D2Cが牽引するECの未来|注目される理由や事例、トレンドを解説

D2Cとはメーカーが外部の業者やECモールを通さず、顧客に直接販売するビジネスモデルです。本記事では、D2Cの特長やD2Cを始めるにあたり押さえておきたいトレンドをご紹介します。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

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最近、「D2C」という販売手法が話題です。この言葉を聞いたことがあっても、どういったビジネスモデルか正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。

D2Cをいわゆるメーカー直販だととらえている人も多いかもしれませんが、その実態は少し異なります。インターネットの普及やテクノロジーの発展で社会や経済が変容する中、時代に合わせて進化した新しいビジネスモデルです。

D2Cの考え方には、これからのメーカー戦略やECビジネスにおいて重要な要素が詰まっています。最近言葉を知ったという人も、今後取り組もうと思っている人も、まずはその意味を正しく理解しましょう。

D2Cとは?従来の通販やSPAとの違い

D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、メーカー企業が小売・卸売業者や外部のECモールを通さず、顧客に直接販売するビジネスモデルを指します。マーケティング活動がデジタルで完結する点が特徴的です。

日本を含めて、EC市場は世界中で拡大傾向にあります。2018年時点の国内のBtoC-EC市場規模は約18兆円で、前年比8.96%増と順調に右肩上がりが続く状況です。経済産業省の『平成 30 年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』で、BtoC-EC市場のトレンドの一例としてD2Cが紹介されており、その注目度は高まっています。

D2Cに近い販売方法として、SPA(Specialty store retailer of Private label Apparel:製造小売業)というビジネスモデルがあります。これは商品開発、製造から販売までをワンストップで行う仕組みで、流通において仲介業者を通しません。SPAの代表例としてはユニクロやGAPなどが挙げられます。

このように、小売・卸売業者を通さない「メーカー直販」は従来から存在しましたが、これにデジタルマーケティングを積極的に取り入れ、スマホやSNSの普及による顧客の購買行動の変化に対応した現代的なビジネスモデルが「D2C」なのです。

  • 出典:経済産業省『平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
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