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米国・ロシアなど想像以上の国や地域から受注! 婦人靴老舗「銀座かねまつ」の越境ECを成功に導いた「WorldShoppingBIZ」の導入効果とは?

6 years 1ヶ月 ago

婦人靴の製造小売を手がけるかねまつは、インバウンドによる爆買い効果を体感したこともあって越境ECに注目し、自社サイトでの取り組みに本腰を入れている。

一方、サイズ展開が幅広い“靴”は、その商品特性から在庫リスクが大きい。数年前から越境ECの重要性を認識してはいたが、着手するにはハードルが高かった。

そうしたなか、ジグザグが提供する越境EC支援サービス「WorldShopping BIZ チェックアウト」(以下WorldShopping BIZ)を導入したことで、現状のオペレーションを変えずに低コストでの越境ECが可能になったという。

かねまつの吉武浩平氏と、ジグザグ 仲里一義氏が越境EC成功の裏側を語った。

コストや在庫リスクが越境ECの高いハードル

セミナー前半では、かねまつ Webマーケティング室 室長の吉武浩平氏が同社の越境EC事業について解説した。

株式会社かねまつ
Webマーケティング室 室長 吉武 浩平 氏

当社は婦人靴とバッグの専門店であり、創業71周年を迎えた。高価格帯ブランド「銀座かねまつ」と、若い世代向けブランド「POOLSIDE(プールサイド)」の2種類を手がける。

自社ECサイトとしては、「SHOES CONCIERGE」と「POOLSIDE SHOES OUTLET」を運営。「SHOES CONCIERGE」では「銀座かねまつ」「プールサイド」の2ブランドを扱い、携帯サイトの 「POOLSIDE SHOES OUTLET」はジャストシーズンを過ぎた商品を販売するアウトレットとなっている。

私はこれら自社のECサイト運営業務に携わっている。(吉武氏)

かねまつが越境ECに本腰を入れ始めたきっかけは、2013年頃からインバウンドの訪日客、特に中国からの訪日客が急増して、銀座店舗の売り上げが大きく伸びたことにある。

訪日客は店舗に来ると、まず「ブランドが本物か偽物かを聞く」という現場の声を受け、ブランドを意識したサイト作りに取り組んだ。当時は、観光バスを連ねた爆買いブームのまっただ中で、ともかく越境ECをやらねばならないという状況だったが、大手企業ほど予算をかけられない。

中国アリババグループの「T-mall」からもオファーはあったが、出店コストが高額で踏み切れなかった。オペレーション管理や人材確保の難しさなど、さまざまな課題があるなかで、最大の問題は在庫だったという。

衣料品とは違い、同社の婦人靴は21.5~25センチまでの8サイズとサイズ展開が幅広い。それだけのフルサイズを海外向けにどう管理するのか、在庫を抱え込んでしまわないか、モール出店には大きなリスクがあった。

2014年頃には海外転送代行サービスを利用していたが、海外在住者への浸透は思った以上に難しく、バナー広告などの施策も大きな成果にはつながらなかった。

越境ECに特化したカートの使いやすさが導入の決め手

コスト、オペレーション、在庫管理などの課題を抱えるなか、ジグザグの越境ECサービス「WorldShopping BIZ」を知り、導入に至った。決め手は、「カートの多言語化や決済、配送、カスタマーサポートまですべてやってくれるなどサービスの内容がとにかく良かったこと」(吉武氏)だという。

なかでも一番重要なカート部分は、海外ユーザーのアクセス地域や利用ブラウザの言語に合わせた表示が出せることなど使い勝手が優れていた。他社のサービスは「かな入力」や「日本の郵便番号」が入力必須項目のまま表示されていて、外国人は理解できず、離脱を招く結果につながっていた。

「WorldShopping BIZ」は、大幅なサイト改修を伴わずに、JavaScript1行設置するだけで自社ECサイトを越境対応できる。加えて、海外決済、国際物流、多言語のカスタマーサポートのスキームもおまかせできるのは有難いサービスだった。ランニングコストも月額5,000円(税別)と、とても安価で助かっている(吉武氏)。

