新日本製薬が「b→dash」採用、顧客データを統合してOne to Oneマーケの強化狙う

データXのマーケティングプラットフォーム、AIを活用してLTV最大化とPDCAを高速化

小島昇(Web担編集部)

12月9日 7:02

データマーケティングツール開発のデータXは、同社が提供するデータマーケティングクラウド「b→dash(ビーダッシュ)」を化粧品・健康食品メーカーの新日本製薬が導入したと12月8日に発表した。顧客から長く支持される顧客生涯価値(LTV)の最大化を最重要視する新日本製薬が、顧客体験の最適化と運用効率・セキュリティ強化を支えるツールとしてb→dashの導入を決めたと説明している。

新日本製薬が「b→dash」を導入

新日本製薬は「パーフェクトワン」など複数ブランドの化粧品を展開している。b→dashは、AIによる高度な分析とシナリオ設計で顧客行動に応じた最適化を実現する。解約予兆の検知やロイヤル顧客の行動パターンの算出による精度の高い施策設計によって、One to Oneマーケティングを加速する。専門知識がなくても自由度の高い運用が可能で、マーケティング部門主導でデータ分析の精度を高めて迅速にPDCA(計画・実行・評価・改善)を回せる。
   
ISMSなど国際認証や、AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とSnowflakeを基盤にした堅牢なインフラ、プライバシーマーク認証の取得で機密性、完全性、可用性を保護して高水準のセキュリティを実現している。新日本製薬はAIを活用して、施策設計から分析までの精度の向上と業務効率化を両立させ、売上成長の加速を目指す。まず分散していた全顧客データとWeb行動データを統合して、安定かつ拡張性のあるインフラを整備する。

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