
キッズ・ラボラトリーは1月15日、幼児用玩具のサブスクリプションサービス「キッズ・ラボラトリー」を開始した。ユーザーの嗜好や成長段階に合わせた玩具を2~5点選定し、月額制でユーザーに貸し出す。
「キッズ・ラボラトリー」は国内外の知育玩具を返却期限なしでレンタルできるサービス。LINEやメールで送られてくるアンケートにユーザーが回答すると、同社の「おもちゃコンシェルジュ」が保護者のニーズや子どもの成長段階などに合わせて最適な知育玩具を個別に選定するという。サービスの対象年齢は生後3か月から8歳が目安。

玩具が気に入らなければ交換できる。気に入った玩具を買い取ることも可能。
キッズ・ラボラトリーからユーザーへ商品を届ける際の送料は1000円。商品交換や返却時の送料は無料。
料金体系は、有名ブランドを含む3~5点の玩具が送られてくる「おすすめプラン」は月額3980円。商品の交換可能サイクルは30日。日常使いで付いた傷や汚れの保証も付いている。
レンタル点数が2~4点で交換可能サイクルが60日ごとの「お試しプラン」は2980円。

キッズ・ラボラトリーの青柳陽介社長は、リピート型ショッピングカート「たまごリピート」の提供やサブスクリプション支援を手掛けるテモナで執行役員CMOを務めていた。2019年5月にキッズ・ラボラトリーを設立した。
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オリジナル記事:元テモナの青柳氏が起業して始めた玩具のサブスクEC「キッズ・ラボラトリー」とは
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中古車やオートパーツなどの越境ECサイト「beforward.jp」を運営するビィ・フォアードは1月10日、日本国内から海外へ荷物を運ぶ物流代行サービスを開始すると発表した。
約200の国と地域で展開している越境ECの輸送網を活用し、日本企業の国際配送を請け負う。
利用企業は海上輸送と航空輸送、内陸国のローカル陸送を選択できる。貨物の引き取りや商品の梱包、輸出の手続き、トラブル対応などもワンストップで対応するという。荷物の追跡システムを導入しており、配送状況を確認できるとしている。

中古車やオートパーツ、家電などを海外向けに販売するECサイト「BEFORWARD.JP」を運営しているビィ・フォアードの2019年6月期における売上高は前期比17.7%増の671億4514万円。
ビィ・フォアードによると世界200の国と地域で250万人の顧客が利用しており、2018年度は中古車を年間16万台輸出した。アフリカやカリブ、ヨーロッパを中心に世界150以上の独自の輸送ルートを保持しているという。
ビィ・フォアード代表取締役の山川博功氏は次のようにコメントしている。
ビィ・フォアードは設立当時より、車での生活が基盤となっているアフリカを中古車輸出という面から支えてまいりました。構築してきた物流のプラットフォームを提供することで、輸出販売や越境ECを手掛ける企業様の手助けやマーケット参入へのきっかけになれれば幸いです。
日本から世界へ中古車を運ぶだけではなく、必要とされているものを運び、従来行き届かなかった国まで商品を届けることで、世界の生活をより豊かに出来ると考えています。日本の製品を必要としているより多くの世界の人々に商品を届けるため、今後もビィ・フォアードは事業の発展に努めてまいります。
代表取締役の山川博功氏
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オリジナル記事:越境ECで年商671億円のビィ・フォアードが国際物流代行サービスを開始、中古車ECの配送網を活用
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熊本県北部に位置する山鹿市。阿蘇外輪山の奥地から湧き出した水が市内を東西に横切る菊池川にそそぎ込み、辺りの水田を満たす。菊池川流域で米作りが始まったのは、今からおよそ2000年前といわれている。はるか昔に始まった米作りが、豊作を祈るさまざまな祭りや風習、灌漑(かんがい)技術、美しい田園風景、豊かな食文化などを生み出し、この地に恵みをもたらしてきた。
今回訪れた米屋は、菊池川の北部に広がる田んぼと山すその合間にあった。有限会社農産ベストパートナー 代表の渕上勝瑠(ふちがみ・すぐる)さんは、生まれも育ちもこの辺り。どこまでも広がる田園風景は、子どもの頃から少しも変わっていないという。