導入後、同社の越境EC売り上げはアップしており、「国内ECサイトのデザインを変えることなく、カート以降でそれぞれの言語にあった接客ができるようになったことで、当社のブランドコミュニケーションを維持しつつ、ユーザーに利便性を提供できたことは大きい」と吉武氏はブランドの観点でも評価した。

同社のECサイトには、現在およそ数十か国から注文が寄せられているが、中国や東南アジアだけでなく米国やロシアからの注文も目立つことに驚いたという。欧米からの注文でも言語は中国の場合が多く、世界中に住む中国語やアジアの人が購入している。

海外からの注文は、送料がかかることからまとめ買いの傾向が高く、1回に数足注文する顧客が多い。そのため日本よりも顧客単価が高く、これまで返品も先方のサイズ勘違いの理由で1足あっただけだった。

今後は、データをもとにオーダーがあった国別にブランド認知を高めるような施策ができたら、と考えている。ジグザグさんにも一気通貫でそういった提案サービスをしてもらえないかと期待している(吉武氏)。

「WorldShopping BIZ」は越境ECに悩む企業と消費者をつなぐサービス

株式会社ジグザグ
代表取締役 仲里 一義 氏

講演の後半は、モデレーターであるジグザグ 代表取締役 仲里一義氏が越境ECノウハウや同社の支援ツールについて解説した。

当社は創業4期目のベンチャーで、越境EC支援事業を専門に手がけている。物流・決済・言語などEC事業の国境をなくし、テクノロジーの活用を通じてよりフラットに進化させ、世界中の「欲しい」という声に応えることをビジョンに掲げる。(仲里氏)

ジグザグは、「海外対応のノウハウや体制・仕組みがない」「不正決済対応で困っている」「運営コストが高い」などの悩みを持つ企業に、越境EC対応をワンストップで提供。「売りたくても海外展開できない」という企業側と、「海外対応していないので欲しい商品が買えない」という消費者側をつなぐサービスとして展開している。

ジグザグが解決する海外対応の課題

同社が提供する「WorldShopping BIZ」の仕組みや流れは次のようなものだ。

  1. 海外ユーザーがショップに注文
  2. 多言語ナビや海外ユーザー専用のカート・住所入力フォームを整備した「WorldShopping BIZ」がショップ画面に表示される
  3. 「WorldShopping BIZ」に注文をリダイレクト遷移してユーザー決済を実施(PayPal、銀聯カード、Alipayによる決済も可能)
  4. 「WorldShopping BIZ」のカスタマーサポートが確認
  5. 「WorldShopping BIZ」が海外ユーザーに代わり購入代行(不正決済リスクなし)
  6. ショップは通常の国内配送手配を実施
  7. 「WorldShopping BIZ」が荷受け・検品・海外用梱包を実施
  8. 「WorldShopping BIZ」がインボイスの作成、国際郵便の手配を行い海外へ発送
「WorldShopping BIZ」の基本的な流れ

「顧客は世界中に存在する」という認識を持つ

ジグザグによると、国内ECサイトへの海外アクセス数は平均2%~8%、1サイトあたり、1か月に50~80か国からアクセスされている。

外国人にとってハードルが高いのは「かな入力」や「全角入力」、パスワードを忘れた時への対応で、これらをクリアできない商品購入までたどり着けない。こういったハードルについて、仲里氏は「言語というよりもシステムの問題だ」と指摘する。

企業・ユーザーの双方にとって越境ECは課題が山積みだが、「WorldShopping BIZ」は注文の受け付けから商品代理購入、決済、カスタマーサポート、海外配送まですべてのフローに対応。ユーザーに代わって商品を注文するため、企業は国内販売と同じ業務をするだけで完了するという。

業界では海外からの不正決済が増えているが、注文自体は運営者のジグザグが行うことになるため、企業のチャージバックリスクもゼロとなる。導入は、JavaScriptタグを管理画面に1行加える作業だけで簡単に済む。(仲里氏)

