翻訳会社アレこれ ~Vol.22 But Syouganai!?原稿が命の現場、修正指示と思いきや~

※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿です:
  • 編集部の見解や意向と異なる内容の場合があります
  • 編集部は内容について正確性を保証できません
  • 画像が表示されない場合、編集部では対応できません
  • 内容の追加・修正も編集部では対応できません

 

「しょうがない」
【意味】仕方がない。他に手段がない。やむを得ない。

 

わたし達が日常で無意識のうちに口にする、ほとんどがあきらめを意味する言葉ですが、日本に来た外国人が最初に覚える言葉とも聞いたことがあります。

 

特にわたし達のような商業広告の世界で英語の仕事をしていると、ネイティブの英語に慣れていないお客様に、せっかくのネイティブ品質を理解していただけない、メーカー様の複雑な事情で間違っていると分かっていても今更直せない、締切りも迫っているのでお得意様の赤字をこのまま受け入れるより他ない、と言ったやりきれない場面にはしょっちゅう出くわすのですが、当社のネイティブライターがその事にどれだけ憤慨しようと、この「しょうがない!」という言葉を唱えると、「がくっ」と肩の力が抜けておとなしくなってしまう、ある種の呪文のようなものとなっています。

 

この「しょうがない」にはちょっと苦いエピソードがあります。

                                                                             
その昔、まだお得意様の海外制作部署でご用聞きをしていた頃、海外広告の英文タイプセットと組版の依頼を受け、出来あがったものを一度お納めした後に、お得意様のネイティブコピーライターから手書きで書かれた修正指示をお預かりしました。広告コピーのところに1行挿入するかのように見えた矢印の示す先には、

 

This typeface is very small! But Syouganai?

 

の文字が、原稿を見たタイプセットオペレーターは当然その指示書きを本文に打ち込み、校正者も指示どおりの文言を校正、組版へと流れ作業のうえ修正完了、再納品となったのでしたが・・・

 

▼続きはこちら▼
https://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/l001_201904.html

この記事が役に立ったらシェア!
メルマガの登録はこちら Web担当者に役立つ情報をサクッとゲット!

人気記事トップ10(過去7日間)

今日の用語

MR
「MR」はMixed Realityの略。「複合現実」の意味で、現実世界の風景上 ...→用語集へ

インフォメーション

RSSフィード


Web担を応援して支えてくださっている企業さま [各サービス/製品の紹介はこちらから]