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ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など | 通販新聞ダイジェスト

1 year 3ヶ月 ago
ZOZOの澤田宏太郎社長兼CEOに、社長就任から5年を経過したこれまでの振り返り、次の成長戦略などを聞いた。

ZOZO(ゾゾ)は商品取扱高8000億円、アクティブ会員数1500万人を次の目標に据え、より幅広い層の取り込みや、“売ること”より手前の「作る」「伝える」領域の強化、テクノロジーの収益化などに取り組んでいる。AI活用については業務効率化を推進するチームを発足して成果も出始めている。社長就任から5年が経ち、変化の早いEC業界において盤石な経営基盤を築きつつある同社の澤田宏太郎社長兼CEOに、次の成長戦略などを聞いた。

社長就任から5年、コロナ禍の振り返り

――社長就任から5年が経った。期間の大半がコロナ禍での舵取りで重視したことは。

「『ゾゾタウン』についてはメリハリをきかせた。コロナ禍では、実店舗が閉まっていて仕方なくECを使う人も多かったが、『ゾゾタウン』は1回使ってもらえれば、『けっこう便利』と感じてもらえて、その後何回も使ってもらえることが分かった。長い時間をかけて改善し続けてきたサイトのUI・UXの優位性などが活きたと思う」

「そこで、新規顧客を獲得することにリソースを集中させるなど、シンプルな戦略をとった。具体的にはテレビCMを積極的に放映したりした。一方でリピーターを増やすためには、奇をてらったことをするというよりも、細かいことの積み上げを重視してきた」

――コロナ禍を経てブランドの意識も変わった。

「コロナ禍を過ごした結果として、ECとリアルの垣根はより低くなった。当社が想定していた時期が2~3年早まった印象だ。ECチャネルの成長率が高い中でも、『やはりリアルは大事』というせめぎ合いがあったのがコロナ直前で、コロナ禍では『売れるチャネルが正義』ということになり、今はブランドさんの意識も変化し、どちらかのチャネルに偏重している感じはない」

――前期のゾゾタウンの商品取扱高は約4600億円で、コロナ直後の20年3月期から1390億円程度伸ばした。伊勢丹新宿本店が1000億円伸ばして約3700億円だったので、ゾゾタウンの売る力は相当大きい。

「『ゾゾタウン』にはインバウンドの恩恵はないので、国内需要だけでその水準まで取扱高を伸ばしたという自負はある」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
今後の拡大方針(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

澤田社長が考える今後の拡大方針

――今後、全体の商品取扱高として、前期の5370億円から8000億円規模を目標に掲げている。

「着々と手は打っている。今のところ、顧客数拡大の観点では、特定のセグメントに狙いを定めている。この数年は10代後半の女性とママ層をターゲットにした施策を強化していて、どちらの層もファッションアイテムを購入するときに思い浮かべる売り場として『ゾゾタウン』の比率が上がってきている。

――元々、ゾゾタウンの認知度は高い。

「知っていても自分事になっていないので、ウェブCMなどを展開して『ゾゾタウン』の売り場としての想起率を高めている。そもそも、ファッションアイテムを買うときにECチャネルが選択肢に入っていない人はまだ多い。なぜかと言うと、ECを使わない人にとって、リアル店舗での買い物はとくに不便を感じていないからだと思う。わざわざネットで服を買う理由がない。そういう人たちに対して選択肢の一つに『ゾゾタウン』を入れてもらう施策として、ウェブCMを展開した」

「例えば、ママ層に向けたウェブCMには安達祐実さんがママ役で登場し、日常でよくあるシーンを描きながら、『ゾゾタウン』はキッズアイテムも豊富にあることを紹介した内容で、『ゾゾタウン』の特設ページ以外ではユーチューブやインスタグラム、TVerで配信した」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
今後のポテンシャル(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――購買頻度の向上については。

「購買頻度を高めるためには、売り方などはもちろんあるが、ファネルのもう少し上のところで勝負したい。服が生活の中で関係するあらゆるところで、ゾゾを想起してもらうことが大事だ。その一環として、スタートから10年が経っていたファッションコーディネートアプリ『WEAR(ウェア)』を24年5月に『WEAR by ZOZO』としてリニューアルした」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
1人あたり購買頻度向上について(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――SNSが競合する。

「確かに、そのポジションはSNSが全盛で、インフルエンサーなどをSNSでチェックして、その人が着用している商品や似たような商品を探したり、その場で買ったりといった消費行動が起きている。一方、インフルエンサーのSNS発信がすべての人に刺さるわけではないので、ひとつのメディアとして『ウェア』の価値があると思っている。以前の『ウェア』はSNSの要素を持っていたが、そこを弱めてメディアに仕立て上げているところだ。まだ道半ばだが、月間のアクセス数は対前年比で伸びていて、もっと加速させたい」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
1人あたり購買頻度向上の成果(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――アクセス数以外の成果は。

「『ウェア』のリニューアルに合わせて『ファッションジャンル診断』や『ウェアお試しメイク』機能などを搭載していて、とくに新規ユーザーの獲得に診断コンテンツが寄与している。『ウェア』も若年層に使ってもらいたいので、いったん若年層に的を絞って広告を打ち、成果が出ている」

「また、『ウェア』から『ゾゾタウン』を訪れて買い物をしてくれるユーザーも増えている。『ゾゾタウン』全体の取扱高からすると、そこまで大きなインパクトはないが、ファネルの上流を押さえる戦略が機能し始めていると感じる」

――表参道で展開する超パーソナルスタイリングサービス「niaulab(似合うラボ)by ZOZO」では、“似合う”の提案にAIも活用している。

「『似合うラボ』でのAI活用と、最終的に『ウェア』や『ゾゾタウン』に実装するためのAI活用があって、前者は、ラボ内でAIを活用する割合が少しずつ高まってきている」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
「niaulab」について(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

「後者はもっと膨大なデータと研究・分析が必要で、あと1~2年必要かもしれない。現時点ではまずは『ウェア』に実装するイメージだ。『ゾゾタウン』はシステムが入り組んでいるので、販売に直結しない機能を実装するとコンバージョンにも影響してしまう。『ゾゾタウン』はあまりごちゃごちゃさせないというか、メディア的な要素を入れるのは良くないので、『ウェア』内で『似合う』のソリューションを提供できるようにし、そこからさらにそぎ落としたものを『ゾゾタウン』に実装していくことになると思う」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
「niaulab」の成果(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――似合うラボに限らず、AI活用や自動化の取り組みに幅広く取り組んでいるが、AI技術開発の基本的な考え方は。

「AI活用や自動化の取り組みは商売に使う技術と、業務効率化に使うものとに分かれるが、後者についてはチームを作っている。AIで何ができるかを分かっているメンバーが全部署を回って業務内容などをヒアリングし、AIで業務効率を改善できそうな数十のテーマを持っているが、けっこう応用の利くものも多い」

――商売に直結するAI活用については。

「ビジネスに活かすAI活用も旧来からの機会学習と生成AIの二つがある。旧来からのAI活用については進んでいて、『ゾゾタウン』上でのパーソナライズ化された検索結果の表示順などのアルゴリズムにも活かされている」

「生成AIについては、とくに『似合う』の文脈を作る上での使い方が日々進化しているので、グローバルスタンダードを追いながらも、当社のオリジナリティを組み込んだ形でのスタイリストAIを目指していく。スタイリストAIはどこかのタイミングで必ず出てくると思うので、一番近くにいる当社が最初に実現したい」

――予測系のAI活用についてはどうか。

「『ゾゾタウン』での全体の売り上げ予測などは造作もないレベルでできるが、それが単品となると、だいぶ難しくなる。唯一分かるのは、初速からのフォローがどれくらいになるかで、単品の初速を予想することは難易度が高い」

――今後の拡大方針で掲げる生産支援については。

「生産支援の部分は足が長い話で、1~2年ですごい結果がついてくるというものではないが、着実に取り組んでいく。ゾゾとしてゾゾスーツやプライベートブランドを展開してみて、服をデザインするという領域はやはりブランドさんや商社さんが得意で、当社ならではの強みはあまりなかった」

「そこで、当社は作る領域に特化した。アパレルの工場はDX化が遅れていることが多い。当社の知見を提供することで、作り方そのものを変えることができる。『Made by ZOZO(メイドバイゾゾ)』の仕組みでは、受注してから商品の発送までを最短10日で行える。『ゾゾタウン』で売ってから生産し、データで判断することができるので、売れ筋のデザインが分かってから、色バリエーションを増やしたり、生地をシーズンに合わせて増やしたりといったことも可能だ」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
生産支援について(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――ブランド側の要望にどの程度応えられるのか。

「受注生産とは言え、何でも作るとなるとコストがかかり過ぎるので、ある程度、生産側としての制約を設けていて、作ることができる商品カテゴリーもそこまで多くはないが、パンツなどは得意だ。“プラモデル化”と呼んでいるが、パーツを組み合わせて作ることで、ブランドさんの要望に8~9割くらいは応えられるようになってきている。いま、商品を企画してから72時間後までに『ゾゾタウン』での販売を開始する『72時間モデル』にトライアルしているところだ」

――サステナブルの観点からも受注生産型のスキームは好まれそうだ。

「セレクトショップさんをはじめ、さまざまなアパレル企業に注目してもらっていて、『メイドバイゾゾ』の仕組みを活用した専用ブランドを展開している企業もあるし、EC専業ブランドも参画してもらっている」

――古着の「ゾゾユーズド」も伸びているが、商品調達面は「買い替え割」が中心なのか。

「古着の調達は、『ゾゾタウン』で購入したアイテムを下取りに出し、下取り分を値引きした価格で商品を購入できる『買い替え割』の利用者が非常に多く、『ゾゾタウン』で買って『ゾゾタウン』で売るという流れが確立している。『ゾゾタウン』で取り扱いのないアイテムをついでに送ってもらうことはできるが、そこまで力を入れてはいない」

「ユーズドビジネスの肝は、査定を含めた買い取りのオペレーションコストで、採算が合うのは単価が高いラグジュアリーブランドのアイテムだが、その領域はすでにレッドオーシャンで、在庫の取り合いが起きている」

――「ゾゾユーズド」の主戦場は。

「新品単価がそこまで高くない商品が主戦場なので、オペレーションコストを抑える必要があるが、『ゾゾタウン』で購入してもらった商品を買い取ることで、コストを抑えられるようになった。少し低単価の商品でも採算がとれるのが当社の強みだ。ユーズドの顧客セグメントも新品とあまり変わらない。新品を買うつもりだったけど、あまり使用されていないユーズド品が安く買えるのならそちらにしようというユーザーもいる」

「普段使っているアイテムを『売ってもいいかな』と一番思うのは新品を買う時なので、そのタイミングで『買い替え割』を案内して利用してもらっている」

――古着でも新品の写真を使っている。

「その通りで、ユーズド品も『ゾゾタウン』で販売したときの新品の画像を使っている。個人間でユーズド品を売買するサービスでは商品の状態が分かる写真がないと安心できないと思うが、『ゾゾユーズド』は当社がしっかり査定しているというバックグラウンドがあるので、画像はコストをかけずに新品のものを使い、テキストでユーズド品のコンディションなどを記載することで問題なく購入してもらっている。古着市場はまだまだ伸びると見ていて、今期も『ゾゾタウン』全体の成長率よりも『ゾゾユーズド』の伸びの方が高く、195億円の取扱高を計画している」

――広告事業は2ケタ成長が続いている。

「『ゾゾタウン』では、検索結果のPR枠に商品を表示する検索連動型の『ZOZOAD』をはじめ、商品購入完了時に広告を提示できる『ディスプレイ広告』、チラシやサンプルを同梱できる『同梱広告』、最適なユーザーセグメントにDMを送る『ZOZOTOWN DM広告』など、さまざまな広告メニューを用意している。前期の広告事業の売上高は約97億円、今期は115億円を計画していて、2ケタ成長を維持したい」

――5つの拡大方針で掲げる「テクノロジーの収益化」で、もっとも早く収益化できそうな技術は。

「米国で展開しているボディーマネジメントサービス『ZOZOFIT(ゾゾフィット)』は現在、『アプリのみ』と『アプリ+スーツ』という二つのサブスクプランを提供していて、前者は月額14ドル99セントを6カ月間無料で、後者は199ドルを159ドル99セントの割引価格で提供している。無料期間にユーザーを獲得し、想定よりもニーズがあることは分かった。収益化は来年(編注:元記事は2024年に12月に公開、2025年)の課題だ」

「ゾゾスーツを着なくても体型を測定できるようになったことは大きな進歩だ。スマホのカメラを使ってわずかな誤差の範囲で体型を測定できる技術はほかにないと思うので、フィットネス以外の領域でも使えるようにしたい」

ZOZO澤田社長が語る次の成長戦略+これまでの振り返り+AI活用+買う以外のエンタメ性強化など
テクノロジーの収益化について(画像は2024年3月期のIR資料から編集部がキャプチャして追加)

――買う以外のエンターテイメント性の強化は。

「『ゾゾタウン』では、気象データと連携することで、ユーザーの現在地の天候に合わせたアイテムをレコメンドする取り組みが始まっている。今後は、グループ会社で持っているアセットをもっと使えたらいい。今は『ヤフー天気』のアプリコンテンツに当社の画像をけっこう使っている。『ウェア』に蓄積しているコーディネート画像は投稿されたタイミングから季節性が分かるし、投稿された日の気温も分かるので、冬だけど暖かい日は、『ヤフー天気』に過去の同じような日のコーディネート画像が自動で掲載されている」

「今後は例えば、そうした仕組みに、もう少しパーソナライズ化された『似合う要素』を入れられれば、毎日見るメディアとしてのエンタメ性が高まると思う。ほかにも、気象データと連携して、『過去にゾゾタウンで購入したこの服を着るのに絶好の日です』といったような提案もできれば面白い」

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通販新聞

【2024~2025年の年末年始の配送まとめ】ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の配送体制&遅延可能性について

1 year 4ヶ月 ago

ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の大手配送キャリアは、年末年始の配送体制を公表している。年末年始期間中は交通渋滞が予想されることから、荷物の配送で遅延が生じる可能性がある。

ヤマト運輸

ヤマト運輸の年末年始における荷物の配送について、年末年始で荷物の配送に遅延が発生する可能性があると公表している。年末年始の帰省などで交通渋滞が起きると予想しているため。

ヤマトホールディングスは、「荷物をお送りいただく際には、日数の余裕をもってご利用くださいますようお願い申し上げます」とアナウンスしている。

なお、年末年始の期間中、一部の営業所において窓口受付業務の休止や受付時間を短縮する。ヤマトホールディングスは「最寄りの営業所が営業していない場合は、近隣の営業所のご利用をお願いいたします」としている。

日本郵便

年末年始期間中(2024年12月21日~2025年1月6日)における郵便物などの配達状況を公表、高速道路の交通渋滞・船舶の運休などにより、郵便物・ゆうパックなどの配達で遅れが生じる可能性があるとしている。

「ゆうパック」「ゆうパケット」(クリックポストを含む)、ゆうメール(特定記録を除く特殊取扱としたものに限定)は毎日配達。内国郵便物(書留など)、国際郵便物(書留など)も同様とする。

