10代・20代の6割「結婚に疑問」、ハッキリと結婚したくない男女が2割ほど存在か【ビッグローブ調べ】

まだまだ先は長いのに? 「結婚を継続する自信がない」10代~30代の5割超。

ビッグローブ(BIGLOBE)は、「若年層の意識調査」第5弾の結果を発表した。若年層に焦点を当て、結婚予定、社会の意識、離婚の理由や心配、同性婚、選択的夫婦別姓など「結婚・離婚」にまつわるトピックについて、18歳~69歳の1,000人に聞いている。

やはり若いほど結婚は不安

まず18歳~29歳(若年層)の男女600人のうち未婚の男女529人に「将来、結婚したいか」を聞くと、「あてはまる」29.5%、「ややあてはまる」29.5%で、結婚を望んでいる若年層は6割未満にとどまる。「あてはまる」の数値は10代男性(44.9%)に比べ20代男性(25.6%)は大きく減少する(結婚願望が低い)傾向が見られた。女性も減少するがここまで大きくはない。

そこで「結婚することが前提にある社会の空気に疑問があるか」を聞くと、「あてはまる」22.2%、「ややあてはまる」39.3%で6割を超えた。“結婚への疑念”が“結婚願望”を上回った形だ。また男女別では、女性のほうが懐疑的なことが判明した。

次に全体に、「結婚を継続する自信がないのか?」を聞くと、10代・20代は「あてはまる」が24%前後、「ややあてはまる」が30%前後と高い数値を示した。30代も「あてはまる」27.0%+「ややあてはまる」29.0%で、この三世代は「結婚を継続する自信がない」人が過半数を占める。

「離婚をしてもいいと思う」10代~30代は5割超

全1,000人に「離婚をしてもいいと思うか」を聞くと、10代「あてはまる」27%+「ややあてはまる」29%、20代「あてはまる」20.6%+「ややあてはまる」39.2%、30代「あてはまる」24.0%+「ややあてはまる」30.0%と、やはり他年代より高い。若年層は結婚継続に自信がなく、離婚に対する抵抗感も低い。

そこで18歳~29歳(若年層)の男女600人に「どのような理由なら離婚をすると思うか」を聞くと、男性は「暴力をふるう」「性格が合わない」「浮気」がトップ3、女性は「暴力をふるう」「浮気」「モラハラ」がトップ3だった。

あわせて「離婚に関して不安だと思うこと」を聞くと、男性は「子どもの養育」35.3%がトップだが、女性は「離婚後の生活費」52.0%がトップで、それに並んで「子どもの養育」50.0%が続いた。女性は「苗字を戻すなどの手続き」「キャリアの再構築」が男性より高く、離婚の非対称性がうかがえる。

そのほか「同性婚は認められるべきか」は、10代で「あてはまる+ややあてはまる」が7割を超えるなど、ほとんどの年代で過半数が支持した一方、60代のみ「あてはまる+ややあてはまる」46.0%で半数を切った。

また「選択的夫婦別姓をどう思うか」についても、10代「賛成+やや賛成」78%が最多で若年層ほど高い。年齢があがるにつれ緩やかに減少するが、こちらは60代でも67.0%が肯定的だった。

調査概要

  • 【調査対象】全国の18歳~69歳の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査時期】2022年9月8日~9日
  • 【有効回答数】1,000人(18歳・19歳:100人、20代:500人、30代・40代・50代・60代:各100人)
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