インバウンド集客は動画を活用しよう!制作のポイントや事例などを紹介 | VIDEO SQUARE

VIDEO SQUARE - 2019年2月14日(木) 11:00
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インバウンド集客は動画を活用しよう!制作のポイントや事例などを紹介

日本を訪れる外国人旅行者は年々増加傾向にあり、外国人が日本に旅行で訪れることを「インバウンド」と呼びます。インバウンドを増やすためには、言語や文化の壁を超えてわかりやすく商品やサービス、観光地の魅力を伝えることが重要です。その手段として、動画を活用したプロモーションが注目を集めています。この記事では、すでに多くの企業や自治体が採用しているインバウンド向け動画のメリットや制作する際のポイントについて解説します。

インバウンド向け動画が注目されている背景

日本政府観光局による日本の観光統計データによると、2013年以降、訪日外国人旅行者の数は急増しており、2017年には2,800万人以上の外国人旅行者が日本を訪れました。内訳をみると、従来の欧米からの旅行者に加えて、中国や韓国、台湾、シンガポールといったアジア圏からの旅行者が大幅に増えており、旅行者が話す言語も多岐に渡ります。言語を問わず映像メインで内容を訴求でき、さらに世界中に向けて発信することができることから、多くの企業や自治体がインバウンド向け動画の制作に取り組んでいます。

インバウンド向け動画を制作する主な目的

インバウンド向けの動画を制作する目的や期待されるメリットについて、3つのポイントから詳しく説明していきます。

店舗や観光地の紹介・誘導

まず、日本の魅力を視覚的に訴求し、観光地や自社の店舗へ誘導するのにインバウンド動画は大変便利です。例えば、昔ながらの情緒ある温泉街の町並みや里山など日本らしい自然風景は外国人に人気が高く、表現方法が豊富な動画ではその魅力を存分にプロモーションできます。店舗の場合は、寿司やラーメン、天ぷらといったすでに知名度の高い日本料理を外国人が興味を持ちそうな視点からわかりやすく紹介することもできます。

商品・サービスのプロモーション

日本を訪れた外国人の多くが感動するのが、日本の技術力やサービスの高さです。例えば、伝統工芸品職人の「匠の技」にスポットを当てて商品を作り上げる工程をストーリーで見せるような動画は外国人の興味を引きます。日本製品ならではの繊細さやミリ単位までのこだわりといった品質の高さをアピールできる他、実際に目の前で見てみたい、体験してみたいという気持ちをかき立てます。やり方次第で視聴者のモチベーションを高められるのが動画の強みです。結果として、インバウンド集客や商品の購買が増える可能性もあります。

ハウツー系の情報提供

外国人が日本を訪れた際に、疑問やストレスなく観光してもらえるように、動画を使ってハウツー系の情報を伝えることもできます。例えば、回転寿司で注文するときのタッチパネルの使い方や神社での基本的な参拝マナー、交通ICカードの使い方などは、その一例になります。動画を通して商品の使い方や店舗でのおいしい食べ方、マナーなどを学んでおくことで観光客として旅行をさらに楽しむことができ、迎える側もスムーズに対応できます。

インバウンド集客に動画が適している理由

インバウンド集客に動画が適している4つの理由について紹介します。いずれも、インバウンド動画を制作する際にはぜひ押さえておきたいポイントです。

言語を問わず世界中の人に発信できる

理由の1つ目が、動画の場合は言語に依存することなく、さまざまな人たちに文字情報よりも圧倒的に多くの情報を届けられることです。日本を訪れる外国人旅行者は急増しており、それぞれ文化や言語も異なります。そのため、パンフレットのような文字情報や画像だけで魅力を伝えきるのは難しい場合がありますが、動画であれば言語を問わず、視覚と聴覚の両方に情報発信できます。動画では背景の異なる人々にも観光地や商品の魅力をしっかりと伝えられることから、肝心の集客にもつなげやすいのです。

SNSと相性が良く拡散されやすい

2つ目に、動画にはSNSと相性が良く拡散されやすいという特徴があります。SNSの中でも、FacebookやTwitterは世界中の多くの人たちに利用されています。つまり、動画を制作して自社のSNSアカウントで発信することで、コンテンツが世界中に拡散される可能性もあるのです。さらに、SNSでは動画の自動再生機能があり、ユーザーの目に留まりやすくなっています。高い伝播力のあるSNSと相性が良い動画は、インバウンド集客には適したツールだといえます。