渕上さんが今の仕事に携わるようになったのは2008年のこと。父が創業した会社の経営に加わり、それまで行っていた穀物の加工業に加え、お米の卸販売を始めた。最初は県内の優良な産地にある米農家を1軒1軒訪ね、仕入先を探すところからスタートし、今では農薬の使用を最小限に抑えた良質なお米を、九州各地から仕入れている。
楽天市場に「お米の達人 米蔵人」通称「こめたつ」を開店したのは2013年。「新鮮な熊本のお米を食べてほしい」という一心で、受注から精米、梱包といった出荷までの一連の作業を半日〜1日半で行ってきた。今では楽天市場 白米ランキングの上位にランクインする人気店だ。

こめたつでは新米が入荷するたびに試食会を行っている。取材にうかがった日も、スタッフの皆さんが手に手におにぎりを持って感想を言い合っていた。おにぎりを1つ分けていただくと確かにおいしい! ほど良い粘りと甘みがあり、いくらでも食べてしまいそうだ。熊本のお米のことがもっと知りたくなり、バックヤードを支える人たちにお話を聞いた。
こめたつではお米本来の風味や甘み、栄養を生かせるように、胚芽を少し残して精米している。金芽と呼ばれる胚芽の基底部にはビタミンB1やビタミンE、食物繊維が多く含まれ、味も良いのだという。
敷地内にある工場で、その精米作業を担っているのが工場長の山部健輔さんだ。お米は品種や水分量によって精米の仕上がりが変わってくるため、毎回精米方法を変え、ベストなポイントに近づけていく。
お米は精米した日から酸化が始まり、徐々に味が落ちていくので、出荷日の前日か当日に精米して、すぐに出荷しています。こういうことができるのがネット販売の強みですよね。レビューで「こんなにおいしいお米は食べたことがない」とか「熊本のお米もおいしいじゃないか」などと書かれていると、やっぱり嬉しいです(山部さん)

山部さんと渕上さんは小学校以来の同級生。精米部門がスタートした時に渕上さんから声をかけられ、工場を任されることになった。最初の頃は誰も精米方法を知らず、手探りで研究する日々が続いた。現在行っている精米方法は10年かけて体得した。
出社時間は朝の8時。パートさんたちが出勤してくる前に工場内の掃除と機械のメンテナンスを済ませ、8時半には作業を始められるようにする。受注チームからその日の出荷メニューを受け取ったらひたすら精米。毎日、首尾よく連携しなければこなせない量の注文が入る。だからこそ、山部さんが大切にしているのがコミュニケーションだ。

いい雰囲気を作りたいので、みんなとざっくばらんな会話をするように心がけています。もちろん真面目な話もしますけれど、何気ない世間話を交えながら、笑い合いながら作業しています。(山部さん)
時には契約農家の方に、精米する立場からお米の乾燥度合いなどについて要望を伝えることもある。なにしろ毎日お米に触れ、厳密にチェックしているのがこの方なのだ。山部さんは、ゆくゆくは仕入れにも携わり、よりおいしいお米を扱っていきたいと語る。そこまでお米に情熱的になれるのは何故なのだろう? 少し不思議に思ってたずねると、こう答えてくれた。
疲れて家族のもとに帰って、ご飯がおいしかったら嬉しいですよね。おいしいお米を食べると、幸せになれます。(山部さん)
山部さんのモチベーションの核には、シンプルな幸せがあった。

熊本のお米はおいしい。そうと知れば作られる現場が見たくなる。そこで、こめたつの人気商品の1つ「ミルキークイーン」を育てる森本一仁さんを訪ねることにした。
山鹿市から東へ車を走らせること約1時間。阿蘇外輪山を越えると急に地形が変わり、小高い丘の隆起が目立ち始める。どこか別の星へ来たようだ。ひたすら山を下り平地へ着くと、山々に囲まれた静かな水田地帯が広がっていた。
この辺り一帯は火山体の中心部にできた窪地、阿蘇カルデラ。東西18キロ、南北25キロという面積は、世界でも有数の広さだ。ここでは平らな地形を利用し、農業や畜産が行われている。火山灰でできた土壌と山からの湧き水、寒暖差のある気候がおいしい農産物を育くむのだという。標高が高いことで農薬の量を抑えられるというのも驚くべき事実だ。
森本さんの家は田んぼの真ん中にあった。現在は周囲の田んぼでコシヒカリやミルキークイーンなどを育てている。渕上さんとは2011年からの付き合い。渕上さんが仕入先を探して阿蘇を回っていた頃に出会った。信頼を築くまでにはそれなりに時間が必要だったが、今では折にふれ盃を交わす仲でもある。
お米屋さんと生産者って、本当はそんなに深く付き合う必要はないんですよ。僕が彼とお付き合いしているのは、渕上君という人が信頼できることと、納得のいく価格で取引してくれるから。渕上君が自分たちの利益だけではなく、生産者の生活のことも考えて価格を決めているということがわかった時に、この男は信頼できると思いました。
彼のところではお米の価格を高くすることで儲けるのではなく、生産費を抑える企業努力で利益を上げている。だから、作る人からも消費者からも信頼されるんじゃないかな。(森本さん)

