生成AIにもTPOがある? 「Grok」はプライベート、「Copilot」は仕事や学校で活躍中【MM総研調べ】

AIの利用率は「ChatGPT」が圧倒的。主な用途は「検索」「文章作成」に続いて「会話」が3割弱。

MM総研は、「生成AIの個人利用状況調査」を実施した。生成AIの認知度や利用経験について、プレ調査では20,234人、本調査では3,013人を対象に調査している。

生成AIの認知度は8割超、「毎日使っている」は3割弱

生成AIの認知度・利用経験

まず、生成AIの利用経験について聞くと、「利用したことがある」は21.8%となり、2024年8月調査に比べて9.3ポイント増加した。また、「興味はあるが利用したことがない」(19.4%)、「聞いたことがある程度」(39.2%)の回答を含めると、生成AIの認知度は80.4%にのぼった。

生成AI利用用途

生成AIの利用経験者に対し、どのような用途で利用しているかを聞くと、「検索機能」が52.8%で最も多く、検索エンジンではなくAIで情報収集する人が増えていることがわかった。以下「文章の作成・編集・要約/議事録作成」が45.1%、「会話(メッセージ)」が27.5%、「画像生成・編集」が24.0%と続いた。

利用経験のある生成AIサービス

また、具体的にどの生成AIサービスを利用しているかという質問では、「ChatGPT」が65.7%で圧倒的に多く、ついで「Gemini」が40.0%、「Copilot」が26.2%、「Grok」が9.5%となった。なお、「Grok」はプライベートでの利用が半数を占め、「Copilot」は仕事や学校での利用が22.4%と他のサービスよりも高かった。

生成AIサービスの利用頻度

生成AIサービスの利用頻度としては、「毎日」が27.8%、「週に1回」が36.1%で、合計すると「週に1回以上」が63.9%にのぼった。

生成AIサービスの個人市場規模

最後に、生成AIサービスの個人利用者の市場規模を見ると、2025年8月時点の利用者数(有料・無料を問わず)は1,597万人で、2024年度の市場規模は1,679億円と推計された。今後も成長が続く見込みで、金額規模は年平均22.3%のペースで拡大し、2030年度には5,618億円に達すると予測されている。

調査概要

  • 【調査期間】2025年8月
  • 【調査対象】15〜69歳の男女
  • 【有効回答数】プレ調査:20,234人、本調査:3,013人
  • 【調査方法】Webアンケート
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