ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月23日、無料メッセージサービス「comm(コム)」の提供を開始した。日本を含む世界204カ国・地域でiOSおよびアンドロイド向けアプリを公開。13年中頃までに国内で1000万ダウンロード、世界で数千万ダウンロードを目指す。今後、「モバゲー」や「ビッダーズ」とも連携する予定で、スマートフォンで人気の無料メッセージサービスを展開することで、「ビッダーズ」の集客にも生かしていく考え。
コムは、ユーザー同士が無料で音声通話・チャットができるサービス。個人やグループでメッセージを交換したり、友人の近況も閲覧できる。
同様のサービスはNHN Japan(本社東京都)の「LINE」が国内で3000万ユーザー、世界で6500万ユーザーを獲得。10月19日にはヤフーもカカオジャパン(本社東京都)に出資し、世界で約6500万ユーザーが利用する「KAKAO TALK」を共同展開することを発表するなど競争が激化している。
DeNAは「モバゲー」などで培ってきた大規模なインフラ環境、技術ノウハウを基に、高品質な通話を実現することで差別化を図るとしている。
コムを提供することでDeNAは、「モバゲー」や「ビッダーズ」などのユーザー拡大につなげていく。「ビッダーズ」との連動については「まだ立ち上がったばかりで具体的にどのように連動するかの方向性は固まっていないが、ユーザーの利用シーンなどを見ながら最適な形で販売につながる仕組みを提供していきたい
」(広報)としている。
・comm(コム)/もっとつながる、高音質な無料通話アプリ
→ https://ssl.co-mm.com/
※記事内容は紙面掲載時の情報です。
※画像、サイトURLなどをWeb担当者Forum編集部が追加している場合もあります。
※見出しはWeb担当者Forum編集部が編集している場合もあります。
※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。
関連記事
バックナンバー
この記事の筆者
「日本ネット経済新聞」は、インターネットビジネスに関連する宅配(オフィス配)のニュース情報紙です。日々変化するネット業界の情報をわかりやすく詳しく伝え、新しいビジネスヒントを提供していきます。前身のネット通販専門紙「週刊日流eコマース」(2007年1月創刊)の取材活動で培ってきた情報ネットワークをさらに拡大し発展させています。
このコーナーでは、日本ネット経済新聞編集部の協力により、毎号からピックアップしたEC関連のニュースや記事などをお届けしていきます。
筆者の人気記事
楽天が「楽天24」事業をケンコーコムに譲渡 日用品EC市場拡大で関与弱める
2013年12月19日 7:00
化粧品ECのイノベートが薬事法違反 商品自主回収へ
2010年8月26日 7:00
ヤフー+ローソンが食材宅配「スマートキッチン」開始 スマホ・タブレットで注文可能
2013年2月6日 7:00
武雄市がFacebookで特産品販売「F&B良品TAKEO」で年商10億円目指す
2011年11月28日 7:00
ピジョン 英ベビーブランドMamas&PapasのECサイト開設
2010年3月17日 8:00
楽天スーパーセール流通額260億円 目標届かず セール慣れの指摘も
2013年1月9日 7:00