もともとミルキークイーンは、熊本ではほとんど作付けのないお米だった。そこへ渕上さんから「阿蘇でミルキークイーンを作ってみませんか?」と提案があり、生産することになった。当初は県内で苗が手に入らず、森本さんのネットワークを生かして仙台から苗を仕入れ、やっと栽培に着手できたという。深い信頼関係がなければ、とてもできなかったことだろう。森本さんに、これまでに大変だったことを尋ねてみた。
やっぱり、台風や地震の被害を受けた時は辛かったですよね。ただ農家は、自然と付き合っていかないといかん。自然から仕打ちを受けることもあるけれど、恩恵もたくさんある。そこは僕らの手の届かない領域だから、自然を恨む必要はないし、「今年がダメだったら来年がある」と頑張っていくしかないと思うんです。
農家の人には、その辺も楽しんでほしい。人のせいにも天候のせいにもせず、すべて自分で受け入れ、愚痴も言わない。そうやって自己責任で働けるところが農業のいいところだと思っています。
それで最終的に消費者の方に「おいしいね」と言ってもらえたら良いなと思うけれど、僕は結果も100%を求めない。その人の好みに合ったお米が見つかったら、その人は幸せだと思うけどね。
かといって、毎年そればっかり食べる必要もないと思うんだ。消費者の人には、いろんなお米を食べる楽しみがあると思うよ。「この前食べたコシヒカリがおいしかったから今度は違う産地のコシヒカリを食べてみようかな」とかね。僕はそうやって、何でも難しく考えないんだな。こだわりがないのが僕のこだわりだから。(森本さん)
森本さんはそう語るとあっけらかんと笑った。森本さんが作るミルキークイーンは毎年数量限定で販売され、5か月ほどで完売してしまうという。100%の結果は求めないと言うけれど、最終的にはお客さんに喜ばれ、ご本人も人生を楽しんでいる。なんと潔く気持ちのいい生き方なんだろう。

こめたつのトップページには「ひのひかり」「森のくまさん」「あきげしき」といった熊本のお米の名が並ぶ。北国のお米に親しんでいる人にはほとんど馴染みのない名前かもしれない。ところがこめたつのオープン以来、熊本のお米は少しずつシェアを伸ばし、2017年には楽天市場ショップ・オブ・ザ・イヤーの「米・雑穀ジャンル賞」を獲得した。
米の名産地が数あるなか、どうやって人気を集めてきたのだろう? 「こめたつ」店長であり代表の奥様、そして一児の母でもある渕上芳巳さんにお話をうかがった。
熊本のお米は粒がしっかりしていてコクと甘みがあるものが多いです。熊本のお米を知らない方には「とにかく一度食べてみて!」と思いますね。
ただ、お米には人それぞれ好みがありますので、どのお米が良いのかお客さんから質問されたら、はじめに普段どんなお米を食べいるかお聞きします。その上で、その方が求める食味に合いそうなお米をご提案しています。(渕上さん)

こめたつの運営方法やページのデザインなどは、夫婦で相談を重ね、アップデートを続けてきた。
何もわからない状態から始めて、少しずつノウハウをつかんでいきました。2人で「ああでもない、こうでもない」と言い合い、喧嘩をしながらページを作っています(笑)。でも、そのおかげでページのクオリティが上がってきたのかもしれません。(渕上さん)
受注業務は、芳巳さんともう1人のスタッフが担っている。特に気を配っているのはスピードと丁寧さ。お客さんの要望に素早く応え、小さなことでも1つひとつ丁寧にこなすようにしている。
お客さんからのお問い合わせには、なるべく半日以内にお答えしています。「明日のお米がないからすぐ届けてほしい」という要望や、急なキャンセルにもできる限りご対応しています。始めた頃と比べると注文数が増えたので、イレギュラーなお問い合わせに対応するのは大変ですが、お客さんの安心や信頼につながるのであれば、頑張ってお応えしていきたいと思っています。(渕上さん)
パッケージや梱包にもこだわっている。米袋はリニューアルにリニューアルを重ね、現在は茶色いクラフト地に白1色でイラスト。普段あまりお米を食べない若い方や、子どもたちにも受け入れてもらえたらと思い、可愛いらしいデザインに変えた。