普通扱いの郵便物、ゆうメール(書留や速達などのオプションサービスを付加しないもの)は12月21日、22日、28日、29に値、1月2日、5日の配達を休止する。

日本郵便、年末年始は「ゆうパック」などの配送に遅れが生じる可能性【2024年末~2025年始の対応まとめ】
郵便物・荷物の配達

佐川急便

年末にかけての物量増加の影響で、全国的に配送に遅れが生じる可能性があると説明。さらに年末年始期間中は交通渋滞が予想されるため、「日時に余裕をもった発送をお願いいたします」としている。

12月1日(日)~2025年1月5日(日)の期間、電話やインターネットで受け付けている集荷依頼は、前日までに連絡するように要請。12月28日(土)~2025年1月5日(日)の期間に配達を希望する場合、「指定日配達シール」を貼付するか、送り状に配達指定日を明記するよう呼び掛けている。

佐川急便は、年末年始期間中の集荷・配達業務の対応を公表
「指定日配達シール」の貼付について

時間帯指定サービスは通常通り利用可能。また、2024年1月1日(水)に受け付けた荷物は1月3日(金)以降に対応する。「飛脚ジャストタイム便」は12月14日(土)~2025年1月5日(日)まで、「飛脚国際宅配便」は12月25日(水)~2025年1月5日(日)までサービスの引き受けを中止する。

瀧川 正実

楽天グループ、「ふるさと納税」「観光振興」などで勝浦市と包括連携協定。千葉県の自治体では初

1 year 4ヶ月 ago

楽天グループは12月20日、千葉県勝浦市と包括連携協定を締結した。千葉県内の自治体と包括連携協定を締結したのは初。

①市民の健康増進に関する事項②観光振興に関する事項③職員の働き方改革に関する事項④ふるさと納税に関する事項⑤その他勝浦市の活性化に関する事項――の5項目で包括連携協定を締結。楽天グループが提供する70以上のサービス、知見を生かして、勝浦市の活力のある街作りと産業の活性化に取り組む。

勝浦市は「楽天ふるさと納税」に出店。「楽天トラベル」には民宿やホテルなど多くの市内の事業者が出店している。楽天と勝浦市はこれまで、「楽天ふるさと納税」を通じた産品の魅力の訴求、「楽天トラベル」での市内宿泊施設の掲載や予約推進などで協力関係にあった。協定を通じて連携をさらに強化する。

2023年度に寄付総額1兆円、利用者約1000万人に達した「ふるさと納税」。楽天グループは「楽天ふるさと納税」を通じて「ふるさと納税」全体の寄付総額を2兆円、利用者を2000万人に引き上げ、地方経済の一助になりたいという思いを抱える。

包括連携協定を締結したのは勝浦市で計52自治体。地方企業や自治体が「楽天市場」「楽天トラベル」「楽天ふるさと納税」を通じて外貨を獲得、得た収益や寄付金を地域産業の活性化や移住定住などに再投資する経済循環モデルを確立させていきたいという。

協定締結には武田和徳取締役副社長執行役員が参加した 楽天グループ、「ふるさと納税」「観光振興」などで勝浦市と包括連携協定。千葉県の自治体では初
協定締結には武田和徳取締役副社長執行役員が参加した(写真左が照川由美子市長)

①市民の健康増進に関する事項

楽天モバイルが提供する健康寿命の延伸をサポートするサービス「楽天シニア」を活用。運動の習慣作りを促す施策の実施を通じて、市民の健康寿命延伸を支援する。

「楽天シニア」アプリなどDXツールや歩行歩数・域内所定チェックインスポットへのチェックインに対する「楽天ポイント」などのインセンティブを活用することで、自発的な市民の健康増進に向けたきっかけなどを創出する。

また、「勝浦市認知症対策推進サイクル」との連携で、関連講座などとのチェックインスポット設置、インセンティブ活用による来場・参加促進などを検討していく。

②観光振興に関する事項

日本三大朝市の1つである勝浦市の朝市など観光客周知に向けて宿泊施設との連携、「楽天トラベル」でのプロモーションを強化する。

③職員の働き方改革に関する事項

タスクフォースチームを立ち上げ、楽天社内のDX推進やオフィス環境整備、ワークライフバランスの推進などの知見を共有。楽天のAIやデジタルツール(クラウドPBX)導入などによる効率的業務プロセス・フローの改善、オフィススペース改善による業務生産性向上、テレワーク(家族ケア支援)・フレックスタイム制の導入――などを検討していく。

④ふるさと納税に関する事項

「ふるさと納税」の活用による地域活性化に向けても検討を進める。「ふるさと納税」の寄付金を、産業強化、雇用創出などの投資に振り向けて地域を活性化するための取り組みを検討していく。

「ふるさと納税」への理解を促し返礼品拡充のための勉強会などを実施し、事業者の販路拡大をサポート。寄付件数、寄付額の増加につなげ、寄付金を設備投資、市内産業強化に振り向けて、雇用創出などにつなげる。

「地場産品基準」の厳格化、ポイント付与禁止など総務省の基準変更によって、寄付額・寄付件数が左右されてしまうという自治体は少なくない。勝浦市では、楽天と「観光振興」や「ふるさと納税」などを通じて“勝浦ファン”を創出。ルール変更にも左右されずに、地域活性化につながるための投資を実施、雇用創出などを実現できるサイクル作りに取り組みたいとする。

勝浦市は楽天グループと縁ある地域

勝浦市周辺地域は楽天グループにとって縁ある地域でもある。

楽天グループの代表取締役会長兼社長である三木谷浩史氏は、勝浦市に隣接する自治体の大多喜町周辺に存在していた大多喜藩(廃藩置県で大多喜藩は廃藩)の初代藩主だった本多忠勝の子孫。本多忠勝は「徳川四天王」「徳川三傑」「徳川十六神将」の1人である。

大多喜藩の第2代藩主で、本多忠勝の次男だった本多忠朝は江戸時代初期、病気平癒の祈願のために勝浦市の鵜原地区にある八坂神社を訪れ、すぐに全快。そのお礼として贈ったという大名行列の式具を使った「鵜原の大名行列」(八坂神社で行われる祭礼)は、千葉県県記録選択無形民俗文化財に指定されている。

大多喜藩の第2代藩主で、本多忠勝の次男だった本多忠朝は江戸時代初期、病気平癒の祈願のために勝浦市の鵜原地区にある八坂神社を訪れ、すぐに全快。そのお礼として贈ったという大名行列の式具を使った「鵜原の大名行列」(八坂神社で行われる祭礼)は、千葉県県記録選択無形民俗文化財に指定されている
八坂神社内の掲示版には、「鵜原の大名行列」の起源が触れられている

 

瀧川 正実

老舗ECプラットフォームのECストアーが新興系BASEの子会社に。コマース21は投資ファンド傘下へ【M&Aの背景と狙いを解説】

1 year 4ヶ月 ago
Eストアー、コマース21の設立は供に1999年。Eストアーは主に中小企業、コマース21は中堅から大手企業と、20年以上にわたってECサイトの構築・運用で企業のECビジネスをサポートを手がけてきた。

EC業界の黎明(れいめい)期から自社ECビジネスをサポートしてきた老舗プラットフォーマーが転換期を迎える。

1999年に自社ECのショッピングカート「ストアツール」の開発・提供を始めたEストアーは、新興ECプラットフォーマーであるBASE傘下へ。Eストアーの100%子会社でECパッケージの老舗企業であるコマースニジュウイチ(コマース21)は、ヤフー(当時、現在はLINEヤフー)、ECストアーを経て、次は投資ファンドの手に渡る。

Eストアー、コマース21の設立は共に1999年。Eストアーは主に中小企業、コマース21は中堅から大手企業と、20年以上にわたってECサイトの構築・運用で企業のECビジネスをサポートを手がけてきた。老舗2社のM&Aは、ECプラットフォーマーの競争、事業者のECプラットフォーム選びに影響を与えそうだ。

EストアーのTOBを巡る動向と買収スキーム

BASEのEストアー買収などは、成長潜在力のある中堅・中小企業に特化したバイアウト投資、成長支援を目的としたファンドを運営する日本成長投資アライアンス(JGIA)が12月に設立した特別目的会社(SPC)であるJG27がTOB(株式公開買付)を実施。Eストアーを子会社化し、最終的にコマース21の株式はJG27が継続して保有、Eストアー株式をBASEが33億円で引き受ける。

JG27によるTOBは2025年3月4日をめどに開始。TOB成立後、最終的にBASEがEストアーの株式を取得する実行日は2025年7月中旬を予定している。

連結子会社にコマース21のほか、セレクトショップ「SHIFFON」のSHIFFON(シフォン)、デジタルマーケティング支援のWCA、ECシステム構築などのアーヴァイン・システムズを抱えるEストアー。

2024年12月時点でのストラクチャー図(ユニコム、ワンドはEストア社長の石村賢一氏の資産管理会社
2024年12月時点でのストラクチャー図(ユニコム、ワンドはEストア社長の石村賢一氏の資産管理会社

なお、公開買付けに先立ち、SHIFFONはマネジメント・バイアウト(MBO)により全発行済株式をSHIFFON取締役の西村健太氏に譲渡。WCAはエイチームに売却した。アーヴァイン・システムズの株式はEストアーが継続して保有、最終的にBASEの孫会社となる。

2025年7月中旬でのストラクチャー図

BASEのEストアー買収の狙い

Eストアーのメイン事業は中小企業向けECプラットフォーム「ショップサーブ」。また、自社で決済代行サービスを提供しており、決済手数料も大きな収益となっている。

近年は導入社数や流通総額などを公開していないが、2021年3月期の「ショップサーブ」導入企業は中小企業を中心に約8000社。2022年3月期の「ショップサーブ」を介した流通額は約1000億円。決済額は660億円にのぼる。

「ショップサーブ」の流通額と決済額は、「BASE事業のGMV(注文額)に相当し、決済額はGMV(決済額)に相当する」(BASE)。BASEは次のシナジーを期待するという。

  • BASEグループの既存プロダクトの「Eストアーショップサーブ」加盟店への横展開による幅広いシナジー
  • グループGMVの大幅増加に伴う各種原価及び手数料圧縮による、コストメリット

既存プロダクトの成長戦略、グループ横断の拡大戦略によって「対象顧客の拡大」「付加価値の向上」による企業価値の向上に努めるとする。

具体的には、ECプラットフォーム「BASE」を使う企業よりも上のレイヤーとされる「ショップサーブ」利用者層の中小企業に対象顧客を拡大。流通額や決済収益を伸ばしていくと見られる。また、購入者向けショッピングサービス「Pay ID」の拡大も視野に入れる。

Eストアー、コマース21の設立は供に1999年。Eストアーは主に中小企業、コマース21は中堅から大手企業と、20年以上にわたってECサイトの構築・運用で企業のECビジネスをサポートを手がけてきた。
BASEが掲げる中長期の成長戦略

「Pay ID」は「BASE」で構築・運用しているネットショップで販売している商品を購入できるショッピングアプリ。ID決済の機能も備えており、「BASE」利用者のネットショップで「Pay ID」決済できる。「Pay ID」を通じて「BASE」を使って開設されたネットショップへの集客や販促、リピーター対策のさらなる強化を進めており、「Pay ID」の利用店舗の拡充などで、「Pay ID」の強化も進めると見られる。

BASEは6月上旬ころから、Eストアーの株式非公開化に向けた入札プロセスに参加。日本成長投資アライアンスとBASEは10月中旬、共同してEストアーの売却プロセスに参加することに合意した。

日本成長投資アライアンスのコマース21買収の狙い

近年、企業のDX推進が加速度的に進み、コマース21による大型案件の獲得が増加しているという。Eストアーでは2024年3月期の決算説明会資料で、「DXソリューション事業部門の新設、マネージドインフラサービスを拡大しクラウドソリューション事業とする」とし、新たな事業ドライバーとしてクラウドソリューション事業、DXソリューション事業を新たな成長ドライバーに掲げていた。

Eストアー、コマース21の設立は供に1999年。Eストアーは主に中小企業、コマース21は中堅から大手企業と、20年以上にわたってECサイトの構築・運用で企業のECビジネスをサポートを手がけてきた。
コマース21の成長戦略(画像はEストアーの2024年3月期決算説明会資料からキャプチャ)

日本成長投資アライアンスはこうしたコマース21の成長可能性に着目。コマース21の株式保有を目的に新設したJG27を通じて、コマース21の企業価値向上に取り組む。なお、JG27はコマース21を買収した後、JG27を存続会社とする吸収合併を2025年11月までに実施する予定。“新生コマース21”は次のような価値向上に取り組むとしている。

中長期の成長に向けた人材及び経営管理体制の強化

現状、コマース21は営業・開発・経営管理において人材が不足。これにより事業・経営に十分な対応ができないという事態が生じているという。

日本成長投資アライアンスのアライアンスパートナーからの経営支援人材の派遣、人材ネットワークによる外部採用を通じた人材増強で組織を構築。コマース21のさらなる成長に向けた事業・経営基盤の強化を進める。

新規顧客基盤の獲得

展示会などでの潜在的な顧客リードの強化、パートナー営業体制の構築に関して、日本成長投資アライアンスが既存投資先で取り組んできたノウハウをコマース21へ提供。新規顧客獲得を進める。

また、エンタープライズ顧客を有する日本成長投資アライアンスの投資先であるソフトウェア企業とコマース21による相互送客による協業、投資先企業における今後のECサイト構築やDX化をコマース21との協業で進める。

M&AおよびPMIの支援

コマース21は拡大する需要に対応するため、顧客システムの開発を担当するエンジニアのキャパシティの強化を展望しているという。ECを中心とするシステム開発を手がける企業のM&A、資本業務提携について、日本成長投資アライアンスがサポートしていくという。

瀧川 正実
松原 沙甫

【2024年のEC業界総まとめ】発表! ネットショップ担当者フォーラム 年間アクセスランキング。今年注目を集めた話題は? | 週間人気記事ランキング

1 year 4ヶ月 ago
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  1. 「楽天ペイ」アプリのポイント還元プログラムを刷新、「楽天キャッシュ」のチャージ払いで最大1.5%のポイントを進呈

    どのチャージ方法から「楽天キャッシュ」にチャージした場合でも、「楽天ペイ」アプリによる「楽天キャッシュ」でのコード・QR払い時に最大1.5%のポイントを付与する

    2024/4/19
  2. アマゾン、「代金引換」の提供を6月5日までに取りやめ

    「Amazon.co.jp」を利用する消費者は6月6日以降、「代金引換」は利用できなくなる

    2024/5/27
  3. 楽天ペイメント、「楽天ポイントカード」「楽天ペイ」「楽天Edy」のアプリを統合へ

    まず、「楽天ポイントカード」と「楽天ペイ」を12月頃に統合。その後、「楽天Edy」も統合する

    2024/4/19
  4. ヤマト運輸が宅急便の料金を一部値上げへ。「180サイズ」「200サイズ」「クール宅急便」など4月から

    今回の運賃改定は消費者向け。ヤマト運輸は法人向けについて、「これまでの改定状況を踏まえながら、引き続き、契約内容の適正化に向け協議していく」としている

    2024/1/15
  5. 南海トラフ地震の防災対策で注目集まるBCP策定。企業はどのくらい対策をしている? BCP策定率&策定意向のトップは高知県

    帝国データバンクは5月に「事業継続計画(BCP)に対する企業の意識調査(2024年)」を実施。6月に調査結果を公表、8月による気象庁による南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)発表後に、南海トラフ地震防災対策推進地域にフォーカスしたBCP策定状況の調査結果を公表した。

    2024/8/23
  6. 2025年4月施行「65歳までの雇用確保の義務化」「70歳までの雇用確保の努力義務化」は知ってますか?