「WorldShopping BIZ」は三陽商会やピーチ・ジョンなどの大手EC企業をはじめ、中小事業者まで幅広く導入している。

たとえば、靴と同様にサイズ展開が広い女性用インナーを扱うピーチ・ジョンでは、普段はアジア圏や欧米在住のアジア人の購入者が目立つ。しかし、キャラクター限定コラボの商品を発売した途端に客層が欧米人に変わり、欧米からのアクセスが急増するという。

こういったデータを活用して国別ではなく、たとえば州や言語などをベースにしてフェイスブックでアプローチするなどのマーケティングをしていけば面白い。(仲里氏)

中古品の越境ECも人気で、品質が高いとされる日本の中古楽器は海外から高額商品の注文が入る。中古AV機器のフジヤエービックは、「WorldShopping BIZ」導入以前は代引きと銀行振込みしか扱っていなかったが、「WorldShopping BIZ」の導入でAlipayや銀聯カード、PayPalなど海外からのオンライン決済に対応できるようになった。

そのほか、釣り具、フィギュア、プラモデル、バイク用品などさまざまなショップが「WorldShopping BIZ」を導入して越境ECを始めているという。

海外向けに売ることは難しいという先入観を捨て、顧客は世界中に存在するということを認識してもらいたい。現在は越境ECの受け皿となるサービスだが、今後は海外にあるネットワークとも連携して集客支援にも着手しようと考えている。(仲里氏)

渡辺 裕子
渡辺 裕子

【読者プレゼント】「売らなくても儲かる」マーケティング思考を学ぶ『売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する』を3名様にプレゼント!

6 years 1ヶ月 ago
 
ネスレ、マクドナルド、ジャパネットたかた……「売らない」戦略でV字回復を遂げた企業の秘密とは? 売らなくても儲かる仕組みはこう作る。
  • 著者:永井 孝尚
  • 価格:990円
  • ページ数:204ページ
  • 出版社:PHP研究所
  • ISBN:9784569843995

『100円のコーラを1000円で売る方法』シリーズ著者の最新刊。

販売至上主義で売れた時代は、とうに終わったにもかかわらず、いまだに昭和型の「大量生産、安価で大量販売」モデルから抜け出せていない企業が多い。

ドラッカーは「マーケティングの究極目的は販売を不要にすることだ」と言いました。

本書は、マーケティング発想へ切り替えることで「売らなくても儲かる」仕組みの作り方を解説します。

「売らない」戦略でV字回復を遂げたネスレや「多くの商品は、売らない」と決めてバカ売れするようになったジャパネットたかた、「多数客には、売らない」ことで業績回復したマクドナルド、超「上から目線」で売る気がなさそうなのに行列のカレー店の秘密……など、様々な企業、店舗の意外な戦略を解説。

身近な具体例から、ゲーム理論、ブルーオーシャン戦略などのマーケティング思考を学び実践できる入門書となっています。

『売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する』を詳しく調べる

目次

  • まえがき マーケティング発想で「販売が不要」になる
  • 第1章 無理に売るのをやめたら、儲かるようになった
  • 第2章 その売り方で、売ってはいけない
  • 第3章 お客を知らずに、売ってはいけない
  • 第4章 盛り過ぎで、売ってはいけない
  • 第5章 大市場に、売ってはいけない
  • 第6章 売れる価格で、売ってはいけない
  • 長めのあとがき 売れない失敗こそ、バカ売れの種

プレゼント応募要項

  • 応募締切:2019年11月8日(金)23:59
  • 当選者数:3名様
  • 応募方法:下記応募フォームに必要事項をご記入して応募をお願いします。当選者の発表はプレゼントの発送をもって代えさせていただきます。
内山 美枝子

「note」上でECの商品を表示、「note for shopping」にフューチャーショップが対応

6 years 1ヶ月 ago

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは10月24日、ピースオブケイクが開発、提供するメディアプラットフォーム「note」上でECの商品を表示できる「note for shopping」に対応したと発表した。