お米は届いた袋のまま常温で保存しておくと虫がわいてしまうことがあるんです。こめたつでは密閉容器に移して低温で保存することをお勧めしているのですが、夏場などはどうしても虫がわいたというクレームを受けることがありました。
そこで、「脱気包装」という包装方法を取り入れたところ、クレームの数が激減しました。酸素を抜き、脱酸素剤を入れて包装することによって、虫の発生や酸化を防げるんです。脱気包装はオプション料金をいただいているのですが、保存期間も伸びますし、この包装があるからうちで買うと言ってくださるお客さんもいます。(渕上さん)
こうしたさまざまな工夫やきめ細やかな対応が喜ばれ、また「熊本のお米のおいしさを伝えたい」という並々ならぬ熱意が伝わり、お客さんからの支持につながっていったのだろう。
お米は日本の主食ですよね。農家さんも町のお米屋さんも減りつつありますが、お米の消費量が減ってしまっては困ります。子どもたちにも、もっとお米を食べてほしい。もちろん野菜も大事ですけど、お米さえあれば大きく元気に育ってくれる。「お米を通して皆さんの健康を支えています」というくらいの気持ちはあります。
お米屋としてのプライドというんですかね。うちのお米を食べて「元気になったよ」と言っていただけたら嬉しいです。お客さんを幸せにできるようなお米屋になれたらいいなと思っています。(渕上さん)

自分たちが毎日食べているお米の良さを発信し、そのお米がどこかの誰かを幸せにする。なんてシンプルなことなんだろう。社屋の向こうに稲穂が青々と揺れているのが見えた。穂の中にはもう甘いお米が実り、もうすぐ始まる稲刈りを待つばかりだ。秋になると近隣の農家さんが軽トラで何度も往復し、お米を運んで来るという。またしばらくは忙しくなりそうだ。
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オリジナル記事:「とにかく一度食べてみて!」熊本の山と大地に育まれた「こめたつ 」のお米 | STORY of BACKYARD ─ECサイトの裏方たち─
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Amazonが用意した「Amazon Payデモショッピングサイト」で、ID決済サービス「Amazon Pay」を体験すると、500円分のAmazonギフト券をプレゼント――。ネッ担の記事の読者に向けて、「Amazon Pay」がこんなお年玉企画を提供します。先着500名です。
「Amazon Payデモショッピングサイト」で、あなたが普段利用しているAmazonのアカウントを使って、「Amazon Pay」で便利なお買い物を体験(デモサイトのため注文はされません)してみましょう。その後、表示される専用フォームに必要事項を入力すれば、登録したメールアドレス宛に500円分のAmazonギフト券のご案内が届きます。
「Amazon Pay」は、Amazon以外の自社ECサイトにおいて、Amazonアカウントを利用することで、購入時の配送先・クレジットカードの情報入力なしにログインや決済ができるID決済サービス。2020年1月現在、1万社以上の自社ECサイトに導入されています。
以下の「お申し込み手順」と「注意事項」をお読みの上、この機会にぜひ「Amazon Pay」を体験してください。
お申し込みは以下のバナーをクリック。「Amazon Payデモショッピングサイト」にジャンプします。

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オリジナル記事:【お年玉企画】Amazon Pay体験で500円分のAmazonギフト券をプレゼント!(先着500名)
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PayPayは1月17日、全国6500以上の対象飲食店や21万台以上の自動販売機での支払いをPayPayで行うと、40%のPayPayボーナスが戻ってくるキャンペーンを開始すると発表した。期間は2月1日0時から2月29日23時59分まで。
キャンペーンの対象となる店舗は吉野家やはなまるうどん、サンマルクカフェなどの実店舗に加え、コカ・コーラの公式アプリ「Coke ON」対応の自動販売機。支払時にPayPayを利用すると支払金額の40%が後日付与される。 また、Yahoo!プレミアム会員は50%付与される。


