googleAnalyticsR: Analytics Reporting API V4 向けの新しい R パッケージ | Google Analytics 日本版 公式ブログ

Google Analytics 日本版 公式ブログ - 2017年1月11日(水) 11:36
このページは、外部サイト Google Analytics 日本版 公式ブログ の情報をRSSフィード経由で取得して表示しているため、記事の一部分しか表示されていなかったり、画像などが正しく表示されなかったり、オリジナル記事が意図したデザインと異なっていたりする場合があります。
完全な状態のオリジナル記事は 「googleAnalyticsR: Analytics Reporting API V4 向けの新しい R パッケージ」 からご覧ください。
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「googleAnalyticsR: A new R package for the Analytics Reporting API V4」を元に構成しております。
こんにちは、Mark Edmondson です。Google アナリティクスの Google デベロッパー エキスパートとして、Google アナリティクスを活用していただけるようにデベロッパーの皆様をサポートしております。Google API とデータ プログラミングも担当しており、先日提供を開始した Google Analytics Reporting API V4 に対応する新しい R パッケージ、googleAnalyticsR の開発も進めてきました。

R は、その強力なデータ処理機能、統計情報、視覚化機能のおかげで、ウェブ分析で広く使われるようになってきています。データ分析における R の主な強みは、オープンソース パッケージの種類がどんどん増えてきていることです。googleAnalyticsR を使うと、Google アナリティクスで収集したデータを任意の R セッションに直接ダウンロードし、そのセッションと他の R パッケージを併用してデータからインサイトやアクションを導き出すことができます。

googleAnalyticsR は v3 API 機能に加え、次の v4 固有の機能にも対応しています。

  • オンザフライ計算指標
  • ピボット レポート
  • ヒストグラム データ
  • さらに高度な複数のセグメント
  • マルチデータ リクエスト
  • コホート
  • 一括処理レポート
今後開発されるライブラリでも、V4 API の新しい機能が使われるようになります。

ご利用方法
googleAnalyticsR をご利用いただくには、必ず R の最新バージョンと、必要に応じて R 向け統合開発環境の RStudio をご用意ください。

RStudio を起動したら、次の操作でパッケージをインストールします。

install.packages("googleAnalyticsR")

この操作によって、ご自身のパソコンとそれに依存するシステムにパッケージがインストールされます。

インストールが完了したら、「library(googleAnalyticsR)」を使ってライブラリを読み込み、「?googleAnalyticsR」経由かパッケージのウェブサイトで、R 内の関連ドキュメントをお読みください。


API 呼び出しの一例 - 計算指標

インストールが完了すると、以下の例のような方法で Google アナリティクス データを取得できるようになります。この例ではオンザフライ計算指標を取得しています。

library(googleAnalyticsR)

# authenticate with your Google Analytics login
ga_auth()

# call google analytics v4
ga4 <- google_analytics_4(viewId = 123456,
                         date_range = c("2016-01-01",
                                       "2016-06-01"),
                         metrics = c(calc1='ga:sessions /
                                            ga:users'),
                         dimensions = 'medium')


その他の例については、v4 ヘルプページをご覧ください。


セグメント ビルダー RStudio アドイン

v4 API の新機能の 1 つは強化されたセグメントですが、その設定は複雑になる場合があります。そこで RStudio アドインをご用意しました。このアドインを使用すると、RStudio 内の管理画面でセグメント オブジェクトを設定できるようになります。ご利用になるには、対応するライブラリを RStudio にインストールし、[アドイン] メニューでセグメント ビルダーを選択してください。



独自の Google アナリティクスを作成

googleAnalyticsR のダッシュボードは、R 向けウェブ アプリケーション フレームワークである Shiny に対応するよう作られています。Shiny には、Google アナリティクス ダッシュボードをできるだけ簡単にする機能が含まれており、エンドユーザー向けのログイン機能も用意されています。




独自の Shiny ダッシュボードを作成するためのコード例については、こちらのウェブサイトをご覧ください。


BigQuery Google アナリティクス 360 エクスポート機能

v4 および v3 API 機能に加えて、BigQuery にエクスポートされた Google アナリティクス 360 のデータに対して直接クエリを実行し、サンプリングされていない数百万もの行をダウンロードできるようになりました。

Google アナリティクスは使えるものの SQL には慣れていない分析担当者でも、API 呼び出しと似たインターフェースを使って、標準的な指標やディメンションに対して SQL によるクエリを行うことができます。詳しくは、こちらのウェブサイトの BigQuery セクションをご覧ください。


非サンプリング

サンプリングされていないデータを簡単に取得できるよう、googleAnalyticsR には非サンプリング フラグも用意されています。このフラグによって、セッションのサンプリング上限の範囲で自己調整した期間に分けて API 呼び出しを実施します。具体的な手法については、こちらの説明をご覧ください。


サービス改善にご協力ください

ご提案やバグのご報告、共有したいアイデアなどがございましたら、ぜひ問題としてご報告いただくか、googleAnalyticsR Github レポジトリでプルリクエストをお送りください。Twitter で @HoloMarkeD までお知らせいただいても結構です。


投稿者: Mark Edmondson - Google デベロッパー エキスパート
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

robots.txt
ロボット型の検索エンジンが自分のページを登録しないようにするためにサイト管理者が ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]