管理職最大の課題は「メンバーのモチベ向上」。部下育成が成功のカギ?【リクルートMS調べ】

ミドルマネージャーの役割とは? 日々の業務で最も時間を使っていることは? 人事部門と管理職、それぞれの意識を調査。

リクルートマネジメントソリューションズは、「マネジメントに対する人事担当者と管理職層の意識調査2024年」を実施した。企業の人事担当者150名、管理職層150名に対し、マネジメント業務で難しいと思っていることややりがいについて聞いている。

ミドルマネジャーの役割は「メンバーの育成」がトップ

会社の組織課題

まず、会社の組織課題について聞くと、人事担当者・管理職層ともに「次世代の経営を担う人材が育っていない」が1位となった。2位は管理職では「中堅社員が小粒化している」、人事担当者では「ミドルマネジメント層の負担が過重になっている」と続き、本調査を開始した2020年から上位の顔ぶれに大きな変動は見られなかった。

管理職に期待していること・管理職の役割(3つまで選択)

また、人事担当者に対し「管理職に最も期待していること」を聞くと、「メンバーの育成」が42.7%で圧倒的に多かった。一方で、管理職層に対し「管理職として重要な役割」を聞いたところ、「メンバーの育成」が48.7%、「業務改善」が40.0%で上位となった。

マネジメント業務での課題は「部下のやる気を高めること」

【管理職層】マネジメント業務で難しいと思っていること、時間を使っていること

続いて、管理職層に対し「日々のマネジメント業務で難しいと思っていること」「日々のマネジメント業務で時間を使っていること」を聞くと、いずれにおいても「メンバーの仕事に向けたやる気を高めること」「メンバーの育成・能力開発をすること」が上位となった。

【管理職層】管理職としてのやりがい 

管理職としてのやりがいを聞くと、「自分のメンバーが成果をあげたとき」が30.7%、「自分のメンバーが成長したとき」が29.3%、「自分のメンバーが生き生きと仕事をしているとき」が26.7%となり、部下の成長に充実感を覚えている人が多いことがうかがえた。

【管理職層】管理職として上手くいっている理由

また、管理職として上手くいっている理由を聞くと、「メンバーが成長してきているから」が31.3%、「協力し合える職場づくりをできているから」が26.0%でツートップという結果に。特に時間を使って取り組んでいる「メンバー育成」が功を奏しているようだった。

調査概要

  • 【調査対象】企業の人事担当者、管理職層
  • 【調査人数】300名 (内訳: 人事担当者150名、管理職層150名)
  • 【調査時期】2024年6月
  • 【調査方法】インターネット調査
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