電通グループでPR事業の電通PRコンサルティング(電通PRC)と、電通グループのシンクタンクの電通総研は、企業のサイバーセキュリティ分野の総合サービス「CyberCrisis(サイバークライシス)360(CC360)」を11月17日に始めた、と同日発表した。サイバーセキュリティの技術的支援に加え、緊急時と平時の経営、広報、情報システム部門が連携して対応する体制構築を支援する。
サイバー攻撃の複雑化・高度化によって甚大な被害を受ける企業が相次いでいるため、CC360を開発した。企業の危機的状況に360度の全方向の視点から総合的に対応し、信頼と価値を守ることをコンセプトにする。危機が発生した時だけでなく、平時からの備え、体制づくり、継続的な相談体制も提供することで、企業のサイバーセキュリティの取り組みを中長期的にサポートする。
経営、広報、情報システム部門の連携体制の整備で初動対応の速度と精度を高め、社内の混乱や対応ミスを抑制。広報体制やリスクシナリオを整備して緊急時の積極的な情報開示やセキュリティへの取り組みの発信を可能にする。セキュリティ体制の整備・運用では、企業それぞれの課題やリソースに応じて平時・緊急時の両面で必要な支援を外部から受けられる仕組みを提供する。
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