マーケティングソリューション事業のRepro(リプロ)は、同社のウェブサイトスピード改善ツール「Repro Booster」の効果について、損害保険大手のSOMPOグループで通販型(ダイレクト)損害保険を手掛けるSOMPOダイレクト損害保険の導入事例を11月18日発表した。同社が「おとなの自動車保険」の申し込みサイトに導入したところ、コンテンツ表示時間が大幅に改善されたという。
Repro Boosterは、タグの設置だけでサイト全体の表示速度を高速化するツール。導入・運用の手間が少ないことが特徴。先読み技術などの特許技術を使っている。おとなの自動車保険はSOMPOダイレクトの主力商品で、40、50歳代の事故率が低い特性を保険料に反映させている。サイト表示速度に課題があり、顧客体験の低下や機会損失を防ぐため、同社はRepro Boosterを入れた。
その結果、サイトの表示速度を示すFCP(最初のコンテンツが表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標)、LCP(ページで最も大きなコンテンツ要素が表示されるまでの時間を示すパフォーマンス指標)が向上。FCPはモバイル機器で58.6%、パソコンで24.8%、LCPはそれぞれ39.2%、24.4%改善した。SOMPOダイレクトは、高速化はビジネス成果に結びつく重要な1歩、としている。