今回の対応により、「futureshop」から自動生成された商品ページURLを記事内に貼り付けるだけで、「note」で店舗名、商品名、価格、商品画像がカード形式で表示されるようになる。「note」での商品紹介や自社ECサイトへの誘導を簡単に実現する。

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは日、ピースオブケイクが開発、提供するメディアプラットフォーム「note」上でECの商品を表示できる「note for shopping」に対応した
「note」上での表示イメージ

「note」はクリエイターが文章や漫画、写真、音声を投稿することができ、ユーザーはそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォーム。

ユーザーが気になるアカウントをフォローすると、投稿がタイムラインに表示されるため、自社ECを運営しているブランドとファンがつながる場所としても活用できる。

2019年1月に月間アクティブユーザー数が1000万人に達し、記事数は約350万件にも上っている。

コンテンツが日々作成され、それを楽しむ人が集まる「note」は、自社のブランドや商品などの思いを伝え、認知度向上やファン化への場所として活用することが可能。

自社ECへ送客後は、導線強化を実現した「futureshop」のCRM機能「commerce creator」を活用することで、「note」の情報発信を通じてファンになったユーザーの購入をスムーズにサポートできるとしている。

石居 岳
石居 岳

集英社がEC・実店舗・メディアを融合したショップを11/1開業の「渋谷スクランブルスクエア」にオープン

6 years 1ヶ月 ago

集英社は11月1日、運営する女性向けメディアとECサイトが融合した新業態のショップ「HAPPY PLUS」を東京・渋谷区内にオープンする。LEEやMarisol、éclatといった雑誌に掲載した商品や、EC「mirabella」の商品などを店頭で販売。店内には大型のデジタルサイネージを設置し、編集コンテンツやコーディネート情報などを発信するという。

同日開業予定の商業施設「渋谷スクランブルスクエア ショップ&レストラン」の4階に出店する。

新たにオープンする「HAPPY PLUS」は、集英社が運営している女性向けのメディアネットワーク「HAPPY PLUS」とECサイト「集英社FLAG SHOP」が連携する。雑誌に掲載された商品を店頭に陳列し、試着したり購入したりできるようにする。デザイナーズブランドに特化したECサイト「mirabella」と連動したセレクト商品も販売する。

ECサイトで扱っている商品は、店頭で決済して顧客の自宅に配送する。WEBで予約販売中の商品の試着用サンプルも用意するという。

店内には55インチのデジタルサイネージを3台設置し、編集コンテンツやコーディネート情報などを流す。過去に発売したファッション誌のアーカイブを閲覧できる空間も作る。

渡部 和章
渡部 和章

ビックカメラのEC売上が1,000億円突破/楽天市場に住宅・不動産ジャンル新設【ネッ担アクセスランキング】 | 週間人気記事ランキング

6 years 1ヶ月 ago
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    通販新聞の姉妹誌「月刊ネット販売」で2019に実施した売上高調査「ネット販売白書」によると、1位はアマゾンジャパンで1兆5281億円、2位はヨドバシカメラで1212億7700万円、3位はZOZOで1184億円500万円、4位はビックカメラグループで860億円、5位はユニクロで630億6300万円、6位にイオンが620億円(月刊ネット販売推計)が入った

    2019/10/23
  7. 「売上&クチコミランキングNo.1で医者がすすめる満足度97%のTVで紹介された商品」←女性が惹かれるキャッチコピーはコレ!【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき、2019年10月14日〜20日のニュース

    2019/10/23
  8. 化粧品通販JIMOSのECサイトでカード情報10万件が流出した可能性、セキュリティコードも

    運営するECサイト(マキアレイベル・Coyori・代謝生活CLUB)、過去に運営していたECサイト(酒蔵.com)において、一部顧客のクレジットカード情報が流出した可能性があることが判明。運営するECサイトが、第三者からの不正アクセスによって一部の脆弱(ぜいじゃく)性を突かれたことが原因