公式からの情報発信になるため情報の信頼性が高まる

インターネットの普及によって、個人のブログやSNSで観光地の情報を発信する人は増えています。しかし、あくまで主観的な意見であったり、そもそも実体験に基づいていなかったりとフィクションの情報である可能性もあります。こういった背景を踏まえると、外国人に正しい情報を伝えて信頼を獲得するためには、宿泊先や自治体などが公式で情報発信することは非常に大切です。クレジット入りの動画は発信者が公式であることの証明にもなり、迎える側としての思いやこだわりもわかりやすく伝えられます。

訪日前に観光の疑似体験ができる

動画は写真や文字情報以上に、その場の臨場感を伝えることができます。例えば、自然の美しい観光地の映像やできたての食事の映像などを流すことによって、視聴者に「自分がその場で本当に体験しているような感覚」を味わってもらえます。このようにリアルに近い情報を伝えることによって、「実際に体験してみたい」という気持ちを高められるのが動画の魅力です。動画によって観光の疑似体験をすることで、実際に観光地や店舗の訪問につながる場合もあります。

インバウンド向け動画の事例

インバウンド向け動画の理解を深めるために、具体的な動画事例を紹介します。動画制作サービスCrevo(クレボ)による制作事例を2パターンほど見ていきましょう。

医療プラットフォーム「UrDoc(ユアドク)」

出典:Crevo制作実績

1本目は多言語医療相談サービス「UrDoc(ユアドク)」を紹介するインバウンド向け動画です。海外旅行中でもっとも困ることといえば突然の体調不良や怪我ではないでしょうか。例え日本語が得意であっても、医療用語は難しく症状を正確に説明するのは困難です。アプリ一つで自分の母国語の医師に相談できるなど、非常時の強い味方となるユアドクを外国人に受け入れられやすい海外調のアニメーションを使って紹介しています。登場する外国人旅行者の服装や表情、シチュエーションの設定もリアルで、アプリ使用の流れも実践的です。トラブル発生から解決までをスピーディかつ明快に紹介することで、アプリのスマートさを際立たせています。

福岡PARCO「らーめん二男坊編」

出典:Crevo制作実績

2本目は、福岡PARCOによるインバウンド向け動画「らーめん二男坊編」です。約30秒の間に、茹で上がった麺の湯切りから具材の盛り付けまでと1杯のラーメンが完成するまでの様子をテンポ良く伝えています。熟練した職人の無駄のない動きや整った美しい盛り付けなどをアップで撮影し続けることで、日本ならではの品質の高さも訴求しています。さらに、店員の掛け声や麺を湯切りするときの音を盛り込むことで、店内の活気や臨場感を伝え、視聴者の食欲を誘います。そのうえで、動画の最後に表示される「RAMEN」「ENJOY JAPANESE FOOD」という英語のメッセージもインパクト十分です。

制作会社にインバウンド向け動画の制作を依頼するときの3つポイント

制作会社にインバウンド向け動画の制作を依頼するときのポイントを3つ紹介します。動画制作の際には制作会社にもしっかりと共有しましょう。

国や年齢層などターゲットを事前に明確にしておく

まずは、ターゲットを整理しておきましょう。国や年齢層によって価値観や文化が大きく異なります。そのため、ターゲットを明確にして主にターゲットとなる国の人たちの心に響くコピーやストーリーを考えることが重要です。例えば、日本のサブカルチャーを好む人が多いフランスの人に向けては、「アニメ映像」でストーリーを組み立てるなど工夫をすると効果的です。ターゲットが明確であればあるほど、動画内容を決定する打ち合わせもスムーズに運びやすくなります。Crevoには国内外含めて5,000名以上のクリエイターが登録しており、ニーズに応じてその国に受け入れられやすいテイストに合わせた表現が可能です。

地域のオリジナルコンテンツを洗い出しておく

地域のオリジナルコンテンツに目を向けることも大切です。それぞれの観光地や地域にさまざまな魅力やアピールポイントがあります。例えば、「地元産の食材をふんだんに使用している」「珍しい観光名所がある」などといった地域オリジナルのコンテンツをアピールしていきましょう。そこに住んでいる人にとっては見慣れたものでも、外国人にとっては珍しいものに映る可能性もあります。制作会社には、その場所を初めて訪れる外国人の視点になって、より多くのオリジナルコンテンツを動画に織り込むように伝えることが大事です。

