新版 SEM：リスティング広告 Googleアドワーズ＆Yahoo!リスティング広告 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。

本書の前身となる『SEM：検索連動型キーワード広告 Googleアドワーズ＆Overtureスポンサードサーチ対応 Web担当者が身につけておくべき新・100の法則。』が刊行されたのは、今から4年半前の2008年のことでした。「実際に、自社の予算を使い、自社広告としてSEMを運用している現場の人間が書く本」というコンセプトだったので、「SEM運用は予算規模ではなく、運用者の根気と工夫の積み重ねこそが重要」と力説して原稿を執筆した記憶があります。

あれから4年半、激動を続けるインターネット業界の中で、SEMもご多分にもれず多様化し、Yahoo! JAPAN、Googleの両媒体ともにさまざまな変動がありました。運用・管理においても、至便性と複雑性が交錯するようになり、これからSEMを始めようという人にはますますハードルが高くなってしまっているかもしれません。

本書は、4年前の内容を見直し、改変のあった部分、新たに解説すべき部分を加筆修正することで、2012年現在のSEM運用に初心者の方でも取り組むことのできる内容となっています。執筆陣は、前書と同じく、価格比較サイトを運営している株式会社ベンチャーリパブリックで、自社広告のSEMを運用している2人に、Webコンサルティング会社であるアユダンテ株式会社のSEMコンサルタントをされている寳洋平氏が新たに加わりました。「SEM広告を自社で運用する」というコンセプトは前回から変わっていません。「自分たちでやってみよう！」そんな人に読んでいただきたい本です。

初めてSEMを始めるとき、慣れてきてもっと応用的な方法を知りたいとき、どこかでつまずきそうになったとき、本書を読むことで、現場で積んできたわれわれの経験が少しでもお役に立てることを願っています。