    2019/10/18
  9. スマホで商品写真を撮影して自動で画像処理するアプリをリリース&「ZenFotomatic」のAPIを一般公開

    。「ZenFotomatic CAM」で商品を撮影すると、リサイズ、被写体背景の切り抜き・白抜き、被写体のセンタリング、余白の追加、被写体の角度補正、明暗補正などの複数の画像処理を撮影と同時に自動処理する

    2019/10/18

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    内山 美枝子

    スマホグッズECのHameeが投資事業、第1弾はサブスクリプション型食材宅配のココノミ

    6 years 1ヶ月 ago

    スマホグッズのECを手がけるHameeは10月10日、投資事業を開始すると発表、第1弾案件として、利用者の好みを継続学習するサブスクリプション型食材宅配サービスのココノミへ投資した。

    ココノミは「『わたし仕様』食材宅配」をコンセプトに、利用者の好みを継続学習するサブスクリプション型の食材宅配サービス「COCONOMI」を運営している。

    「COCONOMI」は、個性的で自然志向の品質に強いこだわりを持つ400超の生産者と契約。利用者は味覚データに基づき、パーソナライズされた食材を毎週最適な組み合わせで入手することができる。

    ココノミは今後、レストランへの食宅配や、GMSとのパートナーシップ、味覚データベースを活用した商品開発、マーケティング支援等に取り組む予定。

    Hameeグループは従来、グループ内にて事業開発、新規事業創出に取り組んできた。それらの活動をさらに加速させるため、事業シナジーのある成長性の高いITベンチャー企業、特にシード・アーリーステージ企業へ投資を行っていくという。

    資金だけではなく、Hameeグループの持っている各種資産と連携することで、事業成長の速度アップを図る。

    石居 岳
    石居 岳

    虎の穴が台湾EC市場に進出、現地グループ会社が台湾通販サイトをプレオープン

    6 years 1ヶ月 ago

    虎の穴は10月23日、グループ会社の虎ノ穴有限公司(本社台湾台北市)の運営による台湾通販サイト「台湾虎之穴網路商店」をプレオープンすると発表した。

    通販サイト「台湾虎之穴網路商店」は、高雄や台中など台北圏外の消費者向けに、台湾同人ファンが便利に同人誌や同人CDなどを購入できるように意図した「とらのあな」の台湾版顧客向けECサイト。

    虎の穴は10月23日、グループ会社の虎ノ穴有限公司(本社台湾台北市)の運営による台湾通販サイト「台湾虎之穴網路商店」をプレオープン
    「台灣虎之穴網路商店」TOPページのイメージ

    「虎ノ穴台北店」が厳選した同人作品を取り扱うほか、イラスト展示会などのイベント限定アイテムといった、レア商品の受注販売も予定している。

    「とらのあな」でしか入手できないオリジナルグッズのラインナップ拡張など、年末の正式オープンに向けてさらなる展開を企画している。

    今回、プレオープンを記念して送料無料キャンペーンも実施。「台湾虎之穴網路商店」で1500元以上を購入した顧客には送料を無料にする。2019年12月上旬まで実施する予定。

    2018年3月末、台北に「虎之穴台北店」をオープン。台湾全土から要望の高かった台湾版「とらのあな」通販サイト「台湾虎之穴網路商店」を始動する。

    石居 岳
    石居 岳

    オムニチャネルの次のマーケティング手法「ユニファイドコマース」とは? | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    6 years 1ヶ月 ago

    「ユニファイドコマース(unified commerce)」では、消費者はブランド全体を体験することができ、小売事業者やブランドは消費者の視点を360度見渡し、その視点を戦略的に活用できます。小売事業者は、オンラインや店舗でパーソナライゼーションを提供するだけでなく、ネット検索と店舗での購入の間でもパーソナライゼーションを提供しなければなりせん。

