異なる文化、異なる感覚 ~英語でのタイポグラフィの問題 Part2~

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デジタルコンテンツや印刷媒体で使用される英文コピーライティングが、欧米での標準と照らして正しいのか否か。タイポグラフィの校正作業において、ネイティブ英文コピーライターが日本で直面している問題について。
前編に続き、今回は後編となります。

フォントサイズの多用

英語のコンテンツと比較すると、日本語のコンテンツはフォントサイズを多用する傾向があります。
英語のコンテンツでは、フォントサイズを多用すると、テキストは読みづらく、デザインはプロが仕上げたものとほど遠いものとなってしまいます。広告やWebページをひとつ取り上げてみても、その中にこのフォント問題は存在しており、さらには段落内ですら異なるフォントサイズが使用されています。これは、まさに悪夢以外の何物にも感じられません。一つのフレーズ、キャプション、ヘッドコピーに異なるポイント数が使用されることは、タイトなレイアウトをきれいに合わせていく上であり得ないことなのです。

ランダムな改行

もう一つよく目にする問題は、日本語では一見ランダムに改行を行う傾向があるということです。英語では、マージンまでのスペースが十分あるならば、同一パラグラフ中のセンテンスは同じ行位置に続けて置かなくてはなりません。あるセンテンスを行の途中から理由もなく改行してしまうことなどは読み手を混乱させてしまうのです。もし、そのテキストが英語の詩ということであれば、センテンスの終わりで次の行に改行することはあり得ます。しかし、そのコピーが通常の散文体であれば、それは自然な文章構造には見えません。こうした文章構造の日本語コピーを英語版に作成する場合には、センテンスは一つのパラグラフとしてまとめるのが通常よいとされています。

その他のタイポグラフィのエラーは、英語圏の読み手にとって不自然な位置(コピー同士が離れすぎた位置にある等)に置かれたヘッドコピー、改行位置でのハイフンの多用、コンテンツの同一ページ内での左揃え、右揃え、中央揃えの使用についてです。コピーを読みやすくするために一つ二つの行端揃えのスタイルを使用することは問題ないのですが、それが三つとなるとやり過ぎ感があり問題外となってしまいます。
 

まとめ

英語ネイティブの読者に向けた魅力的で読みやすい英文コピーを制作することは、会社の評判を維持し売り上げを伸ばしたいと考える日本の企業にとって、その付加価値を高めていくものとなるでしょう。

今回で英語でのタイポグラフィの問題についての連載を終えます。
来月は「異なる文化、異なる感覚」シリーズの新しい話題にご期待ください。

https://citrusjapan.co.jp/column/cj-column/l003_201710.html

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