外国人のキャスティングを依頼する

ハウツー系の動画や観光地紹介では、案内人を立てたほうがいい場合もあります。その際には、外国人をキャスティングすることが大切です。外国人ならではの視点や感想を発信してもらうことで、視聴者の共感を得やすくなります。すでに訪日している外国人に出演を依頼するのも一つの手です。実際に観光地に外国人が訪れているということをアピールすることで視聴者に安心感を与えられます。制作会社の担当者と打ち合わせするときは、外国人のキャスティングが可能かどうかも視野に入れましょう。

制作会社にインバウンド向け動画の制作を依頼するときの注意点

制作会社にインバウンド向け動画の制作を依頼するときの注意点を紹介します。注意点を意識することで動画の仕上がりが大きく変わってきます。

言語に依存しないストーリーを考えておく

ターゲットの設定は大切ですが、公開した動画はそれ以外の多くの国でも視聴される可能性を秘めています。日本語、英語、中国語など最低限の多言語対応はすべきですが、世界中すべての言語に対応することはできません。そのため、言語に依存することなく映像メインで伝わるストーリー構成となるように依頼することが大切です。具体的なストーリーの細部は制作会社の担当者と詰めていきましょう。Crevoでは多言語対応・ローカライズ対応が可能です。必要に応じて多言語に対応できる制作会社を選ぶことも重要です。

情報を盛り込みすぎないように動画の材料は絞っておく

あまり長すぎる動画は途中で飽きられてしまいます。特に、情報量が多くテーマが明確でない動画は「何を伝えたいのか」がわかりづらくなります。結果として、動画の世界観が崩れてしまう可能性も否めません。例えば、「自然や景色」をテーマに動画を制作する場合、「料理」の情報も一緒に盛り込んでしまうとテーマにブレが生じます。世界観を守るためには、まずは動画のテーマやコンセプトを決定することが大切です。そのうえで、それに沿った材料を厳選しましょう。制作会社に依頼する際にも、事前に盛り込みたい情報をある程度絞り込んでおくことで、制作の意図が明快になります。

インバウンド向け動画を宣伝するときのおすすめの方法

最後に効果的にインバウンド向け動画を宣伝する方法について紹介します。動画を公開する際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

ターゲットとなる国で流行っているSNSをリサーチしておく

SNSは世界中多くの国で利用されていますが、国によって流行っているSNSは異なります。さらにそこに年齢や性別といった要素も加わるため、SNSの国別、性別、年齢層別の利用率を細かく調べておくことが大切です。そして、確実に動画を拡散させるためには、ターゲットの国で主流となっているSNSで動画を発信することを意識しましょう。その際、たとえばTwitterやInstagramならば「#japan」「#sushi」といったように日本や自社の店舗、観光地に関連するキーワードを盛り込むとより拡散しやすくなります。

インフルエンサーを起用する

動画でのキャスティングを考える際には、影響力のあるインフルエンサーに出演を依頼することで、より多くの人々に動画を見てもらえる可能性は高まります。インバウンド動画の場合、視聴者は基本的に外国人になります。おすすめの方法の一つが、知名度の高い外国人YouTuber(ユーチューバー)を利用することです。視聴者に親近感を持ってもらいやすいうえ、外国人目線での紹介が可能です。さらに、YouTuber自身が動画の見せ方を熟知している可能性が高く、よりおもしろい紹介方法を提案してくれる場合もあります。

インバウンド向け動画を活用して観光地や商品の魅力を発信しよう

インバウンドの数は急速に増加しており、これからもその勢いは続くものと予想されています。動画を使ったプロモーションを行うことで、日本に興味を持っている外国人に観光地や商品の魅力をわかりやすく伝えられます。観光地への誘致や店舗の集客に向けて、インバウンド向け動画の制作は検討する価値が十分にあるのではないでしょうか。すでに850社以上の制作実績があるCrevoでは、さまざまなインバウンド向け動画も手掛けています。経験豊富なCrevoを活用して、魅力的なインバウンド向け動画を制作してはいかがでしょうか。

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