課長職でも給料が上がらない? 非管理職より給与が高い割合は40%未満にとどまる【産業能率大学総研調べ】

上場企業のミドルマネジャーを対象に、職場の状況や賃金を調査。

産業能率大学 総合研究所は、「上場企業の課長に関する実態調査」を実施した。職場の状況や課長自身の意識などについて、課長級の管理職809人に聞いている。

コロナ禍前後で変わったのは「コンプライアンス強化」が最多

あなたが管理している職場の状況は、コロナ禍前(2019年)と比べてどのように変化していますか

まず、コロナ禍前と比較した職場の状況を聞いたところ、約半数が「コンプライアンスが厳しくなっている」「知識やスキルの更新が常に求められている」と回答した。また、「AIに仕事が代替されている」と答えた人は11.4%となった。

あなたが所属する組織の課長職の賃金について

また、課長職の賃金について、「課長の給与は、残業代を加算した非管理職よりも高い水準にある」という項目に肯定的な回答をした人は合計で37.6%。一方で、18.6%の人は残業代を加算した非管理職よりも給与が低い水準にあることがわかった。

あなたが所属する組織の課長職の賃金について

仕事への意欲について聞くと、「目標達成に対して高いコミットメントがある」「より高い成果を出せるように、積極的に努力している」は肯定的な回答が約半数を占める結果に。一方で、「人事諸施策に満足している」という人は25.0%にとどまった。

調査概要

  • 【調査対象】従業員300人以上の上場企業に勤め、部下が1人以上いる課長級の管理職
  • 【調査期間】2023年7月25日~28日(4日間)
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【有効回答】809人(男性769人/95.1%・女性40人/4.9%)
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