アマゾンジャパンが「Amazonショッピングアプリ」で処方薬販売「Amazonファーマシー」開始

アプリ上で登録薬局を通じて服薬指導を受けた後に自宅などに配送するか薬局の店舗で入手

山川 健(Web担 編集部)

2024年7月25日 7:02

アマゾンジャパンは、「Amazonショッピングアプリ」で処方薬の販売を7月23日に始めた、と同日発表した。薬剤師によるオンラインでの服薬指導から処方薬の配送まで利用できるサービスで「Amazonファーマシー」と呼ぶ。ユーザーは同アプリ上で登録薬局を通じて服薬指導を受けた後、処方薬を自宅などに配送するか、薬局の店舗で受け取れる。

Amazonファーマシーは、慢性疾患などで定期的に処方薬が必要な患者や、移動の手間や待ち時間を減らしたい層のためのサービス。薬剤師の説明は希望日時に自宅などで受けられ、外出することなく処方薬が入手できる。アマゾンジャパンは、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病、アレルギー性皮膚炎、喘息などの患者に活用を勧める。

Amazonファーマシーを利用するには、医療機関で電子処方箋の利用を伝え、電子処方箋の「処方内容(控え)」の用紙か「引換番号」を受け取る必要がある。AmazonショッピングアプリからAmazonファーマシーのトップページを開き、処方内容(控え)か引換番号の写真を撮影し、Amazonファーマシーのプロフィールにアップロードして薬局を選択する。

「Amazonファーマシー」利用時のフロー図
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