    2013年施行の高年齢者雇用安定法により、2025年4月からすべての企業で「65歳以上の雇用確保」が義務化。65歳までの「定年引上」「継続雇用制度の導入」「定年廃止」のいずれかの雇用確保措置が全企業の義務となる。

    2024/7/31
  7. 最低賃金を最大50円引き上げで1054円へ、中央最低賃金審議会

    2024年度の地域別最低賃金額の目安について答申。各都道府県で答申通りに引き上げが行われた場合の全国加重平均は1054円で、上昇額は前年度比7円増加の50円。

    2024/7/30
  8. 創価学会の仏具・書籍などのECサイトでカード情報1.8万件が漏えいした可能性。不正アクセスでペイメントアプリケーションが改ざん

    不正アクセスによる被害を受けたECサイトは創価学会の仏具・書籍などを販売する「博文栄光堂オンラインショップ」。クレジットカード情報(1万8394件)などが漏れた可能性がある。

    2024/11/13
  9. ヤマト運輸、日本郵便に「ネコポス→クロネコゆうパケット」の委託スケジュール見直しを申し入れ。「全て停止」の一部報道は「遺憾」「間違った印象を与える」

    ヤマト運輸は、「日本郵便への配送委託を全て停止すると打診した」とする一部報道について、「間違った印象を与える可能性のある一部報道が行われたことは誠に遺憾」とコメントした。

    2024/12/19
  10. ヤマトHDが総合物流のナカノ商会を買収、連結子会社化

    総合物流業務を手がけるナカノ商会は、小売事業者や食品などのメーカー・サプライヤー、EC事業者の上流の物流領域を中心に法人顧客を抱えている。

    2024/11/6

編集部からひと言

瀧川
瀧川

個人的にはM&A、物流関連の大きなニュースがあった1年でした。M&Aで言うと、カタログ通販のニッセンと下着ECの白鳩が歯愛メディカルの傘下へ、キリンホールディングスによるファンケルの完全子会社化、名糖産業による「おいもや」の買収など、合従連衡が進んだ1年でした。年の瀬に老舗EC支援企業EストアーのM&Aニュースもありました。また、物流関連では、同じく年末にヤマト運輸と日本郵便を巡る“協業関係”を巡るニュースが話題に。大手プラットフォームの配送拠点拡充もあり、コスト増などによる配送コスト削減に注力する企業も増えた1年だったと認識しています。

2025年、「M&A」「物流」は引き続き大きなキーワードになりそう。大手によるEC企業の買収、事業承継によるM&Aなどはさらに進むでしょう。大手プラットフォームでは、配送を巡って大きな動きがありそうです(タイミングを見て記事化します)。ということで、2025年も『ネットショップ担当者フォーラム』をよろしくお願いいたします。2024年もありがとうございました。

藤田
藤田

100位内で多そうなカテゴリを見ると、物流関連が100位内に25、ポイント関連が12記事ランクインしていました。

個人的には、イトーヨーカ堂がネットスーパー事業から撤退する一方、エリア限定や地場スーパーがAmazonや楽天のネットスーパーに出店する、イオンの新ネットスーパーの会員数拡大など、ネットスーパー関連記事が昨年より多かった印象です。来年はどのような話題が出てくるのか、注目しています。

高野
高野

100位以内の上位アクセス記事で注目された話題は、物流関連が多いと感じました。運賃改定、Amazonの送料無料ライン引き上げ、ZOZOの「ゆっくり配送」導入、メルカリの「エコメルカリ便」(宅配便100サイズまでを送料一律730円で発送できる。対象は関東の1都3県)提供開始など、2024年は物流の「2024年問題」をはじめ、例年以上に物流にまつわる話題が尽きない1年だったと感じています。

そのほか、アクセス6位に「65歳までの雇用確保の義務化」「70歳までの雇用確保の努力義務化」、7位に最低賃金引き上げの話題がランクインするなど、従業員の雇用や賃金にまつわるトピックスにも注目が集まりました。さまざまな要因で原価高騰の市況が続くなか、どのように雇用条件や賃金の改善を図っていくかは難しいところ。

EC業界をとりまく諸問題に2025年も注視していきます。

11位〜20位

  1. ヤマト運輸、四国・中国地方から首都圏宛ての「お届け日数」「指定時間帯」を変更。「翌々日午前中から」→「翌日14時以降から」

    現在、中国・四国地方から首都圏へ向けて発送する荷物は、配達日時を翌々日午前中から日時指定できるが、10月から発送翌日14時以降からに変更する。

    2024/9/13
  2. 【アマゾンの「プライムデー」】「PayPay」コラボ、最大15%のポイント還元、「Amazon Pay」決済でギフトカード進呈などのキャンペーン実施

    「Amazonプライム」会員限定セール「プライムデー」(7月16日0時から7月17日23時59分)では、セール当日や前後期間でさまざまな決済・ポイント還元キャンペーンを展開する。

    2024/7/15
  3. ヤマト運輸、東京・関東⇔関西間発着荷物に遅延が発生する可能性。東名高速道路の集中工事(11/9まで)の影響で

    10月21日(月)から11月9日(土)まで東名高速道路で実施されている集中工事により、交通規制に伴う渋滞、迂回ルートにおいて渋滞などの発生が予想されている。

    2024/10/28
  4. 「楽天スーパーSALE」で楽天モバイル契約者限定先行セールを実施

    9月の「楽天スーパーSALE」は、9月4日20時にスタートするが、「楽天モバイル」契約者は、9月3日20時から商品を購入できる。

    2024/8/26
  5. アマゾンが送料無料ラインを2000円から3500円に値上げ。「Amazonプライム会員の利用価値がさらに高まる」の声

    3月29日以降、通常配送の送料無料ラインを3500円以上に変更。Amazonプライム会員、Prime Student会員は、購入金額にかかわらずで引き続き配送料を無料で利用できる

    2024/2/26
  6. ヤマト運輸、2024年~2025年の年末年始は配送遅延が起きる可能性があると公表

    ヤマトホールディングスは、「荷物をお送りいただく際には、日数の余裕をもってご利用くださいますようお願い申し上げます」とアナウンスしている。

    2024/12/19
  7. 「楽天市場」の基本出店料を約3割値上げへ(6/1から)。楽天グループが初めて月額固定費の引き上げに踏み切る理由とは?

    近年の物価や人件費、電気代、システム管理費などの高騰を含む外部環境への変化対応に加え、AIなどイノベーションへの適応、さらなる店舗運営の支援やユーザビリティを強化するため、月額固定費の基本出店料を引き上げる

    2024/2/26
  8. 千趣会がシニア向け通販を強化、60代後半~70代向けの通販カタログを創刊

    千趣会は、子育て世代の女性を対象とした通販事業を強みとしてきたが、既存顧客が一定の年齢層に達すると離脱してしまう課題を抱えていた

    2024/4/19
  9. 最低賃金の全国平均は51円引き上げの時給1055円。最も高いのは東京都で1163円、低いのは秋田県で951円

    7月25日に厚生労働大臣の諮問機関である中央最低賃金審議会が示した「令和6年度地域別最低賃金額改定の目安について」などを参考に、各地方最低賃金審議会が調査・審議して答申した結果を厚生労働省が取りまとめた。

    2024/9/4
  10. ECモールの利用はZ世代とY世代「Amazon」、X世代以上は「楽天市場」がトップ。利用頻度が高いのはZ・Y世代「YouTube」、X世代は「Google」

    ECモール利用、普段の情報収集、利用頻度が高いサービスなどを調査、Z世代、Y世代、X世代との世代間比較をしながら調査結果をまとめている

    2024/5/13

21位〜30位

  1. 利用するECサイトは「Amazon」と「楽天市場」の二極化。若年層はアマゾン、「楽天市場」は年齢が上がると利用率が高まる傾向

    「生活者のEC利用実態調査2024」から、「最も利用(購入)しているECサイト」の年代別利用率、チャネル別購入カテゴリー、ECの利用頻度と平均購入額などをまとめた。

    2024/7/22
  2. 「Amazon ネットスーパー」が九州に初進出。地場スーパー「マルキョウ」と協業し2024年にスタート

    Amazonが北部九州を地場とするスーパー「マルキョウ」と組み、生鮮食品などを最短2時間で配達する「Amazon ネットスーパー」が九州初進出を果たす。年内に福岡市と周辺エリアを皮切りにスタートし、順次拡大していく予定。

    2024/5/22
  3. 東北エリアの食品スーパーマーケット「ヤマザワ」が「楽天全国スーパー」へ出店

    「楽天全国スーパー」に出店する「ヤマザワネットショップ」で、年中行事向けの商品の予約注文受付を2025年1月に開始する。

    2024/12/3
  4. 【EC売上ランキング2024年版】1位はアマゾン、2位ヨドバシ、3位ZOZO、4位ヤマダHD、5位ユニクロ、6位ビックカメラ

    大手量販店のEC販路成長や、市場におけるテレビ通販の存在感の高まりなど、2023年度のネット販売実施企業の調査結果と動向をまとめる

    2024/10/28
  5. 貯めているポイントのトップは「楽天ポイント」、2位は「Vポイント」、3位は「PayPayポイント」

    ICT総研が共通ポイントの利用動向調査を実施。「貯めているポイント」「現在の残高をおおむね把握しているポイント」、「メインで利用している携帯電話」などを調査した。

    2024/7/5
  6. ZOZO、ヤマト運輸からの配送費用値上げで「ゆっくり配送」「送料変更」を検討へ

    「ゆっくり配送」は配送までのリードタイムを広くすることで複数の注文を1つにまとめ、配送コストの低減につなげる施策。3月からテスト運用を開始する

    2024/2/19
  7. 東京ディズニーリゾート未入園者向けオンライン販売、「東京ディズニーリゾート・アプリ」から「ディズニーストア. jp」へ移行

    オリエンタルランドは、東京ディズニーリゾート未入園者向けのオンライングッズ販売を「東京ディズニーリゾート・アプリ」から、「ディズニーストア. jp」へ移行。「ディズニーストア.jp」では4月から東京ディズニーリゾート関連グッズの取り扱いを開始。7月から本格展開開始とし、特集ページの公開と商品ラインアップを拡充する。

    2024/6/19
  8. アマゾンジャパン、兵庫県に12年間で1370億円超を投資。Amazonに出品する県内事業者は約6000社

    兵庫県は日本のなかでもAmazonによる投資が多い県の1つという。

    2024/12/17
  9. 最低賃金が1500円に引き上げられたら。5割の企業が自社の賃上げは「できないと思う」、対応策は「価格転嫁・値上げ」が37%

    石破茂首相は、最低賃金を全国加重平均で1500円に引き上げるという政府目標について、達成時期を従来の「2030年代半ば」から「2020年代」に前倒しすると公表している。

    2024/12/4
  10. 【2024年のEC業界予測】景況感は「厳しい」。押さえておきたい“警戒ポイント”と対策まとめ

    2024年のEC業界はどうなる? 消費者の「コト消費」が進む一方で、「モノ消費」のかげりに懸念も。竹内謙礼氏が市況感から成功のポイントまで徹底解説する(連載第28回)

    2024/1/17

31位〜40位

  1. 1位「楽天市場」、2位「Yahoo!」、3位「Google」、4位「Amazon」【ネットユーザー3万人が選ぶブランド力の高いサイト】

    日経BPコンサルティングが「Webブランド調査2024-春夏」の結果を公表。総合ランキング1位には「楽天市場」が前々回調査ぶりに返り咲いた。スコア上昇ランキングでは「ドクターシーラボ」が2位となった。

    2024/6/21
  2. アマゾン日本事業の売上高は約3.6兆円、ドルベースは260億ドルで6.6%増【Amazonの2023年実績まとめ】

    アマゾン日本事業の2023年(2023年1-12月)売上高は円ベースで3兆6662億8200万円。ドルベースでは260億200万ドルで前期比6.6%増

    2024/2/8
  3. 佐川急便の年末年始の配送対応について【2024年~2025年】

    佐川急便は「年末年始期間中は交通渋滞が予想されますので、日時に余裕をもった発送をお願いいたします」とアナウンスしている

    2024/12/3
  4. イトーヨーカ堂、ネットスーパー事業から撤退。ピーク時は500億円超の売上

    イトーヨーカドーネットスーパーは25年2月に営業終了。店舗起点の配達サービスは維持するとし、利用者向けにはすでに展開している「OniGO」による配送利用へのシフトを案内している。

    2024/10/17
  5. NTTドコモ、「Amazon ブラックフライデー」でdポイントの還元キャンペーンを実施

    アマゾンジャパンとNTTドコモは4月、「dポイント」付与を中心とした協業をスタートしている

    2024/11/26
  6. 市場規模700億の「青汁」市場、成長し続けている企業の差別化戦略とは? コロナ禍後の市場は縮小傾向も、一部企業は堅調

    シニアを中心に定着した通販青汁市場だが、近年は緩やかに規模が縮小している。トレンドやユーザーには変化が見られるようだ。市場傾向と、上昇気流に乗っている企業をまとめる

    2024/5/7
  7. 最低賃金1500円に引き上げ、約5割の企業が「不可能」。実現には「低価格で受注する企業の市場からの退場促進」の声も

    最低賃金(時給)が全国平均1500円に引き上げられた場合、小売業は62.3%、製造業は60.7%が「不可能」と回答した。

    2024/12/18
  8. 【警報級の大雪予報】ヤマト運輸、広い範囲で荷物の配送に遅れが生じる可能性

    1月23日から25日頃にかけて、強い寒気と冬型の気圧配置の影響により日本海側を中心に大雪となる見込みとなっている

    2024/1/24
  9. 【アマゾンのFBA改定まとめ】低在庫+過剰在庫に手数料。長期在庫は手数料を引き上げ、1000円以下の商品は一律66円引き下げなど

    新商品特典プログラムの対象拡大、配送代行手数料のサイズ区分変更、1000円以下の商品のFBA配送代行手数料改定、長期在庫追加手数料の改定を実施。低在庫レベル手数料、在庫保管追加手数料を新たに導入する

    2024/2/1
  10. 【台風10号への配送対応】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ

    フェリー、航空機、貨物列車の欠航または遅延、高速道路の道路規制などの発生が予想されており、荷物の配送に遅れが生じる可能性がある。

    2024/8/27

41位〜50位

  1. イオン、11/22から最大10日間の「イオン ブラックフライデーセール」。ネット限定先行セールなど実施

    イオンのブラックフライデーセールは9年目。「予約販売会」「ネット限定先行セール」などを展開する。

    2024/10/31
  2. メルカリが新配送サービス「エコメルカリ便」を提供開始。宅配便100サイズまで送料一律730円で発送できる

    1都3県(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)が対象で、発送は非対面配送サービス「SMARI(スマリ)」を使用し「置き配」で商品を受け取る。配達員の負荷軽減、CO2削減、ユーザーの商品出品時の課題解決などにつなげる

    2024/4/1
  3. US版「メルカリ」で日本版「メルカリ」出品商品の購入が可能に。BEENOSが越境販売をサポート

    US版「メルカリ」から、日本版「メルカリ」で出品されている商品が購入できるようになった。BEENOSが間に入り、「US版メルカリ」の利用者が購入した日本の「メルカリ」の商品の購入手続き、海外発送、カスタマーサポート対応を行う。