    ビジネスの力学は絶えず進化しており、消費者の多くが買い物の全行程をオンラインで済ませています。彼らがオンラインを利用するとオプトインした消費者の足跡がデジタル上に残り、最先端を行く小売事業者やブランドがそれを活用します。その結果、さらに魅力的でパーソナライズされた買い物体験が作られます。

    パーソナライズされたカスタマーエクスペリエンスは、オンラインのためだけのものではありません。店舗、モバイル端末、音声アシスタントなど、小売事業者が消費者とやりとりするあらゆる場所を含んでいます。パーソナライゼーションに関わる業界を見れば、ユニファイドコマースの分野で、より良いサービスが提供されていることがわかるでしょう。顧客データがチャネルごとに固定されたり、脆弱なインテグレーションによって寄せ集められたりすることがなくなっているのです。

    「ユニファイドコマース」とは、消費者がブランドの1つのチャネルだけでなく、ブランド全体を体験できる環境です。そこでは、小売事業者やブランドが消費者の視点を360度見渡し、その視点を戦略的に活用しています。

    統合されたカスタマージャーニーにおけるパーソナライゼーションの現状

    パーソナライゼーションにもさまざまな段階があります。たとえば、古いパーソナライゼーションでは、小売事業者にチャネルが1つしかなく、1つのタッチポイントのみでカスタマーエクスペリエンスのパーソナライゼーションが可能でした。

    現在の小売環境で最も人気のあるビジネスの形態はマルチチャネルです。消費者はカスタマージャーニーの中で複数の接点に関わりますが、各チャネルは独立していて、孤立した一貫性のないショッピングエクスペリエンスになっています。

    小売事業者は従来のマルチチャネルから移行し、消費者が複数のタッチポイントを1つのシームレスなエクスペリエンスとして見る、オムニチャネルエクスペリエンスを提供することを目指しています。しかし、そこで止まってしまっては、個々の消費者をよりよく理解するために必要な、チャネル間のバックエンドがつながらないままです。

    オムニチャネルの取り組みの本当の意味を考えてみましょう。消費者はオンラインとオフラインの経験もつながっていると認識しているかもしれません。オムニチャネルという考え方で運用しても、消費者を完全に理解することはできないのです。

    オムニチャネルを超えて、「ユニファイドコマース」戦略の概念を採用することで、小売事業者は消費者の一貫した視点を獲得し、戦略的に、より適切なパーソナライゼーションを、全行程を通じて提供することができます。小売事業者がすべてのテクノロジーとデータインフラを連携させることで、オムニチャネルを超えた「ユニファイドコマース」環境で業務を行えるのです。

    「ユニファイドコマース」の世界を効果的に実現するためには、統一された顧客データとパーソナライゼーションを活用し、オンラインからオフライン(O2O)への消費者の移動を、複数のデジタル上、および対面のタッチポイントで調整する必要があります。

    ステップ1:オンライン上のパーソナライゼーション

    消費者のオンライン購入が増えると、パーソナライズされたレコメンデーションを通じて、彼らの注意をすぐに引くことができるという利点があります。しかし、商品ラインナップを紹介するだけのECサイトはもはや十分ではありません。新規訪問客にもパーソナライゼーションを瞬時に提供するために、小売事業者は、関連する商品を迅速に特定して消費者に表示し、インタラクティブなコンテンツを通じて、未来の顧客との対話のために独自の関係性を作り始める必要があります

    小売事業者が消費者の意図を正確にくみ取るためにも、消費者にとって最も関連性の高いカタログを、商品情報や割引のオファーと共に迅速に表示するための適切なデータ戦略が必要です。

    ステップ2:「中間」のパーソナライゼーション

    消費者が一度でも小売事業者のサイトを訪れたら、オンラインからオフラインのカスタマーエクスペリエンスでもパーソナライゼーションを提供する必要があります。

    たとえば、ある消費者がサイトにアクセス、もしくは商品をブックマークした後に、店舗受け取りで商品をオンライン注文したとします。消費者のオンライン訪問と実際の店舗への移動の間に、パーソナライズされたメールのリマインダーを通じて、店舗内の商品受け取り場所を知らせたり、購入した商品に関連の高い商品をすすめたりして、エンゲージメントを促進する機会を生み出すことができます。

