トランスコスモスがリターゲティング広告最適化AIを利用した広告運用サービス開始

「DataRobot」活用、顧客の行動パターンからコンバージョンしやすいパターン学習

ITアウトソーシング事業のトランスコスモスは、リターゲティング広告最適化AI(人工知能)を利用した広告運用サービスを3月に始める、と3月1日発表した。AI開発を行う米国DataRobotの機械学習自動化AI「DataRobot」を活用し、企業ウェブサイト内の顧客の行動パターンからコンバージョン(CV)=最終成果=しやすいパターンを学習する。

独自のDMP(データマネジメントプラットフォーム)「transcosmos decode(トランスコスモスデコード)=DECode」と、AIのDataRobotを組み合わせたデータドリブン(データ分析に基づく意志決定手法)コミュニケーションサービスの1つ。サイトのアクセスログやCRM(顧客関係管理)データをDECodeで統合し、DataRobotで予測モデルを構築する。

 

未知の顧客に対して自動的にCV予測確率を付与することで、迅速で精度の高いセグメント配信を実現。企業は自社サイトにDECodeタグを入れるだけですむ。試験導入プロジェクトでは、構築した予測モデルでセグメント配信した結果、従来の広告運用と比べてROI(投資収益率)が130%以上改善した。2019年度に20社以上への導入を目標にする。

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