ShopifyとYouTubeが提携、ライブストリーミング、動画、ストアタブの3つで販売可能に

「YouTubeショッピング」が実現、小売オペレーティングシステムとしてShopifyで販売管理

小島昇(Web担編集部)

2022年7月22日 7:01

ECプラットフォーム「Shopify(ショッピファイ)」を提供するShopifyは、YouTubeとパートナーシップを締結したと7月19日に発表し、日本法人のShopify Japanが日本語訳を7月20日公表した。Shopify上で「YouTubeショッピング」を展開できる。月間20億人以上のユーザーを持つ世界最大級のエンターテイメントプラットフォームのYouTubeと簡単に統合して、顧客や視聴者が慣れ親しんだ環境で顧客対応が可能になる。

事業者は①ライブストリーミング、②動画の真下に商品欄を配置、③ストアタブ――の3つの方法で販売できる。①はストリーミング中の重要ポイントに商品をタグ付けでき、ピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)で再生して注文を完了するチェックアウト中でもコンテンツを視聴可能。②はオンデマンドビデオの下に商品欄を配置し、厳選した商品リストを表示する。③はYouTubeチャンネルに新しいタブを追加し、全商品を表示できる。

Shopifyは、販売店の小売オペレーションシステムとして機能する。商品名や画像、価格、配送は全チャネルで一貫して最新の状態に保持され、売り切れた商品はYouTubeから自動的に削除される。Shopifyの管理画面からライブビデオやオンデマンドビデオの動きを直接追跡して、複数チャネルの売り上げを把握できる。現在は米国の一部に限定されるが、YouTube上で見つけたお気に入り商品をその場で直接購入することもできる。

商品表示画面の例

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