    2024/8/5
  4. 「最大70%割引」「最大25.5%のポイント付与」。Yahoo!ショッピング内の「超PayPay祭」は3/1スタート

    セール期間中は割引価格で買い物できるほか、「PayPayポイント」もたまりやすい。「タイムセール」も合わせて実施する

    2024/3/1
  5. ヤマト運輸、名神高速道路の集中工事(8/24~9/14)で荷物の配送に遅延が生じる可能性

    吹田IC(大阪府)と小牧IC(愛知県)間の上下線で集中工事が行われる影響で、東海・近畿地方を中心に全国を発着する荷物の配送に遅れが生じる可能性がある

    2024/8/24
  6. 楽天の決済代行サービス「オンライン決済サービス」、「PayPay」「au Pay」にも対応

    ID・QR決済はこれまで、「楽天ペイ」(オンライン決済)を提供してきたが、グループ以外のID・QR決済も導入する。

    2024/11/26
  7. 経産省、アマゾンジャパンが独占禁止法に違反していると認定。公取委へ措置を要請

    アマゾンジャパンを巡って、11月26日に公正取引委員会が立ち入り調査を実施したと複数のメディアが報道。出品サービスの「マーケットプレイス」において、出品者に不当な値下げなどを強いたなどと報じている。

    2024/11/28
  8. Amazonの「プライムデー」で消費者はどう行動する? セール前にカート追加などにしたユーザーの40%以上が商品未購入

    ウブンは2023年のAmazon「プライムデー」期間中のユーザー動向を調査。最適なAmazonマーケティング戦略計画の参考データとして公表した。

    2024/7/11
  9. ふるさと納税、2025年10月からポイント付与伴う寄付禁止。今秋からは返礼品強調の広告宣伝も規制

    総務省は「ふるさと納税」に関する基準の見直しを告示。2025年10月より、寄付者にポイント付与などを行うポータルサイトを通じた寄付を禁止する。ポイントサイト経由も対象となる。2024年10月からは返礼品を強調した宣伝広告を禁止。また商品ページでの「お得」などといった表示も規制する。

    2024/7/1
  10. 静岡の上場小売店「マキヤ」、売上約60億円のEC会社「ユージュアル」グループを買収

    マキヤは静岡県富士市に本社を置く東証スタンダード市場に上場。総合ディスカウント店「エスポット」、食品スーパー「ポテト」「mammy」のほか、「業務スーパー」「ハードオフ・オフハウス」「ダイソー」などのフランチャイズ店を、静岡県、神奈川県、埼玉県、山梨県で合計103店舗を展開している

    2024/1/29

51位〜60位

  1. Amazonが年末年始のセールページ「ホリデーストア・年末年始特集」をオープン

    2025年の年始に、恒例の「Amazon 初売り」の実施も予定。「Amazon 初売り」の詳細は後日、改めて公表するという。

    2024/12/3
  2. 物流代行の関通へのサイバー攻撃、システム障害がEC企業に打撃。個人情報漏えいの可能性、配送遅延、サイト停止など

    関通の倉庫管理システム「クラウドトーマス」がランサムウェアによるサイバー攻撃を受けたもよう。関通を利用する企業からは個人情報漏えいの可能性や出荷遅延、受注受け入れ停止、サイト停止といった影響が発表されている。

    2024/9/19
  3. 楽天グループが2025年の経済圏トレンドにあげた「寄せ活」とは?

    「寄せ活」とは、経済圏を「1つ」や「2つ」に寄せて、ポイントを貯めたり、使ったり、増やしたりすることを指すという。

    2024/12/13
  4. ヤマト運輸、「宅急便」「宅急便コンパクト」の受取方法に「置き配」を追加(6/10から)

    ヤマト運輸の「置き配」で指定できる受け取り場所は、「玄関ドア前」「宅配ボックス」「ガスメーターボックス」「物置」「車庫」「自転車のかご」「建物内受付/管理人預け」「対面」

    2024/5/28
  5. 【お盆期間中の配送】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の対応まとめ(2024年)

    ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便のお盆期間中における配送遅延の可能性、対応などについてまとめた。各社とも交通渋滞が発生すると予測されるため、お盆期間中は荷物の配送に遅れが生じるとしている

    2024/8/10
  6. 小林製薬「紅麹」の影響、関連製品は全国3.3万社に流通した可能性

    調査を実施した帝国データバンクによると、国内では最大約3万3000社において小林製薬製の紅麹原料を使用した製品が流通している可能性があるとしている

    2024/4/1
  7. 世帯年収2000万円以上の富裕層はどんな消費行動をする? 一般消費者に比べてEC利用率は高い傾向

    富裕層は一般消費者と比べてEC利用率が高く、特に「飲料(清涼飲料・アルコール)」や「日用品」では一般消費者より1割以上EC利用率が高いことがわかった。

    2024/9/3
  8. 2024年は「Yahoo!ショッピング」が復活する!? 3つの観点から予想【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年1月8日~1月14日のニュース

    2024/1/16
  9. 【能登半島地震の影響】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の配送状況まとめ(1月4日現在)

    石川県能登地方で発生した能登半島地震の影響で、石川県を中心に荷物の配送の停止・遅れなどが生じている

    2024/1/5
  10. 健康食品・化粧品ECサイトに不正アクセス、約4500件のカード情報含む個人情報が漏えいした可能性

    被害を受けたのは「スローヴィレッジオンラインショップ」。システムの一部脆弱(ぜいじゃく)性を突いた不正アクセスにより、ペイメントアプリケーションが改ざんされたという

    2024/10/30

61位〜70位

  1. 【関東の大雪予報】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の配送に遅れが生じる可能性

    大雪の影響による幹線道路、一般道路の通行止め、道路規制や渋滞、除雪状況などの影響で、関東の広い範囲で荷物の配送に遅れが生じる可能性がある

    2024/2/5
  2. KDDIグループの通販モール「au PAY マーケット」の方針、尾﨑社長「au経済圏、Pontaを軸にもう一度ECの在り方を検討する」

    KDDIグループのECモール「au PAY マーケット」のアワード「BEST SHOP AWARD 2023」の1位は「お酒のビッグボス」、2位は「リカーBOSS」

    2024/3/26
  3. ヤマト運輸がスキー用品やスーツケースなど大型レジャー用品の運賃査定方法を変更、値上げへ

    ヤマト運輸はスキー用品やスーツケースなどの大型レジャー用品の運賃査定方法を変更する。

    2024/10/23
  4. アマゾンvs楽天vsLINEヤフー。EC利用者はどこが多い? Temuも上位に浮上【ニールセン調査】

    ニールセン デジタルが調査した2024年5月におけるECモールの利用状況によると、最も利用者数が多かったのは「Amazon」で6724万人だった。「楽天市場」は6631万人、「Yahoo!ショッピング」は3541万人。

    2024/7/26
  5. ユニクロ、40周年記念セールの「感謝祭」をスタート。割引価格での販売、プレゼント贈呈など実施【6/2まで】

    ユニクロはECと店舗で「感謝祭」を6月2日まで開催する

    2024/5/24
  6. Amazonの激安ECプラットフォーム「Amazon Haul」とは? 「Temu」「SHEIN」に対抗する低価格サイトの特長

    中国発の激安ECプラットフォームに対抗し、EC最大手のAmazonが競合サイトを立ち上げました。Amazonの新プラットフォームについて説明します。

    2024/11/21
  7. 政府が一定規模以上の事業者を「特定事業者」に指定、「物流統括管理者」の設定など義務付け【物流2024年問題対策】

    政府が閣議決定した「流通業務の総合化及び効率化の促進に関する法律(物流総合効率化法)」「貨物自動車運送事業法」の改正案では、一定規模以上の事業者を「特定事業者」に指定、「物流統括管理者」の選任や中長期計画作成の義務付けなどを盛り込んだ

    2024/2/19
  8. 日本郵便、年末年始は「ゆうパック」などの配送に遅れが生じる可能性【2024年末~2025年始の対応まとめ】

    日本郵便は年末年始の期間、速達や書留、「ゆうパック」「ゆうパケット」(クリックポストを含む)などは毎日配達する。

    2024/12/20
  9. 最低賃金最大50円引き上げの答申で企業は給与設定を変更する? 4割が「引き上げる」、賃金上昇の対策は「価格転嫁」が約5割

    厚生労働省の諮問機関である中央最低賃金審議会は7月、2024年度の地域別最低賃金額の目安について答申。各都道府県で答申通りに引き上げが行われた場合の全国加重平均は1054円で、上昇額は前年度比7円増加の50円。

    2024/8/28
  10. 「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」などが置き配、ゆっくり配送、コンビニ受取などでポイント還元

    政府が、1配送あたり最大5円までポイント還元の原資を支援する。物流負荷の低い選択を消費者に促す仕組みを社会実装することを目的にポイント還元施策を10月から始める。

    2024/7/26

71位〜80位

  1. アマゾンジャパン、セール企画「Amazon スマイルSALE」を5/31~6/3まで実施

    セール企画「Amazon スマイルSALE」の期間は6月3日23時59分まで。

    2024/5/31
  2. イオンの新ネットスーパー「Green Beans」、9か月間で会員数16万人を突破

    「Green Beans(グリーンビーンズ)」は、専用物流拠点からの宅配・配送サービスを展開する倉庫型ネットスーパー事業

    2024/4/22
  3. 楽天グループ、「楽天PointClub」で利息が自動で付く新機能「貯めトクモード」の本格提供

    「貯めトクモード」の設定をオンにすると、手持ちの通常ポイントがすべて自動で「利息プラスポイント」に追加される。これにより、年利0.108%でポイントを増やすことができる

    2024/9/19
  4. 【大手ECモール調査】「楽天市場派」は6割、「Amazon派」は4割。お得感は「楽天市場」、利便性は「Amazon」と評価

    ファンくるが実施した「ネットショッピングについての調査」によると、「楽天市場派」は6割、「Amazon派」は4割だった。

    2024/10/23
  5. 2024年の秋冬は暖冬傾向、秋・冬物商品の動き出しは鈍いと予測【ウェザーニューズ調査】

    毛布・羽毛布団・おでん・鍋つゆ・セーター・ダウンジャケット・ハンドクリームなどの需要は10月から徐々に高まり、11月以降に本格化する予想。平年より気温は高く、年明け後は段々と減少すると見ている。

    2024/9/25
  6. 日本郵便が「ゆうパック」サービスの見直し、配送日数を半日程度後ろ倒し+「20-21時」の配達希望時間帯を廃止

    日本郵便は2024年4月以降、「ゆうパック」と速達郵便物など(レターパックを含む)のサービス内容を見直す

    2024/1/31
  7. 購買行動に影響を与えるSNSは「Instagram」が1位で約76%、2位は「YouTube」、3位は「X」

    SNSを利用する習慣がある20~40代の女性を対象に「SNSがライフスタイルに与える影響」に関する調査をuluコンサルタンツが実施

    2024/3/7
  8. KDDIグループの「au PAY マーケット」、最大34%ポイント還元「ポイント交換所 大還元祭」

    Pontaポイントを最大1.5倍に交換する「お得なポイント交換所」において、ポイント還元を拡大する還元祭を実施する

    2024/7/17
  9. LINEヤフー、「Yahoo!オークション」の落札システム利用料を一律10%に改定

    LINEヤフーは「Yahoo!オークション」の落札システム利用料について、一部を除き一律落札価格の10%(税込)に改定する。これまで「LYPプレミアム」会員の利用料は8.8%だった。

    2024/6/4
  10. 【能登半島地震の支援まとめ】「買って応援!」などEC・通販実施企業の支援・取り組み(随時更新)

    能登半島地震の支援に関連する取り組みまとめ

    2024/1/11

81位〜90位

  1. 政府、「『送料無料』表示の見直し」をEC実施事業者に求める方針

    「送料無料」表示の見直しは、物流サービスに対するコスト意識の浸透、ドライバーに対する社会的な理解の醸成が目的

    2024/7/30
  2. Amazonの2023年売上高は5747億ドルで約12%増、日本円換算では約81兆円

    セグメント別売上高では、直販にあたるオンラインストア売上は2318億7200万ドルで前年比5.4増。第三者販売サービス売上は1400億5300万ドルで同19.0%増えた

    2024/2/2
  3. 楽天グループ、「ふるさと納税へのポイント付与禁止」の総務省告示への反対署名100万人突破と発表

    楽天では約10日間で100万件を超える署名が集まったことを踏まえ、告示撤回を求めて政府、総務省に申しれを行う予定という。

    2024/7/10
  4. 「Temu(ティームー)」のすごさはフルホスティングモデルにあり! 全世界をカバーする販売システムとは【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年3月11日~3月17日のニュース

    2024/3/19
  5. 「Shopify」でワンステップ決済を実現できるフォーム一体型LP作成ツール「CommChat(コムチャット)」とは

    決済フォーム一体型のランディングページを制作できるというハックルベリーの新サービス。その特徴と、期待できる効果を解説する

    2024/2/19
  6. 「楽天市場」、指定日時に1回受取で「楽天ポイント」のキャンペーン。国交省の「再配達率削減緊急対策事業」の一環

    キャンペーン名称は「ありがとうの心を込めて一回受け取りで300万ポイント山分けキャンペーン」。キャンペーンにエントリーし、対象期間中に1000円(税込)以上買い物した商品を、指定の日時に1回で受け取った購入者に対し、「楽天ポイント」300万ポイントを山分けで進呈する。

    2024/10/15
  7. 【通販・EC市場規模】2023年は約16兆円、2035年は19兆円でEC化率は18.9%に

    富士経済はECを中心に成長が予想される通販市場の最新動向を調査。その結果を「通販・e-コマースビジネスの実態と今後 2024」にまとめた

    2024/5/8
  8. ヨドバシが入る西武池袋本店、2025年夏にリニューアルする百貨店はどう変わる?

    リニューアル後の売り場面積は、従来の約半分となる約4万8000平方メートルとなる予定。残りの売り場は、家電量販店「ヨドバシカメラ」を展開するヨドバシホールディングスが利用する計画

    2024/6/14
  9. LINEヤフー執行役員が語る「Yahoo!ショッピング」の2024年戦略+復調の兆しが見えた2023年の振り返り

    2023年10月、新会社として発足したLINEヤフー。足元では流通額の落ち込みが目立ったが、新たな施策で改善の兆しが見え始めているという。今後「ヤフーショッピング」はどう変わっていくのか?

