ヤマトグループのヤマトフィナンシャル(本社東京)は6月28日から、ECで購入した商品の支払いに電子マネーを利用できるサービスを開始する。
商品配達時に、ドライバーが携行する端末に電子マネーカードをかざせば決済が完了する仕組み。電子マネーと現金を合わせた決済も可能にする。ECなど低額な決済に電子マネーを利用する消費者ニーズは高まると判断、電子マネー決済の導入で新たな荷主を開拓していく。
開始するのは「宅急便コレクト お届け時電子マネー払い」。利用可能な電子マネーは「nanaco(ナナコ)」「Edy(エディ)」「WAON(ワオン)」の3種類を用意する。電子マネーで決済すると、通常の利用と同様のポイントが付く。
ECで商品を購入した消費者は、商品到着時に現金で払うか、電子マネーで決済するかを選択する。電子マネーで決済する場合、支払金額の指定ができるため現金払いとの併用が可能。金額指定により小銭を扱うわずらわしさを解消する。
サービス手数料は代引手数料に、電子マネーで決済した金額の3%をプラスする仕組みだ(別表参照)。
4月後半から一部エリア限定で先行営業を行った結果、通販事業者の7―8割が電子マネーの決済を「利用したい」との意向を示したという。
楽天リサーチが今年3月に実施した電子マネーに関する消費者調査の結果によると、22.1%の人がネットショッピングに電子マネーの利用を希望している。
・宅急便コレクト お届け時電子マネー払い
→ http://www.yamatofinancial.jp/service/od.html
・ヤマトフィナンシャル株式会社
→ http://www.yamatofinancial.jp/index.html
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