般ユーザーがどのようにスマホで検索しているのか、それに対してどのようにマーケティングしていくといいのかを知るためのヒントを得られそうだ。

日本語で読めるSEO/SEM情報

目立ってる? 今度の検索結果の絵文字はパンくずリスト
★★★☆☆ 対策されるかも (バカに毛が生えたブログ)

検索結果のタイトルドメイン名に絵文字がそのまま表示されるのをこのコーナーで紹介したことがある。今回新たに、パンくずリスト中の絵文字表示が確認された。

絵文字のパンくずリスト

このサイトが狙ってやっているのか、それともパンくずリストに絵文字をたまたま使っていたら、それが検索結果に反映されてしまっただけなのかは、わからない。

いずれにしても乱用だとグーグルがみなせば対策してくるだろう。現に、タイトルの絵文字はすでに表示されなくなっている。安易に自分もやってみようと思わないほうがいい。

お待たせしました、AMPの公式ドキュメント日本語版も順次公開!
★★★★★ でも最終チェックは英語版で (Accelerated Mobile Pages Project)

AMPの公式ドキュメントの日本語化が進んでいる。すべてではないが、日本語に訳されたページができつつある。

AMPの公式サイト日本語版
残念ながら、実際にはまだ大半のページは英語だ。

日本語で読める公式の情報が非常に少なかったので、AMPについて調べることを後回しにしていた人がいるかもしれない。日本語化された部分だけでも読むといい。

注意点がある。AMPはまだ発展途上だ。そのため技術的な仕様はどんどん変わっていく可能性がある。今後日本語が進んだとしても、更新された内容の日本語ページヘの反映には時間がかかると予想されるので、最終的にはやはりオリジナルとなる英語ページで確認したい。

App Indexingって何? おいしいの? という人におすすめの記事
★★★★☆ 着実に普及している (Google Developers Japan)

Firebase App Indexing(ファイヤーベース・アップ・インデッキシング)は、グーグルのモバイル検索結果からウェブページではなくアプリでコンテンツを直接開く仕組みだ。

試験公開が始まって以来2年半以上が経過し、導入しているアプリも増えている。筆者が今年3月に参加したカンファレンスでは、グーグルの社員が次のような数字を公表していた。

  • グーグルがインデックスしたディープリンクは1,000億
  • Androidからの検索の40%がディープリンクを返す
※「ディープリンク」とはアプリコンテンツのURL(URI)

App Indexingが着実に普及していることを示す数字だ。

もしあなたが、サイトに対応するアプリを公開しているのに、App Indexingについてまだ何も知らないとしたら、グーグルの開発者向けブログが先日公開した記事を読むといい。Firebase App Indexingが持つ特徴を簡潔に紹介している。

触発されたならApp Indexingを実装してみるといいだろう。

ヤフーが48億ドルで身売り!?
★★★☆☆ 米ヤフーの話、日ヤフーには影響なし (テッククランチ・ジャパン)

米ヤフーがインターネット事業をベライゾン(Verizon)に売却することで合意したというニュースが世界を流れた。売却価格は48億3,000万ドル、日本円にして約5,100億円とのことだ。

ベライゾンはAOL(エー・オー・エル)の親会社でもあり、米ヤフーはAOLと統合されていく予定だそうだ。巨大なインターネットメディアと広告企業ができあがることになる。

大きなニュースではあるが、日本のヤフーにはまったく影響はなさそうだ。今回の買収は米ヤフーの本体事業(広告・コンテンツ・検索・モバイル)であって、企業の買収ではない。米ヤフーは日本のヤフーの株式を保有しているが今回の買収には含まれていないとのことである。

ただし、ABCニュースの報道によると、「ヤフー」のブランド名は買収の対象であるとのこと。つまり、その名称を今後も継続するのか消滅させるのか、日本へのライセンスを継続するのかはベライゾン次第でもある。

我々には直接は関係ない出来事だとはいえ、グーグルとインターネット検索の覇権を争っていたヤフーが消滅するのは、検索業界に身を置く者にとってはある意味ショッキングな、時代を象徴するニュースだ。

本コーナーの筆者鈴木がインタビューを受けました!
☆☆☆☆☆ 見てね (SELECK)

このコーナーを執筆している鈴木のインタビュー記事が、SELECKさんに掲載されました!

「検索クエリではなく検索意図」「音声検索」「ユーザー体験」「スマホアプリ」などなど、いまのSEOとこれからのSEOに関して語っていますので、おひまな折にでもご笑覧くださいませ。

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