今回のキャンペーンのテーマは「キャッシュレスを身近に」。有名飲食チェーンを対象にしたことについて、PayPay代表取締役社長執行役員CEOの中山氏は下記のように述べた。
PayPay 代表取締役社長執行役員CEOの中山一郎氏 このキャンペーンを通じて、日頃PayPayを利用しているお客様にはさらに利用するきっかけを、まだ利用したことがないお客様にはPayPayを初めて利用するきっかけをつくりたい。今までキャッシュは身近な存在だったが、キャッシュレスをより身近な存在にしていきたい。
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オリジナル記事:PayPayが「40%PayPayボーナスが戻ってくる」キャンペーンを実施。吉野家、松屋、はなまるうどんなど6500店舗以上が対象
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楽天と合同会社西友は1月16日、三井不動産が開発する神奈川・横浜の大型物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク横浜港北」の全フロアを賃借し、両社が協働運営するネットスーパー事業「楽天西友ネットスーパー」の新たな物流センターを開設すると発表した。
「楽天西友ネットスーパー」の新物流センターは、2020年秋ごろから稼働する予定。
横浜市の物流センターは、延べ床面積約5万平メートルで、数万アイテムを取り扱う。東名高速道路「横浜青葉IC」から約4.6キロ、第三京浜道路「港北IC」から約4.5キロ、首都高速横浜北線「新横浜IC」から約6.3キロに位置し、アクセスに優れた配送拠点となる。
地上4階建ての施設には、効率的な入出庫を可能とするために、トラックバースを1階と3階に設置。スムーズで安全性の高い動線を実現している。
新設する物流センターには、常温・冷蔵・冷凍の3温度帯で商品の保管ができるよう冷蔵・冷凍庫を完備。倉庫内作業を効率化する搬送設備などの自動化設備を導入している。これにより、オペレーションの効率化、配送エリアの拡大と受注可能件数の増大を図る。
「楽天西友ネットスーパー」は、楽天が有する楽天ID数1億以上の強固な会員基盤やECの知見、西友が実店舗で培ってきた生鮮食品販売などのスーパーマーケット運営ノウハウといった両社の強みを活用しながら協働運営するネットスーパーサービス。
2018年10月に本格稼働したサービスで、生鮮品をはじめとする食品や日用品などを、西友の実店舗、千葉県柏市のネットスーパー専用物流センター、および都内に設置した配送拠点から顧客宅へ配達している。
楽天と西友は、今回の物流センター新設により、ユーザーにさらに利便性の高いサービスを提供し、ネットスーパーのリーディングカンパニーをめざすとしている。
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オリジナル記事:楽天と西友が「楽天西友ネットスーパー」の物流センターを神奈川県横浜市に新設
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セブン&アイ・ホールディングスの2019年3~11月期(2020年2月期第3四半期)におけるEC売上高は、前年同期比13.0%減の736億2700万円だった。
セブンネットショッピングとセブンミールの売上高が、それぞれ20%以上減少。今期は第1四半期、第2四半期とも、EC売上高は前年割れで推移している。
セブン&アイ・ホールディングスのEC売上高は、グループを横断したECサイト「omni7(オムニ7)」を通じた売上高の合計。ニッセンホールディングスの売上高は含まない。
ブランド別の売上高は、「セブンネットショッピング」が同25.0%減の144億8400万円、「セブンミール」は同20.2%減の172億4000万円、「イトーヨーカドー」は同0.3%増の37億2800万円、「ネットスーパー」は同6.4%減の298億6100万円、「アカチャンホンポ」は同4.1%増の49億3200万円、「そごう・西武」は同8.7%増の25億6400万円、「ロフト」は同1.1%増の8億1600万円。
配送形態は「セブンミール」と「ネットスーパー」は宅配型、それ以外は通販型で展開している。