    2024/2/19
  10. 「楽天ペイ」と「楽天モバイル」の連携強化、新規ユーザー対象に「楽天ペイ」支払いでポイント最大5%還元

    「楽天ポイント」を3か月間最大3.5%還元する新たなキャンペーン、2024年夏からの新ポイント還元プログラムで、最大5%のポイントを還元する

    2024/4/23

91位〜100位

  1. 大雪の影響でヤマト運輸、佐川急便、日本郵便で広範囲な配送遅延、一部地域で集荷・配送業務の停止が発生中

    日本海側では1月25日も広い範囲で雪が降る見込み。広い範囲で交通規制などが発生し、荷物の配送に大幅な遅れが生じている

    2024/1/25
  2. ポイント経済圏の総合満足度トップは「PayPay経済圏」。58%が「経済圏を意識してサービスを利用」

    MMD研究所の「2024年1月ポイント経済圏のサービス利用に関する調査」によると、最も意識している経済圏のトップは「楽天経済圏」だった

    2024/2/13
  3. 「SEOは崩壊」したのか? していくのか? 答えはあなたとサイトにあるのでは【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2024年10月8日~10月25日のニュース

    2024/11/6
  4. 【関東の大雪】ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便で配送に遅れ。一部では荷物の預かりを停止

    大雪の影響による幹線道路、一般道路の通行止め、道路規制や渋滞、除雪状況などの影響で、関東の広い範囲で荷物の配送に遅れが生じている

    2024/2/5
  5. アマゾンジャパン、「Prime Video」がプロボクサー那須川天心選手とスポンサーシップ契約を締結

    アマゾンジャパンは「PrimeVideo」において、プロボクサーの那須川天心選手(帝拳ジム所属)とスポンサーシップ契約を締結。那須川天心選手のボクサーパンツにロゴを掲出するほか、さまざまなコラボレーションを展開していく。

    2024/6/5
  6. アフィリエイト広告が不当表示、育毛剤EC会社に東京都が景表法違反で措置命令

    措置命令を受けたヴィワンアークスでは広告代理店やアフィリエイターに作成させた広告表示の内容を十分に把握していなかったという。ただ、景品表示法上の責任は広告主となる。

    2024/10/15
  7. ヤマト運輸が始める法人向け投函サービス「クロネコゆうメール」とは? ヤマトが集荷し、日本郵便が配送

    メール便領域についてヤマト運輸は「クロネコDM便」(カタログやパンフレット、チラシを全国へ送ることができる投函サービス)を1月31日に終了。配送を日本郵便へ委託する

    2024/1/29
  8. ドメイン盗難でサイト運営困難に。「別途新たなドメインを入手し復旧する予定」の夢展望子会社で何が起きた?

    夢展望の子会社でジュエリー販売のトレセンテの企業公式ホームページがドメイン盗難により閲覧できなくなった。別途新たなドメインを入手し公式サイトを復旧させる予定。顧客情報の流出などの被害は確認されていない。

    2024/6/6
  9. 【物流2024年問題】宅配便ドライバーの月給「あまり変化がない」が約6割、「仕事に余裕がなくなった」「人を増やしてほしい」の声

    日本国内のEC市場規模はこの10年で2倍以上に拡大し、輸送需要は増加傾向。この需要と供給の乖離(かいり)により、物流業界はさらに深刻な人手不足に直面していると指摘している。

    2024/10/4
  10. 「ブラックフライデー」で買い物をしたいは約5割、平均予算は1万4911円。購入チャネルは「ネット通販」が約3割

    2023年の「ブラックフライデーセール」は小売り店舗、ECともに売上高は好調だったという。2024年も盛り上がりが予想されるとしている。

    2024/11/5

※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

藤田遥

イオンの2025年「イオン 超!初売り」を1/1~5日間で実施、約380店舗とネット通販で

1 year 4ヶ月 ago

イオンリテールは1月1日から5日まで、「イオン」「イオンスタイル」などの約380店舗とECサイトで「イオン 超!初売り」を実施する。

「イオン 超!初売り」では、食品や家電を買い物カートに詰め合わせた「福カート」、対象の衣料品から好きな組み合わせで2点以上選んで30%引きになる「えらべる福袋」など、買い得商品・企画を用意する。

また、能登半島地震から1年を迎え防災意識が高まるなか、人気アウトドアブランド「LOGOS」とコラボレーションしたオリジナル防災リュックに水や軽食などトップバリュ商品を詰め合わせたローリングストック福袋も販売する。

イオンの公式通販「イオンスタイルオンライン」でも1月1日から、「イオン 超!初売り」を実施する。実施期間は2025年1月1日9時から1月6日の9時59分まで。

このほか、12月31日から2025年1月5日まで、「イオンスタイルオンライン」で買い物をすると、イオンマークの付いたカード払いで「WAON POINT」が基本の10倍(税込200円ごとに10ポイントの付与)になるキャンペーンも実施する。

松原 沙甫

「楽天市場」の2025年初売り、「Rakuten初売り」を1/1からスタート。特設ページを開設

1 year 4ヶ月 ago

楽天グループ(楽天)は2025年1月1日から15日まで、「楽天市場」の2025年初売りセール「Rakuten初売り」を実施する。それに先立ち特集ページを12月26日に公開した。

「Rakuten初売り」では初売りアイテムや福袋などを販売。あらかじめ内容物がわかる福袋、形が不均一な商品や切れ端などの商品を集めた訳あり福袋、ランキング入賞実績のある商品、レビュー点数の高い売れ筋商品を詰めた福袋など、「楽天市場」に出店する400店舗以上が扱うアイテムを販売する。

2025年1月1日では、「楽天市場」の全ショップで「楽天ポイント」の進呈率が3倍になるワンダフルデーを実施。1月3日までの期間中、購入金額や条件達成に応じてポイント進呈率が最大42.5倍になる「新春ポイントアップ祭」のほか、最大2025円割引になるクーポンを枚数限定で配布する。

さらに1月1日から14日まで、「楽天市場」「Rakuten Fashion」が取り扱う幅広いファッションアイテムやコスメ、スポーツ、アウトドア関連商品を最大80%オフで販売するセール企画「Rakuten Fashion THE SALE 2025 Winter」も実施。期間中は対象店舗の商品が最大1500円割引になるクーポンも枚数限定で配布する。

松原 沙甫

ヤマト運輸と佐川急便、天候不良や年末にかけての物量増加などで配送遅延の可能性

1 year 4ヶ月 ago

ヤマト運輸と佐川運輸は12月25日までに、年末にかけての物量増加、日本海側の天候不良などで荷物の配送に遅延が発生する可能性があると発表している。

ヤマト運輸では現在、石川県輪島市と珠洲市の一部、鳳珠郡能登町(北河内)を発着する荷物の預かりと配送を停止中。大雪の影響で、全国から青森県全域宛ての荷物に遅延が発生している。

ヤマト運輸では、年末に向けて荷物が増加傾向にあり、全国的な高速道路の集中工事などの交通規制、荒天によるフェリー、航空貨物、貨物列車の欠航や遅延などで、一部地域において荷物の配送に遅れが生じる可能性があると説明。また、荒天の影響で荷物の預かり、配送、営業所業務を一時的に中止することもあるとしている。

佐川急便も同様に、物量の増加、天候不良、交通規制で全国的に荷物の配送に遅れが生じる可能性があると説明。「荷物をお送りいただく際には、日時に余裕を持った発送をお願いいたします」とアナウンスしている。

瀧川 正実

誇大広告+わかりやすい契約事項表示を求める表示義務に違反した化粧品EC会社、違反した行為と処分内容とは?

1 year 4ヶ月 ago

消費者庁は2月23日、美容クリームなどを販売するEC企業VERIFYに対し、誇大広告とECサイトの最終画面における契約事項表示義務など特定商取引法に違反したとして、通販業務の一部(広告、申込受付と契約締結)を停止するよう命じた。停止期間は12月21日から6か月間。

誇大広告(優良誤認、事実相違)

VERIFYは7月23日~29日の間、商品の効能について「\年齢・遺伝関係なし/塗るだけでシワがピーンッ!!」「本当に塗るだけで顔のシワが完全に消えた!?んです!!」などと広告。商品を塗布するだけでしわやしみを消すことができるかのような表示をしていた。

商品の効能について触れた広告

消費者庁は表示の裏付けとなる合理的な根拠を示す資料の提出をVERIFYに要求。提出された資料は、表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められなかった。

また、VERIFYは7月23日~29日、商品の販売条件で「一回限り 解約不要 1980円」などと広告。あたかも商品の販売条件が定期購入契約ではないかのような表示をしていた。

実際は広告から移動するECサイト上の商品ランディングページ、ECサイト上の商品のチャットボットページから申し込むことができる契約は、定期的に継続して引き渡し、購入者が代金を支払う定期購入契約だった。

これらの行為は、商品の効能を実際よりも著しく優良であると誤認させ、契約が著しく事実に相違する誇大広告(優良誤認、事実相違)に該当すると消費者庁は判断した。

特定申込みに係る手続きが表示される映像面における表示義務違反について

消費者庁によると、VERIFYは7月23日~9月3日の期間、チャットボットページ上で定期購入契約の特定申し込みを受けた際、手続が表示される映像面において注文内容のみを表示していたと指摘。定期購入契約に基づいて販売する商品の分量、販売価格、代金の支払の時期および方法、引渡時期並びに定期購入契約の解除の条件や方法を明示していなかった。

この行為が、特定申し込みに係る手続が表示される映像面における表示義務違反に該当するとした。

チャットボットページ上での手続が表示される映像面

 

松原 沙甫

楽天・三木谷社長が理事長の新経済連盟、市販薬ネット通販規制に関するオンライン署名を開始

1 year 4ヶ月 ago

楽天グループの三木谷浩史会長兼社長が理事長を務める経済団体の一般社団法人新経済連盟は12月23日、市販薬のネット販売にビデオ通話を義務付ける厚生労働省案の撤回を求め、オンラインによる署名活動を開始した。新経連は履歴管理をした上で、従来のネット販売の継続を求めている。

厚労省は現在、厚生科学審議会医薬品医療機器制度部会で、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」の一部を改正し、市販薬のネット販売に関するビデオ通話の義務付けなどを盛り込んだ改正案を、2025年の通常国会に提出することを想定して検討している。

若者を中心とする市販薬の濫用が社会問題化したことを踏まえ、濫用などの恐れがある医薬品の販売方法を見直すこの改正案。新経連は「市販薬入手経路の大半を占める実店舗での対面販売における有効な対応策(履歴管理等)が見送られており、今回の法律改正の動きの背景になっているオーバードーズ(市販薬の過剰摂取)対策そのものの実効性を欠いている」と、厚労省案の撤回理由を説明する。

さらに、ネット販売におけるビデオ通話の実施には新たな設備投資が必要で、ビデオ通話の予約システムなどの導入により購入ステップも販売事業者のシステムも複雑になると指摘。ハードルが高く、非対面での提供が事実上困難になる恐れがあり、非対面での購入による適正使用者の利便性を合理性がないまま著しく制限することになるとしている。

松原 沙甫

【2024年の通販・EC業界10大ニュース】1位→物流問題、2位→円安の影響、3位→小林製薬の紅麹、4位→天候不順、5位→物価高 | 通販新聞ダイジェスト

1 year 4ヶ月 ago
2024年の通販業界は、大きな変化や印象的な出来事が続いた。なかでも、関心が多く集まった物流問題は中長期的な課題として今後も注視していく必要がある。このほか、通販新聞がとりあげる10大ニュースのうち、上位5つを詳しく掘り下げる

物流問題や物価高、また、相次いだ企業の不祥事など、通販業界にとっては後ろ向きのニュースが数多く見られた2024年。そして、国内経済にとっては全般的に消費が鈍く、非常に厳しい年であったとも言えるだろう。本紙が行ったアンケートでも、コスト高やそれに伴う悪影響に関する回答が上位にランクインした。今年1年間に通販業界で起きた、主な出来事を読者と共に振り返ってみる。

「2024年の通販業界10大ニュース」は、今年1年間に通販業界で起きた主な出来事やニュース、トレンドなどを本紙編集部が20項目程度に絞り込み、アンケートなどを受けて独自にランキング化したもの。

通販新聞が読者と選んだ2024年の10大ニュース
通販新聞が読者と選んだ2024年の10大ニュース

アンケートでは今後の通販市場の動向において、重要だと思われる項目から順番に3つを受け付けており、合わせてその理由も聞いている。

最も関心が集まったのは物流問題、2位は円安。事業者の利益や原価率に直結

1位は「2024年物流問題直撃」。運賃値上げ、働き手不足は今後も懸念

1位を獲得したのは「2024年物流問題直撃」で84ポイント。

アンケート回答の内容を見てみると、「物流問題は利益に直結し、対応の差で業界内でのポジションが変わる可能性もある」、「通販のラストワンマイルは配送会社に委託している企業が多く、今後も運賃値上げや配送サービスの変化はあると想定され、通販企業の業績やサービスレベルに大きく影響する。宅配企業の業績状況による値上げや、新たな技術をもとにしたサービス、環境配慮の側面など、今後も大きな変化はあると推測しつつ、通販の戦略や業績を見立てていかなければならない」、「以前から言われてきたが今年現実のものとなり、配送コストアップなど配送とは切っても切れない通販業界全体に大きな影響を与えた。配送員を含む働き手不足はますます深刻化していくわけで、今後も続く頭の痛い問題」、「物流業界の変化には常に対応する必要があるため(納期や送料等)」、「当社は日本列島の比較的中央に位置していることで、関東圏・関西圏・東海圏への距離がほぼ同等で、青森を除いた東北地方~福岡県までは翌日配送が可能であり、この地理的優位性をもって物流の2024年問題に対処していきたいと考えているため」、「通販実施企業にとって配送品質は最初の顧客接点でもあるため非常に大事だが、スピード配送が難しくなる時代に備えてEC購入の店舗受け取りなどを強化し、ユーザー自ら商品を取りに来ることに慣れてもらう必要も出てくる」といった意見が寄せられた。

物流業界の2024年問題に高い関心が集まった
物流業界の2024年問題に高い関心が集まった

2位は「歴史的円安、影響各所に」。値上げラッシュは顧客の節約意識と逆行

2位となったのが「歴史的円安、影響各所に」で65ポイント。

アンケート回答では、「原価率に直接的に影響するため」、「円安は輸入コストを押し上げ、通販商品の価格に影響。価格上昇が続き、消費者の購買行動に変化が見られる」、「円安は商品価格上昇要因に直結するため」、「仕入価格の高騰により販売価格を値上げせざるを得ないが、世間の値上げラッシュによる顧客の節約意識と逆行しており、嗜好品や贅沢品の需要が下がっていると感じる。セールを行うことで顧客離れを食い止めているが、収支を圧迫している」、「輸入商品が多く、影響を受けやすいため」といった意見が見られている。

3位は「小林製薬、紅麹問題」。機能性表示食品全般への不信感、サプリ離れに波及

3位は「小林製薬、紅麹問題」で48ポイント。

主な回答では、「サプリ業界の信頼性の回復時期が不透明であり、行政の規制の強化が強まってくると考えられる」、「マスコミの扱い方の問題もあるが、健康食品やサプリメントに対する不信感は確実に生まれたと感じている」、「過去に例のない健康被害問題で健康食品業界全体に及ぼす影響が大きいため。大手による問題発生により機能性表示食品制度に与える信頼を損なった」、「健康被害の件数やその後のメディア露出もあって影響が大きくなった。紅麴だけでなく、機能性表示食品全般に対する不信感が広がり、『何となく続けている』というライトな顧客層のサプリ離れにつながった」、「今回の事件を契機にもっと規制すべきだ。『機能性表示食品はトクホと変わらないと思っていた』、『国の認可がないとは知らなかった』といった声を良く耳にする。業界はこうした声を重く受け止めるべきではないか」といった回答が寄せられた。

「紅麹」に関連して実施された小林製薬の会見。紅麹問題はサプリメントを取り扱う事業者に大きく影響した
「紅麹」に関連して実施された小林製薬の会見。紅麹問題はサプリメントを取り扱う事業者に大きく影響した

4位は「天候不順で季節商材苦戦」。安定供給に悪影響

4位は「天候不順で季節商材苦戦」で、33ポイント。

季節性商品の仕入量と販売時期の調整が困難」、「猛暑、暖冬の傾向は今後も続くと想定されるためMD戦略の見直しが必要」、「よりその時の天候に即した商品投入、付加価値ある商品の開発が必要」、「地球温暖化等の環境問題の影響により青果等の安定供給が困難になる問題は今後も継続して発生する可能性は高い」、「長引く残暑の影響は、とくにファッション商材の秋冬商戦の立ち上がりに大きく影響した。11月~12月にかけて寒くなって商品も動き出したが、年末商戦は他の出費もかさむため、消費行動を考えると年内は大きな手が打ちづらい」、「商品の生産予測が難しくなっているため。商品コンセプトの設計にも影響していると考えている」との回答があった。

