SMNが共通IDソリューション「IM-UID」を用いて「Safari」で動的な広告配信が可能に

DSP「Logicadダイナミッククリエイティブ」を強化、非3rd Party Cookie環境で実現

ソニーグループでマーケティングテクノロジー事業のSMNは、DSP(広告主向けプラットフォーム)の「Logicad」で提供中の「ダイナミッククリエイティブ」で、データマネジメントプラットフォーム事業のインティメート・マージャー(IM)の共通IDソリューション「Intimate Merger Universal Identifier(IM-UID)」を用いた広告配信が可能になったと11月1日に発表した。Appleのブラウザ「Safari」で動的な広告配信ができる。

「ダイナミッククリエイティブ」と仕組み

ダイナミッククリエイティブは、広告主のサイトに来訪したユーザーに、商品ページの閲覧履歴データをもとに最適な広告クリエイティブを自動的に生成してクリックやコンバージョン(つながり)を促進する配信メニュー。ソニーグループで培った技術がベースの高度な分析アルゴリズムと高精度なレコメンドエンジンを搭載する。機能をアップデートして、3rd Party Cookieを制限したSafariブラウザ面で動的な広告配信を可能にした。

Safariは「iOS」デバイスにプリインストールされたWebブラウザで、国内のモバイルブラウザシェアの半数程度を占めている。IM-UIDを導入することで配信ボリュームが拡大し、これまでリーチしづらかったユーザーへの広告配信によって広告効果の向上が期待できる。テスト配信した求人・旅行案件では、3rd Party Cookieを用いた配信と比較して高い広告効果を確認し、全体で配信ボリュームが約40%増加している。

IM-UIDで配信ボリューム拡大、リーチしづらかったユーザーに広告配信が可能に
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