ヴァリューズがリサーチエンジン「Perscope」提供、生活者起点のマーケティングが容易

ウェブ行動とアンケートで生活者を理解、ペルソナ分析・クラスタ分析・前後分析が可能

山川 健(Web担 編集部)

2024年9月27日 7:02

インターネット行動ログ分析によるマーケティング調査・コンサルティング事業のヴァリューズは、リサーチエンジン「Perscope(ペルスコープ)」の提供を始めた、と9月24日発表した。生活者理解を一歩先へ導くリサーチエンジンという。同社が持つウェブ行動とアンケートデータの組み合わせを活用。生活者起点のマーケティング活動を容易に可能にする。

分析したい条件を入力すると、AI(人工知能)がターゲット像のサマリーを自動表示する。ペルソナ(ユーザー像)分析▽クラスタ(集団)分析▽前後分析--が可能。意識データとウェブ行動データをひも付けた調査で実際の生活者像が分かる。条件は何度も指定でき、数十秒で見られる。主要な検索エンジン上のウェブ行動を取得するため、特性に左右されない。

ペルソナ分析は、ウェブ行動とアンケートの両方の情報からリアルタイムにペルソナを生成。ペルソナ要約機能があり、データを読まなくてもターゲットの特徴がつかめる。クラスタ分析は、分析対象者が自動で分類され、セグメンテーション比較が容易にできる。クラスタ同士も比べられ、ニーズが明確になる。前後分析は、ウェブ上の検討行動が分かる。

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