5位「物価高で個人消費低迷へ」。物価上昇が購買力ダウンに影響

5位は「物価高で個人消費低迷へ」で30ポイント。「当面は継続すると予測」、「経済全般に影響がある」、「物価上昇が消費者の購買力を低下させる。高価格帯商品の売上減少、低価格帯商品の需要増加」となっている。

※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをネットショップ担当者フォーラム編集部が追加している場合もあります。
※見出しはネットショップ担当者フォーラム編集部が編集している場合もあります。

「通販新聞」について

「通販新聞」は、通信販売・ネット通販業界に関連する宅配(オフィス配)をメインとしたニュース情報紙です。物品からサービス商品全般にわたる通販実施企業の最新動向をもとに、各社のマーチャンダイジング、媒体戦略、フルフィルメント動向など、成長を続ける通販・EC業界の情報をわかりやすく伝え、ビジネスのヒントを提供しています。

このコーナーでは、通販新聞編集部の協力により、毎週発行している「通販新聞」からピックアップした通販・ECのニュースや記事などをお届けしていきます。

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通販新聞

ECの決済手段に「ビットコイン」など暗号通貨を導入するメリット+注意すべきポイントを解説 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

1 year 4ヶ月 ago
暗号通貨の利用者急増に伴い、決済手段に暗号通貨を取り入れる事業者が増えています。どのようなメリットを得られるのか、取り入れない場合にどのようなリスクが生じるかを詳しく解説します

通貨のような機能を持つデジタル資産、暗号通貨の普及が急速に拡大しています。2024年には6億人以上が暗号通貨を所有し、それに伴い暗号通貨を決済に取り入れる事業者も増加。従来の決済手段よりも購入フローが迅速化、セキュリティや利便性の向上につながるため、暗号通貨の導入が進んでいるのです。事業者が決済手段に暗号通貨を導入するメリット、注意すべきポイントを解説します。

ますますユーザー増加が見込まれる暗号通貨の概況

グローバルで6億人以上が暗号通貨を所有

暗号通貨の普及は急速に進んでおり、2024年には6億人以上の消費者が暗号通貨を所有。それに伴い、暗号通貨を決済手段として採用する事業者が増えています。

暗号通貨を用いた決済に対応していない事業者は、暗号通貨での決済を可能にしている競合他社に顧客を奪われるリスクがあります。

「ビットコイン」など暗号通貨を所持する人が増えている(画像は編集部が追加)
「ビットコイン」など暗号通貨を所持する人が増えている(画像は編集部が追加)

暗号通貨の所有者が急増し、暗号通貨を使いたい思うユーザーが増えるのは当然のこと。そのため、決済手段の1つとして暗号通貨を取り入れる事業者が増えています。

2024年半ばまでに、暗号通貨などのデジタル通貨が日常的な決済手段に組み込まれるようになり、暗号通貨を取り入れる事業者の数は今後、着実に増加していくと推定されています。

仮想通貨を使えることが顧客維持率に貢献

暗号通貨の浸透が進んでいる状況は、事業者にとって何を意味するのでしょうか。

時代の流れに取り残されず、一歩先を行くには、暗号通貨の導入を後回しにせず、今すぐ取り入れることが必要です。決済手段の1つとして暗号通貨を採用する企業は、成長し続けている暗号通貨市場に参画できるだけでなく、暗号通貨の流通がさらに拡大が見込まれる今後のために準備することができるのです。

2023年から2030年までの暗号通貨の年間平均成長率(CAGR)は、約12.5%増と予測されており、金融業界で最も急速に成長しているトレンドの1つ。もし、暗号通貨の採用を考えていない場合、暗号通貨を使いたい顧客はより利便性の高い競合他社に流れることになり、利益が停滞したり縮小したりする可能性があるでしょう。

決済手段に暗号通貨を追加することで、暗号通貨を利用する人にシームレスな決済経験を提供することができるため、顧客の維持率を高めると同時に、時代の潮流を捉えた先進的なブランドとしての地位を確立できます。

決済手段に暗号通貨を取り入れるメリット

暗号通貨を決済手段に導入することで、競合企業に対する競争力の維持や新規顧客の獲得だけでなく、さまざまなメリットが得られます。

決済手数料の削減

従来のクレジットカード決済に比べ、暗号通貨の取引手数料は大幅に削減されるため、企業は決済手数料としてかかるコストを最大80%圧縮できます。手数料の削減によるコスト効率の向上は、取引量の多い事業者や利益率が低い事業者にとって大きなインパクトをもたらすでしょう。

キャッシュフローの改善

暗号通貨の支払いは数分、あるいは数秒で取引が完了することが多いため、クレジットカード決済や銀行振込でたびたび見られる決済遅延と比較し、事業者は資金の流動性が高くなります。特に事業運営において資金を迅速にやり繰りする必要がする事業者にとって、キャッシュフローの改善につながります。

セキュリティ強化

暗号通貨の基盤であるブロックチェーン技術はセキュリティ面の安全性が高く、ネット上の取引の詐欺やチャージバックのリスクを軽減するのに役立ちます。

ブロックチェーン技術により、オンライン上の複数の場所で同じデータを保存し、管理する「分散型台帳」にデータが記録されるため、透明性が確保されやすく、第三者による改ざんや偽造がほぼ不可能となります。このため、不正利用によるECサイトの売り上げの取り消し、つまりチャージバックの発生を防ぐことにつながります。事業者の損失を避けたり、トラブルや不正請求を処理する負担を軽減することに寄与します。

仮想通貨がブロックチェーン技術で運用されているイメージ(画像は編集部が追加)
仮想通貨がブロックチェーン技術で運用されているイメージ(画像は編集部が追加)

グローバルな顧客基盤の構築

自社ブランドをグローバルに展開する際、通常、企業は国境を越えて商品を販売する際の手数料や為替問題、国際的な銀行システムによる遅延といった懸念が生じますが、暗号通貨なら、世界中どこからのアクセスでもすぐに顧客からの決済を受け入れることができます。

これは、従来の銀行システムの信頼性に疑問を持っていたり、アクセス率がまだ高くない新興市場への進出をめざす企業にとって特に有益です。

暗号通貨による決済を可能にすることのメリットは、手数料の低減、決済のスピードアップ、セキュリティの強化、アクセス性の高さによりグローバルな顧客基盤を構築しやすいことなどがあげられます。

暗号通貨の導入前後でたとえ顧客数が変わらない場合としても、それ以外のメリットが数多くあるため、事業者にとって魅力的な選択肢となります。

暗号通貨決済のリスクを軽減する手法

暗号通貨での決済を受け入れるには一定のリスクが伴いますが、ブロックチェーンベースの暗号通貨決済処理業者のような信頼できるプロバイダーと提携することで、リスクを大幅に軽減することができます。CoinsPaidを例に解説します。

  1. 価格変動……自動フィアット(法定通貨)コンバージョンにより、企業は暗号通貨による支払いを米ドルやユーロなどの従来の通貨に即座に変換。価格変動を回避できます。
  2. 不可逆トランザクション……安全なトランザクションプロセスと高度なサポートにより、一般的な暗号通貨トランザクションと比較して、エラーや顧客からの返金要求への対応を容易にします。
  3. コンプライアンス……強力な規制対策と不正取引の監視により、暗号通貨を取り扱う事業者のコンプライアンスを確保。さまざまな法的要件を満たせるようにします。
  4. 詐欺とサイバー犯罪……ハッキングや盗難から保護するために、暗号化や詐欺防止システムなどの高度なセキュリティプロトコルを採用しているため、取引の安全性を確保しています。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360

宅配ボックスの普及状況、20代は3人に1人が「自宅にある」。世帯年収別では、1000万円以上の世帯は38%が所有

1 year 4ヶ月 ago

アフィリエイトプラットフォームの開発・運用を手がけるフォーイットが実施した宅配ボックスの普及状況に関する調査によると、自宅に宅配ボックスがある割合は23.8%、年代別で見ると20歳代の設置率が最も高い33.0%、世帯年収別で見ると1001万円以上の世帯の設置率が最も高い37.7%だった。調査対象は全国の20歳代~60歳代までの男女500人。

自宅に宅配ボックスがあるかを聞いたところ、「ある」は23.8%、「ない(設置を検討している)」は11.8%で、約35%が宅配ボックスを利用している、もしくは利用する予定という。「ない(設置の予定はない)」は64.4%だった。

アンケート回答者全体の宅配ボックス設置状況
アンケート回答者全体の宅配ボックス設置状況

年代別で見ると、宅配ボックスがあると回答した割合は、20歳代が33.0%、30歳代が31.0%。40歳代は22.0%、50歳代は同12.0%、60歳代は同21.0%だった。

2020年以降コロナ対策でネットショッピングの需要が拡大し、その後も多くのユーザーが利用を継続。「ECサイト、オークション、フリマサイトの利用頻度が特に高いと考えられる若年層では、宅配ボックスが設置されている物件を選んだり、自分で設置したりする方が多いと推察される。都心では宅配ボックス付きの賃貸マンションが多いことも、若年層の宅配ボックス利用率の高さに影響している可能性が伺える」(フォーイット)としている。

年代別の宅配ボックス設置状況
年代別の宅配ボックス設置状況

未婚・既婚別で見ると、「ある」は未婚者が21.9%、既婚者が25.8%、「ない(設置を検討している)」は未婚者が10.4%、既婚者が13.3%。「ない(設置の予定はない)」は未婚者が67.7%、既婚者が60.8%。「既婚の方は家を建てる際に宅配ボックスを設置したり、あらかじめ設置されているファミリー向けの物件を選んだりするケースが多いのかもしれない」(フォーイット)と推測している。

未婚者、既婚者別の宅配ボックス設置状況
未婚者、既婚者別の宅配ボックス設置状況

世帯年収別で見ると、自宅に宅配ボックスがあると回答した割合は、収入に比例して多くなっている。宅配ボックスの普及率は、世帯年収が500万円以下の層で17.7%だが、501万円~1000万円の層では27.1%、1001万円以上の層では37.7%。「年収が高い方の場合は富裕層向けの高級物件に住んでいる方も多いと考えられ、セキュリティ上の理由から宅配ボックスが設置されているケースが多いことが推察される」(フォーイット)

世帯年収別の宅配ボックス設置状況
世帯年収別の宅配ボックス設置状況

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:20歳~69歳の男女
  • 調査方法:ネットリサーチ
  • 調査期間:2024年11月15日
  • 回収サンプル数:500人
  • 調査主体:フォーイット
高野 真維

フューチャーショップが始めた6か月間でECチームの育成をめざすグループコンサルティングオプション「EC実践会」とは

1 year 4ヶ月 ago

SaaS型ECサイト構築プラットフォーム「futureshop」を提供するフューチャーショップは12月23日、6か月間の講義でECチームの育成をめざすグループコンサルティングオプション「EC実践会」を開始したと発表した。

「EC実践会」では、成功事例をエビデンスとした独自のフレームワークに基づく講義に加え、講義内容をその場で実践するワークショップを実施するのが特長。参加者の発表に対し、講師がその場でアドバイスする。後日の受講や振り返り学習できるアーカイブ動画も配信する。

講師に対して、メールでの数値報告と個別相談ができる。講師は参加者の売り上げやサイト訪問者数などの各種状況を把握した上で、相談内容に対して直接返信・アドバイスする。アドバイスの内容はメーリングリストを通じて参加者間で共有、参加各社は自社のECビジネスの参考にできる。

「EC実践会」では毎回、懇親会を実施。EC事業者同士の情報交換、講義で聞き足りなかったこと、各事業者が抱えているEC運営上の課題、業界事情などを共有できるようにする。場所は、東京会場、大阪会場。全6回のカリキュラムで構成する。オンラインでも実施しており、各会場先着10社の参加が可能。

フューチャーショップの「futureshop」「futureshop omni-channel」の導入企業のほか、未導入企業も参加できる。

フューチャーショップは、クライアントの一時的な売上アップだけでなく、EC事業者が継続的に成長し、売り上げを伸ばし続ける環境の構築をめざしている。「EC実践会」はそれを支える独自のラーニングプログラムとなる。

松原 沙甫

ギフティ太田代表に聞く「eギフト」のトレンド。個人、法人、従業員向けからもニーズが高まっているワケとは?

1 year 4ヶ月 ago
コロナ禍を経て一層、デジタルギフトの利用が進んでいる。手軽に贈り物ができる利便性から、個人間だけでなく、企業からの引き合いも高い。ギフティの太田社長に近年の潮流を聞いた

相手の住所がわからなくても、SNSやメールを通じ、オンライン上で気軽にギフトを贈れる「eギフト」。その第1人者と言っても過言ではないのが、「eギフト」のプラットフォームを運営し法人利用向け、個人間の利用向けに多様な「eギフト」サービスを提供しているギフティだ。コロナ禍で利用する消費者や企業が拡大。BtoE(会社から従業員)の用途も増え、「eギフト」需要が高まっている。ギフティ代表取締役の太田睦氏に、「eギフト」市場における国内外の概況、EC事業者や消費者からの「eギフト」の引き合いについて聞いた。

ギフティ 代表取締役 太田睦氏
ギフティ 代表取締役 太田睦氏

流通額は前年同期比で9割増。個人利用も法人利用も堅調に拡大

――法人向けの「eギフト」サービスが主軸となっているギフティ。足元の業績推移はいかがですか。

太田睦氏(以下、太田氏)2024年1-9月期(第3四半期累計)における全社売上高は、前年同期比29.4%増の68億6000万円でした。営業利益は同9.7%増の13億8500万円。流通額で見ると、同89.5%増の783億円規模です。ギフティの業績推移から見ても、「eギフト」市場が堅調に拡大していることがわかります。

ギフティでは、ECサイトを利用する個人需要の増加に加え、法人の「eギフト」利用――すなわち法人からの引き合いが大幅に増加しています。

個人向けのサービスは「giftee」、法人向けのサービスは「giftee for Business」の名称で展開しています。

消費者向けにギフティが運営するECサイト。さまざまな企業・ブランドの「eギフト」を取り扱っている
消費者向けにギフティが運営するECサイト。さまざまな企業・ブランドの「eギフト」を取り扱っている

法人サービスの成長の理由は、大型の案件を受注したこともありますが、全体的に法人からの高い需要が継続しておりリピート率が高いことがあげられます。

ギフティの流通額推移(図中の「eGift System」は、法人向けに提供する「eギフト」販売システム)
ギフティの流通額推移(図中の「eGift System」は、法人向けに提供する「eギフト」販売システム)

従業員のエンゲージメントを高める目的でも利用進む

――「eギフト」を利用する企業の意図や、昨今のトレンドを教えてください。

太田氏:ギフティの法人向けのサービスのなかで最も売上規模が大きいのは従来通りBtoCですが、昨今はBtoBやBtoEの引き合いも高まっています

※BtoC、BtoE、BtoB各領域の売上は全て「giftee for Business」に計上

BtoCの使われ方は、各種キャンペーンのインセンティブ、ウェビナーを開催した際の参加者への特典としてギフティングするなど。

従業員向けのBtoEは、従業員数20〜30人規模の企業から、数千人規模の企業など3000件以上、幅広く利用されています。使われ方は、新入社員向けのウェルカムギフト、会社のロゴ入りのパーカーやTシャツといったコーポレートアパレルなど。なかには、勤続30年の自社社員を祝って、受け取った人が好きな商品を自由に選べるギフト「giftee Box」9万円分を贈呈されたケースもあります。

