電通総研がUI・UXデザイン事業のミツエーリンクスを完全子会社に、デザイン力を強化

電通国際情報サービスから社名変更、企業の「価値の創出」と「顧客体験の向上」を推進

電通グループでシステムインテグレーション事業の電通総研は、UI・UXデザイン事業のミツエーリンクスを完全子会社化する、と4月26日に発表した。電通総研の業界・業務知見やテクノロジー実装力と、ミツエーリンクスのデザイン力やWEBサイト・スマートフォンアプリケーションの構築・運用力を掛け合わせ、企業活動の根幹である「価値の創出」と「顧客体験の向上」の両面に必要な能力を強化する。

電通総研はミツエーリンクスの株式を100%(議決権ベース)取得する。UI・UXデザイン会社を完全子会社化するのは初めて。ミツエーリンクスは、顧客企業のマーケティングやブランディングをデジタルメディアで実現し、コンテンツとUIの企画・設計・実装、WEBサイトの構築・運用などさまざまなサービスを包括的に提供。製造業や金融業など多岐にわたる業界で年間100件以上のサイト構築実績を持っている。

1月1日に電通国際情報サービス(ISID)から社名変更した電通総研は、事業コンセプトにシステムインテグレーション、コンサルティング、シンクタンクを連携した「社会進化実装」を掲げる。WEBサイトやスマホアプリで最適な顧客体験を提供するサービス設計やシステム構築・運用に加えて、人事・会計の基幹業務のDX(デジタル変革)の推進で社員や関係者に使いやすいシステム設計・構築のためUI・UXデザインの強化に取り組んでいた。

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