    小売事業者はまた、プッシュ通知をオプトインした消費者にアプリやポイントプログラム経由でアプローチし、「中間」のパーソナライゼーションで抜きん出ることができます。

    商品のリマインダーにとどまらず、自社のストーリーを伝えるのに役立つコンテンツを通じて消費者と関わる機会も生まれます。これは、ソーシャルメディアだけでなく、メールやモバイルチャネルを通じて行うことも可能です。

    ステップ3:店舗でのパーソナライゼーション

    消費者が店に足を踏み入れたら、店舗スタッフに最新情報を提供することで、フルフィルメントから新製品の紹介、店舗内での総合的なカスタマーエクスペリンスまで、実際にすべてをパーソナライズする機会を得ます。

    店舗受け取りの場合なら、店舗スタッフは顧客の注文履歴データを手元に置き、顧客が受け取りカウンターに近付いたときに、パーソナライズされたオススメ商品を準備することができます。さらに、顧客の過去データを利用して、興味関心を持つ可能性のある新しい商品を提案することもできるのです。

    在庫過多な商品を適切な顧客におすすめすることで、在庫を削減または最適化することも可能です。一般的な消費者が欲しいと思うすべての商品を準備するのではなく、誰がそこで買い物をし、どんな商品に反応するのかを理解することが可能です。

    ステップ4:販売後のパーソナライゼ−ション

    顧客が商品を手に入れたら、小売事業者の仕事が終わるわけではありません。「ユニファイドコマース」を実現するには、顧客に向けて有意義なフォローアップを行うためのツールの用意が必要です。

    フォローアップは、メールまたはショートメッセージを使用して行えます。メールでは購入に感謝しつつ、満足度調査への回答を促します。顧客が受け取るフォローアップのコミュニケーションはすべて、新しいレコメンデーションと共に完全にカスタマイズする必要があります。

    顧客が商品を受け取る前に確認しなかった未開封のメッセージも考慮に入れましょう。データが接続された状態で古いメール(顧客が店舗で購入する前に送信されたメール)を開いた場合、そのメール内のレコメンデーションは、店舗での購入に基づいて更新できます。

    また、顧客が小売事業者のサイトを再訪問した時は、店舗での購入に基づいて最新のレコメンデーションと検索結果も表示できます。

    ステップ5:すべてをつなげる

    単一チャネル、複数チャネル、またはオムニチャネルの経験から「ユニファイドコマース」の経験へと飛躍するには、すべてのチャネルを連携させ、販売以上のことを行うための基盤となる確固としたデータ戦略が必要です。

    ブランドや小売事業者が消費者の興味や好みに合わせて進化しようとする中、高度にパーソナライズされた新しいショッピングエクスペリエンスや、完全にカスタマイズされたカスタマージャーニーを提供するために、「ユニファイドコマース」の力を活用する必要があるのです。

    Internet RETAILER
    Internet RETAILER

    スニペット文字数を制御するmax-snippet robots metaタグは強調スニペットにも影響する。しかしリッチリザルトには影響しない

    6 years 1ヶ月 ago
    検索結果のプレビューを制御するための新しい robots meta タグが検索結果に反映され始めたようだ。この記事では、検索結果のスニペットの文字数を制御する max-snippet robots meta タグと data-nosnippet HTML 属性に関する補足情報を紹介する。
    Kenichi Suzuki

    株式会社テクノ・サービス × オリジナルソングで認知度アップ

    6 years 1ヶ月 ago

    株式会社テクノ・サービス × オリジナルソングで認知度アップ

    CMソングが耳に残り、ついつい口ずさんでしまった。そんなご経験がある方も多いのではないでしょうか。今回は動画にオリジナルソングを取り入れ、サービスの認知拡大に取り組んでいる株式会社テクノ・サービス(スタッフサービスグループ)のSRマーケティンググループの松尾様・後藤様・大森様に動画制作時のお話を伺いました。

    認知度アップ施策として動画制作を検討

    株式会社テクノ・サービス(スタッフサービスグループ)では、製造業・工場の人材を紹介する求人サイト「働くナビ!」を運営しており、そのサービス紹介動画をVIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)で制作させていただきました。

    「動画」を導入しようと思ったきっかけは何でしたか?