コロナ禍を機にリモートで仕事をされる人が増えたことから「企業と従業員とのエンゲージメントを上げたい」というニーズが増えています

BtoBについては、取引先への虚礼廃止の潮流のなか、企業のカラーや相手に対する感謝などよりギフトを贈る際のコンテクストを伝えられるようなギフトが選ばれるようになったことがあげられます。

また、「eギフト」の贈り物が顧客とのコミュニケーションのツールになったり、より良好な関係性作りにつながったりと、ビジネスに良い影響を及ぼすことも少なくないため、「eギフト」がビジネスシーンのトレンドの1つになりつつあると見ています。

このほか、デジタルマーケティングにおける広告費が高止まりしており、現在はどの企業も獲得効率が厳しいという市況も影響していると考えています。

アフターコロナ後も「eギフト」の需要は衰えず拡大

――「非接触」が求められたコロナ禍だけでなく、アフターコロナでも「eギフト」の引き合いが衰えないのはなぜだと考えていますか。

太田氏:改めて「便利なものはずっと使っていただける」と感じています。たとえば、コロナが第5類感染症のカテゴリに移行した後も個人間で「eギフト」を贈り合うやり取りは加速しています。「eギフト」が向いているシーンでは「eギフト」を活用し、反対にモノを直接送った方がより効果があるところはモノを送る。こういった使い分けへの理解がある消費者や企業が増えてきた印象です。

太田氏はアフターコロナ以降も「eギフト」を便利に使い続ける人や企業が多いと実感している
太田氏はアフターコロナ以降も「eギフト」を便利に使い続ける人や企業が多いと実感している

贈答の仕方はモノからデジタルにシフト

――法人利用における「eギフト」の使い方で特筆すべきことはありますか。

太田氏:DXの流れもあり、贈答品の贈り方もモノからデジタルへという大きな変化が見られます。「eギフト」を受け取った相手が任意の団体に寄附できるサービスも展開しています。一方で、多様なニーズに応えるため、今では「eギフト」だけでなく、ロゴや社名などをプリントしたオリジナルグッズなどモノのギフトの企画・制作を担うサービスも提供しています。

導入企業ごとの取扱高は増加傾向です。モノのギフト、体験ギフト、それ以外のギフト......どれが適するかは状況や場面によって異なるためです。ウェビナーやアンケートの謝礼はライトな価格帯のものが好まれますし、見込み客に贈る場合には、自社のロゴ入りギフトをプレゼントしたり。

従業員に贈るギフトに自社のロゴや社名などをプリントした「Swag(スワッグ)」の例(画像の「Swag」は新入社員向け)
従業員に贈るギフトに自社のロゴや社名などをプリントした「Swag(スワッグ)」の例(画像の「Swag」は新入社員向け)

シャトレーゼは自社ECに直接「eギフト」を導入

――近年、「開発費がかかっても自社ECにeギフトを組み込みたい」というEC企業が増えていると聞きます。初期コストをかけても「eギフト」を自社サイトに組み込む利点や、その事例を教えてください。

太田氏:「eギフト」を導入する事業者が自社チャネルで「eギフト」を販売する場合、「eギフト」専用の販売ページを設けるケースがほとんどです。自社ECサイトに直接組み込む場合は開発費がかかりますが、エンドユーザーにとっては、ECサイトにつなぎこまれた「eギフト」を利用すると導入企業側のサイトのポイントがたまるため、利用促進につながります。「eギフト」の販売ページにブランドのファンがたどり着きやすいという利点もあります。

法人向けギフト販売システム「eGift System」を導入し、公式オンラインショップに直接「eギフト」システムをつなぎ込んだ企業は菓子専門店のシャトレーゼさまが初めてです。

シャトレーゼのECサイトから「eギフト」を贈るときのフロー
シャトレーゼのECサイトから「eギフト」を贈るときのフロー

ニーズの発掘とロングテールなラインアップをめざす

――ギフティでは東南アジアなど海外でも「eギフト」サービスを提供しています。各地での手応えはいかがですか。

太田氏:進出している国では、どの国でも個人間で贈りあう「eギフト」そのものは浸透していますが、企業が従業員への福利厚生や顧客への販促として使うケースは少ないため、有用な使い方の認知拡大を図っているところです。現在は東南アジアのマレーシア、ベトナム、インドネシアの3か国を中心に「eギフト」のプラットフォームづくりを行っています。

また、2024年11月には、中東を拠点とするYouGotaGift(ユーゴッタギフト)も子会社化しましたが、YouGotaGiftでは、すでに福利厚生や顧客へのロイヤリティプログラムとして「eギフト」の提供が進んでいます。

多くの場合、海外の企業は国内よりも離職率が高い傾向にあるので「企業と従業員のエンゲージメントをいかに高めるか」という危機感は日本の企業よりも強いように感じています。利用の拡大はまだまだ伸びしろがあると見ています。

今後はさらなるニーズの掘り起こしとラインアップの拡大にのぞむ
今後はさらなるニーズの掘り起こしとラインアップの拡大にのぞむ

太田氏:現地ならではのユースケースにも着目しています。たとえばラマダン(断食)明けに「ラマダンお疲れギフト」のようなものを会社が従業員に贈るなど、国、域、エリアごとの新たなニーズが見えてきているところです。

新たなニーズを知れば、新たなコンテンツを開拓するきっかけになります。これを国内外でやっていきたいです。個人向け・法人向けともに、ニーズを深掘りしながらロングテールな商品やサービスの展開をめざします。

高野 真維

問い合わせ対応時間を1620時間削減! AIチャットボットの新しい活用方法とは? | 今日から試せるネットショップ運営ノウハウ powered by カラーミーショップ

1 year 4ヶ月 ago
近年、ECサイト運営において注目を集める「AIチャットボット」とは? 業務効率化と顧客満足度向上が期待できる、効果的な活用事例を聞いてみました

ECサイトの運営は、商品の写真撮影やサイト更新、顧客対応などさまざまな業務があります。そういった業務を行い売り上げを伸ばすためには、EC人材の育成や確保が求められます。そんな課題を解決する糸口として、近年注目を集めているのが「AI活用」です。特にAIによるチャットボットの活用への注目が高い傾向にあります。ECは24時間どこからでもスマホがあれば買い物ができる反面、24時間ユーザー対応ができる環境を整えるのは非常に難しくコストもかかります。

また、対面接客ができないため、問い合わせ対応はショップの印象を左右する非常に重要な施策です。「買いたいときに買えない」「問い合わせのレスポンスが遅い」となるとECでのコンバージョンは低下します。そういった課題に対し、業務効率化や顧客満足度向上などさまざまな効果が期待できるのが「AIチャットボット」です。今回は「GMO即レスAI」の秦(はた)さんと小林さんにAIチャットボットがどのようなものなのか、EC上での活用事例について聞いてみました。

AIチャットボットサービス「GMO即レスAI」提供の背景

――最初にお2人の自己紹介をお願いします。

:GMOペパボ 事業開発部 AXチームリーダーの秦と申します。約10年間カスタマーサポート業務に携わっており、前職ではコールセンターで管理職などを務めていました。ペパボ入社後は「カラーミーショップ」の顧客対応やアドバイザー、当社11サービスの問い合わせ対応をAI化するプロジェクトのリーダーとして参画。現在は「GMO即レスAI」の企画や営業を担当しています。

小林:同じく事業開発部AXチーム所属の小林です。私もカスタマーサポート業界で10年ほど経験を積んだ後、2022年にペパボに入社しました。「 カラーミーショップ」のカスタマーサポートにて「カラーミーAIチャット」の設計、導入を担当した後、現在は「GMO即レスAI」に関する営業や各企業のAIチャットボットの会話設計などを担当しています。

GMOペパボ 事業開発部 AXチーム 小林氏

――お2人とも長くカスタマーサポートの現場に携わっていたんですね。GMOペパボで提供を開始した「GMO即レスAI」についてお話を伺いたいのですが、どういった経緯で新サービスを提供することになったのでしょうか?

小林:GMOペパボでは、以前から問い合せの件数が非常に多く、対応に課題を感じていました。

――具体的にどれくらいの件数だったのでしょうか?

小林:2023年4月時点で、主要サービスだけでも月間約2.5万件の問い合わせがあり、対応時間は約3857時間にものぼっていました。

もちろん、お客さま対応は非常に重要な業務なのですが、このままでは新しい価値を生み出すための時間やリソースが不足してしまうという危機感がありました。そこで、問い合わせ対応の効率化、そして最終的には問い合わせ件数そのものを削減するために、GMOペパボの問い合わせ窓口にAIチャットボットの導入を検討し始めました。

――お客さま対応にかけるリソースの配分については、多くの企業が抱える課題ですよね。AIチャットボットの導入を決断するまでには、さまざまな検討事項があったのではないでしょうか?

:はい、その通りです。特に私たちが懸念していたのは「お客さまにご満足いただけるか」 という点でした。「AIチャットボットを導入することで、お客さまにご不便をおかけしてしまうのではないか」という不安がありました。

――確かに、AIチャットボットに対して「冷たい」「機械的」といったイメージを持つ人もいるかもしれません。

:そうなんです。AIチャットボットを導入したことで 、お客さまにご迷惑をおかけするわけにはいきません 。むしろ、AIチャットボットの導入によって、お客さまにより満足いただけるような、より良い顧客体験を提供したいと考えていました。

小林:まずは、AIチャットボットで対応できる範囲と、有人対応が必要な範囲を明確に区別することから始めました。お客さまからの問い合わせ内容を分析し、よくある質問や簡単な手続きなどはAIチャットボットで対応できるように、会話設計をしていきました。

:その際、お客さまに寄り添った自然な会話ができるように、シナリオの内容や言葉づかいには特に気をかけました。また、AIチャットボットでは対応が難しい問い合わせの場合は、シームレスに有人対応へ切り替わるような仕組みも構築しました。

1620時間の工数削減とリスキリング。AIチャット導入による変化

――お客さま視点で、導入準備を進めていたことがよくわかります。実際に導入してみて、お客さまの反応はいかがでしたか?

小林:当初は、AIチャットボットに対して抵抗を感じるお客さまもいらっしゃるのではないかと懸念していました。しかし、蓋を開けてみると、想像以上に多くのお客さまがスムーズにご利用いただけている印象です。

たとえば、あるお客さまから「AIチャットボットの対応が早くて助かった」「24時間いつでも質問できるのが便利」といったお声をいただきました。また、「AIチャットボットで解決できなかった場合でも、すぐに担当者につないでもらえたので安心だった」というお声もありました。

:実際にAIチャットボット導入後、顧客満足度を測るアンケートを実施したのですが、結果は導入前と比べて1%上昇していました。「AIチャットボットの導入によって、顧客満足度が下がってしまうのではないか」という当初の懸念は払拭されましたね。

――顧客満足度が向上したということは、AIチャットボットの導入が、お客さまにとってもプラスに働いたという証明になりますね。ちなみに、問い合わせ対応業務の効率化にはどの程度つながったのでしょうか?

小林5か月間の運用で、合計1620時間の人員対応時間の削減に成功しました。これは、およそ11名分の業務量に相当します。

GMOペパボ 即レスAI導入で得られた結果

――11名分! それはすごいですね。大幅な業務効率化を実現できた要因は何だとお考えですか?

:やはり、AIチャットボットが24時間365日休まず対応してくれるようになったことが大きいですね。これまで、お客さまからの問い合わせに対応できるのは、営業時間内に限られていました。

しかし、AIチャットボット導入後は、時間外の問い合わせにも対応できるようになったため、お客さまをお待たせすることがなくなりました。また営業時間内であっても、AIチャットボットが一次対応を行うことでオペレーターの負担が軽減され、より複雑な問い合わせ対応に集中できるようになったことも、大きな成果につながっています。

――24時間365日対応できる点は、AIチャットボットの大きなメリットですね。お客さまをお待たせすることなく、スピーディーな対応ができるだけでなく、企業側としても営業時間外の人員配置を減らすなど、コスト削減の効果も期待できますね。

小林:おっしゃる通りです。さらに、AIチャットボットは対応品質にばらつきがないため、お客さまに対して常に一定レベル以上のサービスを提供できるという点もメリットとしてあげられます。新人オペレーターの育成にかかる時間やコストを削減できるという点も、企業にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

さらに、AIチャットボットの導入は、人材リソースの有効活用にもつながっています。これまでは、問い合わせ対応に多くの時間を割かれていたオペレーターが、AIチャットボット導入によって生まれた時間を活用して、よりお客さまに喜んでいただく ための施策や新サービスの開発としての配置転換(リスキリング)など、会社としてもより創造的な業務に取り組めるようになりました。

――AIチャットボット導入によって、顧客満足度向上、業務効率化、コスト削減といった様々な効果が得られる可能性があることがよくわかりました。さらに人材不足が叫ばれるなか、限られたリソースを有効活用できる点は企業にとって大きなメリットですね。

80以上の多言語対応から個性のあるキャラクター設定まで対応可能。「GMO即レスAI」の魅力とは

――あらためて、GMOペパボが提供するAIチャットボットサービス「GMO即レスAI」について、詳しく伺っていきたいと思います。まずは、「GMO即レスAI」にはどのような特徴や機能があるのでしょうか?

小林:「GMO即レスAI」は、GMOペパボが長年培ってきたカスタマーサポートのノウハウと、最新のAI技術を融合させたサービスで、AIチャットボットの導入を検討されている企業さまに対して、導入支援から運用サポートまでワンストップでサービスを提供しています。
まず「GMO即レスAI」の特徴の1つとして 、「多言語対応」があげられます 。80以上の言語に対応しており、海外のお客さまへの対応も可能です。

近年、インバウンド需要の高まりや越境ECの市場拡大もあり、ECサイトを運営する上で多言語対応はますます重要になっています。「GMO即レスAI」は、多言語に対応しているだけでなく、各言語のネイティブスピーカーによる翻訳・監修を行っているため、自然でわかりやすい文章でお客さまとコミュニケーションをとることができます。さらに「GMO即レスAI」では、導入段階で独自の技術とノウハウで多言語の検証をすることで、より自然で正確性の高いAIチャットを提供することが可能です。

――それは心強いですね。他にどのような機能があるのでしょうか?

