ICT総研が実施した共通ポイントの利用動向調査によると、ユーザーが貯めているポイントのトップは「楽天ポイント」だった。また、「楽天ポイント」は残高を把握しているユーザーの率も高かった。
ICT総研では2024年6月20日~6月27日まで、インターネットユーザー4394人を対象にWebアンケートを実施した。
共通ポイント以外も含め「貯めているポイント」を聞いたところ、「楽天ポイント」(65.2%)がトップ。「Vポイント(旧Tポイント)」(44.9%)、「PayPayポイント」(43.7%)、「Pontaポイント」(42.2%)、「dポイント」(40.7%)と続いた。調査では、回答率が40%超と高いこの5つを「5大共通ポイント」とした。
5大共通ポイント以外に回答率が高かったものには、「WAONポイント」(27.0%)、「LINEポイント」(20.5%)、「nanacoポイント」(15.5%)があった。交通系では「JREポイント」「ANAマイル」が8%台、「JALマイル」が6.9%にとどまった。
「現在の残高をおおむね把握しているポイント」も調査。トップは「楽天ポイント」で56.4%。次いで「PayPayポイント」が32.3%だった。「楽天ポイント」「PayPayポイント」「dポイント」は、「貯めている」と「残高を把握している」の回答率の差が小さく、意識して貯めているユーザーが多いことが読み取れる。
一方で、ドラッグストアやスーパーといった小売店のポイントや銀行・クレジットカードのポイントは、「貯めている」とする回答数に対して「残高を把握している」とする回答が比較的少ない傾向だった。
ためているポイント・残高を把握しているポイント
メインで利用している携帯電話も聞いた。メイン利用携帯電話別に、貯めている共通ポイントを算出した。各携帯キャリアは紐づく共通ポイントを持っており、アンケート結果にも相関が見られた。
ドコモユーザーは「dポイント」、ソフトバンクユーザーは「PayPayポイント」がトップのように、全体の結果と比べて携帯キャリア系列のポイントに寄る傾向が見られた。
一方、auユーザーはキャリアに紐づく「Ponta」(60.3%)を抑えて「楽天ポイント」が62.4%でトップ。また、ドコモユーザー、ソフトバンクユーザーではキャリアに紐づくポイントがトップだったものの、いずれも次点となった「楽天ポイント」が肉薄している。さらに楽天モバイルユーザーは「楽天ポイント」が次点を大きく離してトップとなっており、他キャリアとの違いも見られた。
いずれの携帯キャリアでも楽天ポイントの存在感が大きい結果に
ICT総研が各社の公表値やアンケート結果を元に実施した推計によると、5大共通ポイントの日本国内の会員数の単純合計(3月末時点)は5億3300万人。2025年3月末には前年比104.1%の5億5500万人にまで拡大すると見ている。国勢調査における日本の15歳以上人口1億994万人を基準とした場合、1人あたり4.8社の共通ポイントの会員になっていることになる。
1人あたり4社以上のポイントを貯めている計算に
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オリジナル記事:貯めているポイントのトップは「楽天ポイント」、2位は「Vポイント」、3位は「PayPayポイント」
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