メタバース、ゲームは26%がプレイ経験あり。暗号通貨には不安の声も?【クロス・マーケティング調べ】
クロス・マーケティングは「メタバースに関する調査(2022年)」を実施した。メタバースを認知しており、関心のある全国15~49歳の男女857人に対し、メタバース関連サービスの利用実態、イメージ、今後メタバースを始めるための条件、実現してほしいことなどを聞いている。
ゲームは「あつもり」「マイクラ」が人気。暗号通貨はリスクあり?
まず、メタバース要素を持つゲームのプレイ経験について聞くと、26%はプレイ経験があると回答した。具体的には「あつまれ どうぶつの森」「Minecraft」などをプレイしていた。
遊び方は、「マルチバトルの参加」「PvP・対人戦の参加」「他プレイヤーとゲーム内外でコミュニティを作る」「アバターの着せ替え」などが上位。バトル参加やコミュニティでの交流、アバターのカスタマイズやメイキングを中心に楽しんでいた。
また、NFT(非代替性トークン※)の売買にも利用される暗号通貨を保有している人は31%であった。保有している暗号通貨は「ビットコイン」が多く、ついで「イーサリアム」「リップル」と続いた。
一方、暗号通貨を保有していない人の理由は、「リスクがある・危険」が42%と高く、「保有することに不安」というネガティブな意見や「用途・使いみちがわからない」という声もあった。
アバターコミュニティを利用している人は31%で、「LINEプレイ」「VRChat」のプラットフォームの利用が多かった。
利用者は、「お気に入りのスペースやコミュニティを見つける」「ネット上での友達と一緒に遊ぶ」「イベントに参加する」「知らない人と知り合う」などを楽しんでいるようだ。
VR機器保有率は10%。低価格化・技術向上と世間への周知に期待
続いて、VR機器について聞くと、保有している人は10%で、「PlayStation VR」「Oculus Quest 2」「Xperia View」などが多かった。
非保有者に購入意向とその理由を確認したところ、「購入意向がある人」は60%で、「より廉価になったら」「自由に使えるお金が増えたら」「より軽量・コンパクトになったら」など、金銭面や技術面が今よりも向上すれば購入したいとしている。
一方、「購入意向なし」の人では、「高価すぎる」という声が最も多かった。
また、メタバースのイメージについて聞くと、「先端的なテクノロジー」「世の中に浸透していない」「将来大きな影響を持つ」という意見が目立った。
メタバース関連サービスを利用していない人においては、今後「セキュリティの担保」「世間一般に広がること」「リスクの理解」などの条件に適えば、本格的に始めたいとしている。
メタバースで実現してほしいこととしては、「貧しい人や困っている人の相談事を解決する場に」「社会的ハンデを持つ方が健常者同様の体験ができるように」や「フィクションや現実の世界をメタバースで体験したい」という声があがった。
調査概要
- 【調査手法】インターネットリサーチ
- 【調査対象】全国47都道府県の15~49歳の男女 メタバースを認知し、なおかつ関心のある人
- 【調査期間】2022年8月26日(金)~28日(日)
- 【有効回答数】857サンプル
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