小林:もうひとつ大きな特徴の1つとして、「キャラクター設定の柔軟性」があげられます。企業さまのブランドイメージやターゲット層に合わせたキャラクター設定が可能です。

たとえば、キャラクターの口調を「ですます調」や「方言」などに変えたり、キャラクター独自の一人称や挨拶を喋らせたりすることができます。なので企業さまの既存のマスコットキャラクターをAIチャットボットのキャラクターとして設定することも可能です。

キャラクターを設定したAIチャットボットの役割は、単に質問に答えるだけでなく、お客さまとコミュニケーションをとることで親近感を抱かせるなど、さらなる付加価値を作れると考えています。

また、キャラクター設定は、ECサイトの個性化にも大きく貢献します。同じような商品を扱うサイトが多いなかで独自のキャラクターを持つことは、競合他社との差別化にもなります。お客さまに「あのキャラクターがいるサイト」として記憶してもらえれば、ブランドの認知度向上にもつながるでしょう。

――確かに、キャラクターとサイト上で楽しく会話できたら接客してもらったように感じますし、すごく記憶に残りますね。

小林:ECサイトでのメリットをさらにあげると、「商品検索の手助けや提案」ができることです。

たとえば、お客さまがECサイト上で「こういう商品を探している」と伝えると、AIチャットボットが商品情報を基に最適な商品を提案することができます。ECサイトによっては非常に多くの商品を取り扱っていて、お客さまが欲しい商品をピンポイントで見つけるのに苦労することもあると思います。そんな時に、AIチャットボットが適切な商品を絞り込んで提案してくれます。

また、AIチャットボットは単に商品を探すだけでなく、お客さまの悩みや質問に対して提案をすることで購買意欲を向上させる役割も果たします。

たとえば、お花屋さんのECサイトであれば「結婚祝いに適した花は?」「元気が出る花言葉の花は?」といった質問にも答えられます。そして、そのような花を使った商品をサイト内から見つけ出し、購入ページへと誘導することもできるんです。

これにより、お客さまは欲しい商品を素早く見つけられるだけでなく、自分では思いつかなかった商品との出会いも生まれます。結果として、顧客満足度の向上やコンバージョン率の改善にもつながります。

このようなAIチャットボットとのやり取りは、お客さまの行動分析にも活用できます。どのような商品が求められているのか、どんな悩みを持っているのかなど、貴重な情報が得られますので、商品開発やマーケティング戦略にも生かせると考えています。

ECサイトでのチャットボット活用事例

――それでは、実際に「GMO即レスAI」がECサイトでどのように活用されているのか、具体的な事例をご紹介いただけますか?

小林:「カラーミーショップ」でECを運営している「肉の寺師」さんでは、「GMO即レスAI」を活用してお客さまからのさまざまな質問に対応しています。

たとえば、「2人暮らしですが、ちょうどいい量の商品はありますか?」といった質問に対して、AIチャットボットが適切な商品を提案しています。具体的には「寺師の国産牛もつ鍋セットの2~3人前」を推奨しつつ、「ちょっと少なめでヘルシーなものをお探しであれば、『モテ鍋』という商品もあります」といった具合に、お客さまのニーズに合わせた提案を行っています。

さらに、AIチャットボットは季節感も考慮して対応しています。たとえば「今のおすすめ商品は?」という質問に対して、「現在は2024年4月、春の季節ですね」と前置きしてから、季節に合った商品を提案しています。

また、配送に関する質問にも正確に回答しており、「最短でいつ配送されますか?」という質問に対して、現在の日付や営業日を考慮した上で具体的な配送可能日を案内しています。

――AIチャットボットが季節感や配送状況まで考慮して対応できるのは素晴らしいですね。お客さまにとっても、より親身な対応を受けているように感じられそうです。

小林:そうなんです。さらに興味深いのは、AIチャットボットがお客さまとの自然なコミュニケーションを実現している点です。

たとえば「全部美味しそう」というお客さまのコメントに対して、「ありがとうござい“もつ”」と返答し、キャラクター設定に沿った言葉づかいで応対しています。

「肉の寺師」さんの場合、AIチャットボットに「おいどん」という一人称を使わせるなど、独自のキャラクター設定を行っています。方言を使ったり商品名にかけた言葉遊びをしたりすることで、お客さまとのコミュニケーションをより楽しいものにしているんです。

――そういった工夫がお客さまの印象に残り、ECサイトのブランディングにもつながりそうですね。

:おっしゃる通りです。AIチャットボットを通じて、ECサイトの個性や魅力を伝えることができるのも大きなメリットだと考えています。単に問い合わせに答えるだけでなく、お客さまとの対話を通じてブランドの世界観を体験していただくことができるんです。

GMOペパボ 事業開発部 AXチームリーダーの秦氏

――AIチャットボットが、ECサイトの「顔」として機能しているわけですね。ところで、こういったAIチャットボットの導入に興味はあるものの「うちのショップにはどう導入していいかわからない」「キャラクターもないし……」といった導入イメージを持てない人も多いと思います。そういった人たちに向けてアドバイスはありますか?

小林:そういった悩みをお持ちの人も多いですね。「GMO即レスAI」では、導入を検討されている企業さまに対して、個別相談を承っています。オンラインミーティングを通じて、企業様の課題やニーズをお伺いし、最適な導入方法をご提案させていただいています。

相談を受けた結果、AIチャットボットの導入がお客さまにとって最適な解決策でないと判断した場合は、別の方法をご提案することもあります。どういったものか興味がある段階で気軽にご相談ください!

ECサイトでのAI活用の将来性

――最後に、お2人が考えるECサイトでのAI活用の将来性について聞かせください。

:まず、AIによる24時間365日の対応がもっと進化して、お客さま1人ひとりに合わせたサービスが提供できるようになると思います。たとえば、お客さまがこれまで何を買ったか、どんな質問をしたかといった情報をAIが理解して、まるで常連さんへの対応のようにぴったりの提案や接客ができるようになっていくのではないかと思います。

今はチャットで文字のやり取りが中心ですが、将来的には音声での会話もできるようになるのではないでしょうか。まるで人間と話しているみたいに、自然にAIとおしゃべりできることが当たり前の世界がすぐそこまで来ていると思います。

小林:私は、パソコンやスマートフォンが私たちの生活に欠かせなくなったように、そう遠くない未来にAIも日常的に使うものになると思います。AIの進化って本当に早いんですよね。今は「AIってどう付き合えばいいんだろう?」と戸惑う人も多いかもしれませんが、数年後には「AIが使えないページって不便だよね」 なんて言っている可能性もあります。そのため 今回のAIチャットボットに限らず、どんどんAIツールには触れていってほしいと考えています。

最終的には、AIが日常的なECサイトの業務を担ってくれることで、私たち人間はもっとクリエイティブな仕事に集中できるようになるんじゃないかな。AIと人間が、お互いの得意なことを生かしながら協力し合える。そんな世界が来ることを楽しみにしています。

――お2人ともありがとうございました!

この記事はカラーミーショップの公式Webメディア『よむよむカラーミー by GMOペパボ』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

よむよむカラーミー

ECサイトのマイページ利用は約6割、ほしい機能TOP3は「クーポン、キャンペーン」「購入履歴から同じ商品が買える」「問い合わせフォームとその回答・履歴」

1 year 4ヶ月 ago

通販システムの構築・支援などを手がけるエルテックスが実施した「通信販売に関する【消費者調査】2024年」によると、ECやテレビなど通販チャネルで購入した企業が運営するECサイトのマイページ訪問の有無について、「マイページを訪問したことがある」は58.8%だった。

「マイページを訪問したことはない」が27.5%、「マイページが何かわからない、あてはまるものはない」が13.7%。

マイページ訪問の有無 通販システムの構築・支援などを手がけるエルテックスが実施した「通信販売に関する【消費者調査】2024年」
マイページ訪問の有無

定期便利用者にフォーカスすると、約7割が「マイページを訪問したことがある」と回答。「定期的に商品が届くこともあり、何らかの理由でマイページを訪問することが多くなっている実態が見えてくる」(エルテックス)としている。

マイページ訪問の有無 通販システムの構築・支援などを手がけるエルテックスが実施した「通信販売に関する【消費者調査】2024年」
マイページ訪問の有無(定期便利用者)

マイページの機能の「要・不要」についても質問。「要=あるとよい+絶対に欲しい」を合算した数値でトップとなったのは「自分向けのクーポンやキャンペーンが確認できて使える」。「絶対に欲しい」と回答した数値も高く、合計で85.9%だった

2番目は「過去に購入した商品の履歴から同じものが購入できる」(82.8%)、3番目は「商品などに関する問い合わせフォームがあって、問い合わせ内容と通販会社からの回答が、過去にさかのぼって確認できる」(81.3%)という結果になった。

マイページの機能の「要・不要」について 通販システムの構築・支援などを手がけるエルテックスが実施した「通信販売に関する【消費者調査】2024年」
マイページの機能の「要・不要」について

マイページの機能の「要・不要」について定期便利用者で絞った場合、「要=あるとよい+絶対に欲しい」を合算した数値でトップとなったのは「自分向けのクーポンやキャンペーンが確認できて使える」。「あるとよい」「絶対に欲しい」の合計で84.7%だった。

マイページの機能の「要・不要」について 通販システムの構築・支援などを手がけるエルテックスが実施した「通信販売に関する【消費者調査】2024年」
マイページの機能の「要・不要」について(定期便利用者)

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:infoQ by GMO調査パネルを利用
  • 調査方法:ネット方式によるアンケート調査
  • 調査期間:2024年11月23日~25日
  • 回収サンプル数:600
  • 調査主体:エルテックス
  • 調査実施機関:楽天リサーチ

 

松原 沙甫

RKB毎日放送グループがEC売上36億円のEC企業Fun Standardを買収。「DtoC事業と放送事業の融合」「ECと放送の連携」などを狙う

1 year 4ヶ月 ago

福岡県内を対象にテレビ・ラジオ放送を手がけるRKB毎日放送の持株会社であるRKB毎日ホールディングスが、ネット通販企業のFun Standard(FS)を買収する。

Fun Standardの株式90%を取得し子会社化。ネットと放送(テレビ・ラジオ)両方を有機的に活用する「放送局×コマース」などを展開していく。12月23日に戦略敵資本提携の契約を締結した。

Fun Standardは、アウトドア商品やスポーツ用品、カー用品などを自社で製造し、ECサイトで販売するDtoC事業を展開。小売業と同時に商品を製造するメーカー機能も備える。運営するECサイトは、アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」、モバイルアクセサリー用品を販売する「BELLEMOND」、カー用品を展開する「CRAFT WORKS」、インテリア・ファッション雑貨などのECサイト「E.me」。

アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」
アウトドア、スポーツ、フィットネスから日用品などを扱う「PYKESPEAK」(画像は編集部がキャプチャ)

現時点で考えられる事業連携、および取り組みは「DtoC事業と放送事業の融合」「ECと放送の連携」「BtoB事業の拡大」。

番組関係のタレントなどとの商品コラボや事業イベント・スポーツイベントとの連動商品の開発など、さまざまな分野で新たな取り組みを模索。Fun StandardのSNSやECサイトの運営ノウハウを活用し「放送局×コマース」の事業を展開する。また、RKBグループで制作する番組やイベントなどとのシナジーが期待できるとしている。

RKB毎日ホールディングスはFun Standardの代表取締役で株主である大屋良介氏から発行済株式の90%を取得する。取得価額は開示していない。大島氏は引き続きFun Standardの経営に携わる予定。RKB毎日グループからはFun Standardの経営に携わる役職員を派遣する予定。

Fun Standardの2024年2月期決算は、売上高が前期比44.7%増の36億6300万円、営業利益は5900万円(2023年2月期は400万円)、経常利益は4500万円(同500万円)。

松原 沙甫

1年間で計3万円の給与アップ。買取専門店「THE GOLD(ザ・ゴールド)」のマックスガイが今年2度目の「全従業員一律ベースアップ」

1 year 4ヶ月 ago

買い取り専門店「ザ・ゴールド」を運営するマックスガイは12月16日、4月の「全従業員一律2万円のベースアップ」に続き、12月に「全従業員一律1万円のベースアップ」を実施すると発表した。

ベースアップは従業員のモチベーション向上、優秀な人材の確保による事業拡大が目的。これにより従業員の給与は1年間で合計3万円のベースアップとなる。

ベースアップの対象者は、契約社員を含む全従業員(役員を除く)の435人。昇給額は月額1万円を一律で適用する。時給換算した場合、現在の時給1740円に60円を加えた1800円が日本全国一律の最低時給となる。

マックスガイは、顧客からの信頼性を高める努力を続けると同時に、リユース業界で働く従業員を増やし、職場をより楽しい場所にしていきたいという思いから、大幅なベースアップの実施を決めたという。

これまで実施してきたマックスガイのベースアップは次の通り。

  • 【今回】2024年12月:全従業員の基本給を1万円、時給を60円引き上げ、全国一律の最低時給を1800円に
  • 2024年4月:全従業員の基本給を2万円、時給を120円引き上げ、全国一律の最低時給を1740円に
  • 2023年6月:全従業員の基本給を1万円、時給を60円引き上げ、全国一律の最低時給を1620円に
  • 2022年8月:全従業員の基本給を1万円、時給を60円引き上げ、全国一律の最低時給を1560円に
松原 沙甫

日本郵便「クロネコゆうパケットの全国展開は実施が困難に」。ヤマト運輸を提訴、120億円の損害賠償請求

1 year 4ヶ月 ago

日本郵便は12月23日、ヤマト運輸に対して損害賠償請求訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。損害賠償の請求額は120億円。

2023年に締結した「持続可能な物流サービスの推進に向けた基本合意」の実施項目の1つである小型薄物荷物の新サービス「クロネコゆうパケット」の運送委託について、ヤマト運輸から一方的な停止を通知され、合意に基づく義務の存在自体を争う状況になっため訴訟を提起したという。

「クロネコゆうパケット」の日本郵便への配送委託について、訴訟を通じてヤマト運輸が履行義務を負うことの確認を求める。また、履行されない場合の損害賠償を請求するとしている。

日本郵便によると、ヤマト運輸から「クロネコゆうパケット」に関し、一方的な事情で2025年1月から当面の間、運送委託停止を内容とする計画変更の申し入れがあったという。ヤマト運輸は12月18日、「ネコポス」から「クロネコゆうパケット」への切り替えに伴う配達委託スケジュールの見直しを申し入れたと公表している。

ヤマト運輸は「クロネコゆうパケット」への切り替えを順次進めているものの、配達委託を進めるなかで、従前よりも消費者へ荷物を届ける日数が伸びてしまう事態が発生していると説明。この状況を解決するため、協業の主旨および基本合意書に基づき、切り替えに関する配達委託スケジュールの見直しの申し入れを実施し、真摯に協議を重ねているとした。

一方の日本郵便は2025年2月から全地域での「クロネコゆうパケット」展開をめざして最大限の準備を進めてきたと反論。ヤマト運輸のシステム対応やクライアント対応の遅れなどにより、「ネコポス」から「クロネコゆうパケット」への移行が当初計画を大幅に下回る状況が続いていたとしている。

日本郵便はヤマト運輸の対応について、「一方的に当社への委託の停止を進めるべく、既に当社への運送委託の停止に向けたアナウンスや準備作業を進めているものと承知している」と説明。2025年に予定していた日本郵便の配送網を活用した「クロネコゆうパケット」の全国展開は、実施が困難になる見込みとしている。

ヤマトグループと日本郵政グループの協業がスタートしたのは2023年。ヤマト運輸は「クロネコDM便」を終了、日本郵便の配送網を活用した新サービス「クロネコゆうメール」を2024年2月に全国で発売した。取扱個数約4億個(2023年度実績)で小さな荷物を宅急便レベルの翌日配達で届け先ポストに投函する「ネコポス」については、輸送・配達業務を日本郵便に委託することで合意していた。

ヤマト運輸、日本郵便に「ネコポス→クロネコゆうパケット」の委託スケジュール見直しを申し入れ。「全て停止」の一部報道は「遺憾」「間違った印象を与える」

ヤマト運輸は、「日本郵便への配送委託を全て停止すると打診した」とする一部報道について、「間違った印象を与える可能性のある一部報道が行われたことは誠に遺憾」とコメントした。
瀧川 正実12/19 7:303120
瀧川 正実
確認済み
55 分 9 秒 ago
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