日本ネット経済新聞ダイジェスト
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ヤマトロジスティクス 即日配達トゥデイショッピングサービスの全国拠点を整備

全国ネットワークを整備して即日配達の取扱量を増やしていく。

ヤマトグループのヤマトロジスティクス(YLC、本社東京)は来期(11年4月~)、EC・通販事業者向け即日配達サービスの国内ネットワークを完成させる。今期中にも仙台に拠点を構え東北エリアを網羅。来期には残る北信越・四国の拠点も整備する。EC・通販事業者に利用しやすい使い方を提案するとともに、全国ネットワークを整備して即日配達の取扱量を増やしていく。

即日配達サービスの名称は「トゥデイ・ショッピング・サービス(TSS)」。すでに関東・関西・九州・中部にTSSの拠点を開設している。3月中にも、仙台にあるヤマト運輸の宅急便ターミナル内に拠点を開設。来期は新潟と高松の拠点を整備して全国ネットワークを構築する。

TSSは通販の注文後、最短4時間または8時間で商品を届ける即日配達サービス。商品の受注から出荷、配送といった物流業務プロセスを、24時間自動化された倉庫システム(オートピックファクトリー)によって大幅にカットし、リードタイムの短縮を実現した。

TSSに対する通販事業者からの引き合いは増えており、当日配達を視野に入れた取り組みが顕著となっている。こうした通販事業者に対しては、現状より利用しやすい仕組みを提案。TSSの利用につなげている。

例えばメーカー系通販の場合、店舗向けに商品を供給する倉庫を利用しており、消費者向けに梱包をバラして発送するのは煩雑となる。このため、BBの倉庫で扱っている商品を、横持ち輸送でYLCの倉庫にケース単位で入庫。YLCが梱包をバラして消費者に発送する仕組みを構築している。

横持ち輸送の頻度を増やすことでYLCの倉庫にとどまる在庫量は少なくなり、メーカーにとっても通販用の在庫を別途確保する手間が解消できる。毎日横持ちを行えば、通販事業者が負担する保管料も軽減できる。

・トゥデイショッピングサービス
http://tss.kuronekoyamato.co.jp/

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