JR九州のポイントサービス統合後のマーケティング基盤としてプライベートDMP+MAを導入

ブレインパッドの「Rtoaster」「Probance」導入リリース
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お客様に「移動」+「ショッピング」「体験」を促すコミュニケーションを実現(Rtoaster、Probance 導入事例)  

 株式会社ブレインパッドは、九州旅客鉄道株式会社のデジタルマーケティング基盤として、レコメンドエンジン搭載プライベートDMP「Rtoaster(アールトースター)」とBtoC向けマーケティングオートメーション「Probance(プロバンス)」を導入したことを発表いたします。

 九州旅客鉄道株式会社(以下JR九州)は、鉄道事業を中心として、旅行業や駅ビル開発などの不動産業など、九州全域にわたる総合的なまちづくりを推進する事業を展開しています。

 2017年7月、JR九州は、それまで別々に運営していた3つのポイントサービス(SUGOCAポイント、JQポイント、eレールポイント)を「JRキューポ」として統合しました。「JRキューポ」をお客様のライフスタイル全般をカバーするポイントサービスと位置づけ、取得したデータをより細やかなマーケティング活動に活かしていく考えです。

JR九州の課題は、インターネットからのチケット購入の増加と、グループ全体でのクロスセルの創出

 JR九州は、従来よりインターネットでの列車ネット予約サービスを展開する中で、列車での移動に加えて滞在先でのグループ系列ホテルや飲食店の利用など、お客様に「移動+ショッピング」「移動+体験」を促したいと考えていました。しかし、サービス毎に別々のポイントシステムを運営しており、システム間のデータ連携ができていなかったことから、これらのデータを十分にマーケティング施策に活用できない点が課題となっていました。

 そこで、2017年7月に3つのポイントサービスを「JRキューポ」として統合することで、まずはサービスを横断してデータを蓄積するためのデータ基盤を構築しました。

 そして、次のステップとして、インターネットからのきっぷ購入の増加と、JR九州グループ全体でのクロスセルの創出を目的とし、お客様とのコミュニケーションを可視化し、効率よくコミュニケーションを実施できるマーケティングアクション基盤を導入したいと考え、ブレインパッドの「Rtoaster」と「Probance」を導入しました。

ブレインパッドがJR九州のデータ活用パートナーとして選ばれた理由は、豊富なノウハウ・実績と、ツール導入後の継続的なサポートに対する安心感

 創業以来、700社超のデータ活用支援実績のあるブレインパッドは、顧客分析の結果に基づくデータドリブンなマーケティング施策の設計・実行において、豊富なノウハウや実績を有しています。これらの支援実績に加え、ツール導入後もデータ活用のための継続的なサポート体制を提供できる点を評価いただき、今回の「Rtoaster」「Probance」の採用に至りました。また、各ツールのデモンストレーションなどを通じて操作性や搭載機能をご理解いただくことで、JR九州のご担当部門において容易に運用できると評価されたことも、採用のポイントとなりました。

【Rtoasterの活用シーン】

 主にウェブサイト上での鉄道の予約、ホテルの予約など、各ウェブサイトに訪問したお客様に対するパーソナライゼーションにより、販売の促進、再来訪促進などを目的として活用いただだいています。

【Probanceの活用シーン】

 「JRキューポ」を通じて蓄積されたサービス横断の顧客行動データを統合管理し、顧客の購入シーン別にパーソナライズされたマーケティングシナリオによるメール配信を行い、サービス間の送客や施設利用、リピート購買などの促進を目的として活用いただいています。

九州旅客鉄道株式会社 鉄道事業本部 営業部営業課 ご担当者様からのコメント

 本プロジェクトはフェーズを2つに分け、まずはウェブサイトでの列車ネット予約の販売数やホテルの宿泊予約数を増やすことを主眼として、「Rtoaster」を用いてウェブサイト内レコメンドを実装しました。その後「JRキューポ」の運用開始に伴い、蓄積したポイントデータを活用して「Probance」によりパーソナライズされたシナリオによるメール配信を開始しました。
 また、ツール導入だけではなく、顧客分析やリピート分析などを行い具体的な施策まで提案してもらえるのは、データ活用支援に豊富な実績のあるブレインパッドの強みだと思います。
 今後は、データ活用に機械学習などを取り入れていきたいと考えており、ブレインパッドには、JR九州のデータ活用パートナーとして、より一層の支援を期待しています。

 

*本ニュースリリースのPDFはこちらをご覧ください。

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