セブン&アイ・ホールディングスの2019年2月期におけるEC売上高は、前期比4.1%増の1131億9300万円。セブンネットショッピングやセブンミール、アカチャンホンポ、そごう・西武、ロフトが売り上げを伸ばし、2年連続でグループのEC売上高が1000億円を超えていた。
2018年6月にグループを横断した会員プログラム「セブンマイルプログラム」を開始。「omni7」のECサイトやセブン-イレブン、イトーヨーカドー、西武・そごう、アカチャンホンポ、ロフトなどを利用するとマイル(ポイント)がたまる。会員数は2019年2月期末時点で1282万人。
「セブンマイルプログラム」は2019年9月から、マイルをnanacoポイントに交換できるサービスの導入などを予定していた。だが、2019年7月に発生した「7pay」(9月末でサービス廃止)への不正アクセスの影響でリニューアルを延期している。
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オリジナル記事:セブン&アイのEC売上は13%減の736億円[2019年度3Q]
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ファンケルは1月15日、1人ひとりに最適なサプリメントをワンパックにして届ける「パーソナルワン」の開始を発表した。1月27日からファンケル会員向けに先行販売を実施する(一般発売は2月20日から)。
「パーソナルワン」は尿検査と食事や生活習慣に関する45問のアンケート結果を分析し、ユーザーに最適なサプリメント「ベースサプリ」と「健康悩み対策サプリ」として提案する。自社工場で生産し、1か月に1度、30日分の製品を届ける定期サービス。

価格は基本栄養検査キット(尿検査)が5,500円(税込)。月額費用は選択するサプリの種類や数によって変わるが、おおよそ4,000円~40,000円としている。メインターゲットは健康意識の高い50代から60代の男女。

通常、栄養状態は血液検査で測るのが一般的だが、身体に負担をかけない簡単な測定にこだわり、尿検査で基本栄養素(ビタミンA、B1、B2、C、D、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、DHA)の充足度の可視化を実現。従来、尿検査で鉄と亜鉛の充足度を測定するのは困難とされてきたが、ファンケルが世界に先駆けて分析技術を確立した。
食事管理アプリの「あすけん」とサービス連携をする。「パーソナルワン」利用者は「あすけん」プレミアムサービスと同等の機能を持つ「ファンケル パーソナルワンコース」を無料で利用できる(通常の「あすけん」プレミアムサービスは月額480円〜)。
アプリ上で栄養士から食生活改善アドバイスを提供するほか、蓄積した食事記録は「パーソナルワン」と連携。より正確に算出された基本栄養素の摂取量をもとに次回の「ベースサプリ」を提案する。

ファンケルの創業者で現在は名誉相談役ファウンダーを務める池森賢二氏は、次のように語った。
パーソナルサプリはサプリメントの通販を始めた1994年からの最終目標。発表できて大変うれしい。サプリメントは予防医学で重要な役割があるが、ただ自分が感じたものを飲むのではなく、その人の状況を調べた上で正しく飲む必要がある。
私は2009年に「健康院」を作り、以来11年間、健康院で処方されたサプリメントを飲んでいる。健康院では食生活の調査と血液検査を行うが、一般の方に血液検査は難しい。そのため、唾液や尿などからその方に欠けている栄養素を調べられないかとずっと研究してた。(池森氏)

ファンケル上席執行役員で健康食品事業部長の若山和正氏によると、ファンケルの事業戦略の柱は「トライアルユーザーの獲得」「既存事業の強化」「個別化対応」の3つ。
既存事業については、中心事業のサプリメント事業で機能性表示食品制度を活用し、わかりやすく確かな機能を持ったスター商品を育成・強化。顧客層の拡大をめざし、大手食品会社とのコラボレーションなどによってトライアルユーザーの獲得を進めてきた。
3つ目の柱となるのが今回発表した「個別化対応」。

サプリメント摂取による効果を見える化し、本当に必要なサプリメントを提供することができるようになれば、サプリメントの有用性や必要性をもっと世の中に発信できると考え、その実現に向けて長年取り組んできた。その取り組みによって完成したのが今回発表したサプリメントの究極型”パーソナルワン“になります。(若山氏)
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アマゾンジャパンは1月16日、2019年と2020年のホリデーシーズンにおけるAmazon.comの販売概況を公表、2020年で2回目となる新年初売りセール「Amazonの初売り」では総注文数が前年の約2倍となった。日本で開催したサイバーマンデーでは注文数が過去最多になったという。
売上高や販売数の数値は明らかにしていないが、「ホリデーシーズン中の商品注文数は世界で数十億点にのぼり、過去最多を記録した」としている。
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オリジナル記事:「世界で過去最多注文数」だったAmazonホリデーシーズンまとめ【2019年】
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