テレワーク制度があっても使われていない? 実際に使ってみたら9割近くは好意的な反応【ナスタ調べ】

新型コロナ拡大で、利用者が増加、58%がテレワークを継続利用の意向。

建材メーカーのナスタは、「テレワーク」に関する実態調査の結果を発表した。勤め先にテレワーク(リモートワーク)制度がある1,000人から回答を得ている。

「テレワークは便利」86.9%、「継続して使いたい」80.4%

まず全員に「テレワークを利用したことがあるか?」を聞くと、「ある」49.0%、「ない」51.0%と、ほぼ半数で分かれた。調査時期が3月14日~15日であること、テレワーク制度がすでに用意されていることを加味すると、半数に満たないのはやや低いよう感じられる。

 

またその理由についても「コロナウイルス感染防止のため」58.0%がもっとも多く、テレワーク制度が導入された本来の理由である“働き方改革”関連は総じて少ない。

 

一方で「テレワークを利用して便利と感じたか?」を聞くと、「便利だった」50.8%、「どちらかというと便利だった」36.1%で、計86.9%が好意的に受け止めている。理由では「通勤ラッシュをさけられること」68.4%が、「家族と過ごす時間が長くなる」34.1%に倍以上の差を付けてトップだった。なお、よくない点では「他の社員とのコミュニケーションがとりづらくなる」52.4%、「休憩時間などが曖昧になったり、だらだら仕事をしたりし生産性が下がる」44.2%などが上位だった。

 
 

最後に「今後のテレワークの利用」について、全体およびテレワーク利用経験者にそれぞれ聞くと、「積極的に利用しようと思う」「たまに利用しようと思う」の合計は、全体で57.9%、利用経験者で80.4%だった。

 

調査概要

  • 【調査対象】勤め先にテレワーク(リモートワーク)制度があるビジネスパーソン
  • 【調査方法】インターネットリサーチ
  • 【調査期間】2020年3月14日~15日
  • 【調査人数】1,000人(20代:259人、30代:253人、40代:264人、50代:224人)
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