デジタルマーケティング支援事業のAZは、Google広告のクリック不正対策ソリューション「PPC Protect」の提供を始めた、と5月10日発表した。英国のサイバーセキュリティ会社、PPC Protectが開発したソリューションで、同社と戦略的パートナーシップ契約を結んでいるコンサルティング・アウトソーシング事業のSOPHOLAからプレミアム代理店の認定を受けて展開する。
ソリューションのPPC Protectは、検索、ディスプレイ、ショッピング、「YouTube」広告といったGoogle広告のクリック不正対策が可能になる。全てのクリックデータをリアルタイムに分析し、botや機械など人ではないクリックや、悪意のある人為的クリックを瞬時に判別。こうした不正クリックが発生しているIPアドレスを自動ブロックすることで広告費の浪費を防ぐ。
PPC Protectは独自技術、リーズナブルな価格、導入設定の容易さから世界180カ国4万アカウントへの利用実績がある。AZは、不正クリックによるアドフラウド(広告詐欺)が課題となる中、国内では対策を行っている企業が多いとはいえないと判断し、PPC Protectを提供することにした。広告不正の被害の懸念がある広告主向けに、無料のアカウント診断も実施している。