SMNがDSP「Logicad」で「コンテクスト広告」提供、文脈をとらえて効果的な訴求に

広告コンセプトとWebサイト・メディアコンテンツの意味的・文脈的マッチングを捉える

ソニーグループでマーケティングテクノロジー事業のSMNは、運営するDSP(広告主向けプラットフォーム)の「Logicad」で「コンテクスト(文脈)広告」の提供を始めたと11月28日に発表した。商品やキャンペーンのコンセプトと関連性の高いメディアコンテンツ(配信面)をAI(人工知能)が自動で判定する。訴求内容と関連性の高いメディアコンテンツに消費者が接触している興味関心(モーメント)を捉えた効果的な広告訴求が可能になる。

「コンテクスト広告」とは

広告配信対象のコンテンツに対して、広告主の商品やキャンペーンのコンセプトと意味的・文脈的な関連性が高い配信先をAIが選定して消費者のモーメントを捉える。効果検証を目的にコンテクスト広告を用いたしたテスト配信を10月2日から6日まで計5日間、小売業が広告主で特定のテーマに関する物販イベントの告知をしたところ、小売業全体の平均CTR(クリック率)を大きく上回る約6倍のクリックにつながった。

効果検証の結果

広告配信や広告効果の計測に用いられた3rd Party Cookieによるユーザーターゲティングに依存しない広告配信に向けた開発を進め、大規模言語モデルを活用して配信先のWebサイト・メディアコンテンツの分析や技術的な検証に取り組んできた。月間3億件分のデータを用いて広告のコンセプトとWebサイト・メディアコンテンツの意味的・文脈的マッチングの精度を検証してこの度、コンテクスト広告の提供を開始する。

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