    今までは、バナー広告で集客をするという手法を続けてきましたが、効果・効率が悪くなっている印象がありました。どんな手法が最適なのかまだ分からないという状況を打開したいと思う中で、色々な手法を試す中のひとつとして動画がありました。

    今回の動画制作にあたって、具体的においていたKPIはありましたか?

    サービスの認知拡大をメインで考えていました。試験的な取り組みではあったので、シビアに数字を見ていくというよりもどんな反応が見られるかウォッチしたいという面が強かったです。

    「働くナビ!」がターゲットとしている製造業や工場の派遣スタッフは、循環が早いという特徴が挙げられます。そのため、派遣スタッフで登録いただいている方の中には、職場を探している方もいれば、既に働いていて登録だけ残している方もいます。そこで、今は仕事探しをしていなくても将来的にはユーザーになりうる潜在層へも訴求できるようなコンテンツを作れたらと考えていました。

    遊び心のあるオリジナルソングという表現

    そんな中、オリジナルソングというユニークな動画制作にたどり着きましたね!

    出典:Crevo制作実績

    すぐに「歌、いいね!」となりました(笑)派遣スタッフに向けての認知施策として検討を始めたのですが、社内の従業員に対しても「働くナビ!」の認知度を高める手段になるのではという新たな発見もあり、従業員が思わず口ずさむ社内コミュニケーションのきっかけにも発展すればという思いもありました。

    今回のオリジナルソングに登場する「働くナビ!」のサービスを象徴する女性のイメージはどんな風に決めていきましたか?

    働くナビ

    企画段階ではもう少し強めの女王様っぽい女性を想定していました。しかし、派遣スタッフが理想とする管理担当者とはイメージが少しズレるのではと感じました。ひとつの仕事を長く続けることが得意ではなかったり、社内の人間関係に悩みを抱えやすかったりする方にこそ我々の介在価値があると思っています。そこをぐっと優しく引っ張ってくれる人を思い浮かべた時にお母さん的な女性が一番ウケるのではと思いました。

    社内コミュニケーション活性化にも貢献

     動画の反響はいかがでしたか?

    FacebookとTwitterでは広告配信をしたのですが、Facebookでは通常の投稿と比べてリアクションが10倍ほどいただけて驚きでした。

    – 元々KPIとして掲げていた認知度アップに対しての印象はいかがでしたか?

    オリジナルグッズ

    対社外で先程のFacebookの結果が良かったので認知度アップにも貢献できたのではと感じています。社内でも、キックオフのイベント時に使ったり、動画の関連グッズが続々と作られたりと、社内でも使われる機会が増えて、社内コミュニケーションの活性化にも貢献してくれたと感じています。

    弊社が相手にしている製造業の派遣スタッフは年齢・性別・過去の経験など多種多様な方がいるため、ターゲティングが難しいという課題があります。だからこそ、どんなコンテンツがどんな方にヒットするのか少しずつ基礎研究はしていかなくてはと思いました。その第1弾として、企画も遊び心があって面白かったですし、社内にもヒットして、結果成功だったと思います。

    動画制作サービスのCrevo

    Crevoのプロデューサー

    VIDEO SQUAREを運営するCrevo(クレボ)では、今回ご紹介したオリジナルソングのサービス紹介動画をはじめ、数多くの動画制作・映像制作にたずさわっています。国内外約5,000名のクリエイターネットワークを活かし、ご依頼ごとに最適な専属チームを作ります。また、はじめての動画制作でも安心のサポート体制が整っています。動画制作・映像制作ご検討の方はぜひお問い合わせください!

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