GUの女性アプリ会員の半数以上が「Webで調べて実店舗で購入する」【GU リアルファッションラボ調べ】
ジーユーの「リアルファッションラボ」は、同社アプリを利用する女性会員655人を対象に「ファッションアイテム購入時における情報源および購入経路に関する実態調査」を実施した。
オンラインで調べ、実店舗で購入する「ウェブルーミング」が半数を超える
「ファッションアイテムについて、何で調べて/見て、どこで購入することが多いですか」という質問(複数回答可)に対して、1位は「実店舗で見て、実店舗で購入する」(57.6%)、次いで「インターネットやソーシャルメディア、アプリで調べ、実店舗で購入する」(54.2%)が2位となった。
「実店舗で見て、実店舗で購入」が根強い支持を集める一方、半数を超える女性が「インターネットやソーシャルメディア、アプリで調べて実店舗で購入する」と回答しており、オンラインで情報を収集し、実店舗で確認してから購入する「ウェブルーミング」*の傾向がみられた。
*対義語は「ショールーミング」(実店舗で見て、オンラインストア/ECサイトで購入する)。販路が複数あり、Web上で価格競争が行われる家電などの商品において一般的。この調査においては25.7%で4位となっている。
「インターネットやソーシャルメディア、アプリで調べて、実店舗で購入する」と答えた回答者を年代ごとにみると、20代が約7割(68.6%)と多いものの、30代が55.4%、40代が50.2%、50代が46.3%となり、年代を超えた消費形態となっているとのこと。
また、「実店舗で購入する」と回答した人にその理由を聞いたところ、「実物を見て購入したい」(86.3%)が最多となった。さらに、「オンラインストア(ECサイト)での購入が心配、不安」と回答した人にその理由を聞いたところ、「自分のイメージと違うもの(サイズ感、色味など)が届くかもしれない」(94.6%)に票が集まった。
Webでの情報収集:ブランド/企業のサイトやアプリ、一般人のSNSを参照
オンラインでの情報収集に関しては、「ファッションブランド/企業のウェブサイト」(50.2%)、「ファッションブランド/企業のモバイルアプリ」(43.5%)が上位を占め、「一般人のSNS」(27.5%)が続いた。
オンラインストアでの購入上限金額「1万円未満」が7割強
オンラインストアでの購入上限額を聞いたものが下図。10,000円未満の金額を回答した人が7割強(76.4%)となっている。
「ファッションアイテム購入について、金額によって、購入場所を分けていますか」という質問には、3割以上(36.0%)が「金額によって使い分けている」と回答。
使い分けていると答えた回答者に具体的な使い分け方を聞いたところ、「高いものは実店舗で買う」(49.4%)、「高くないもの、安いものはオンラインストア(ECサイト)で買う」(25.0%)など、実物が見られないオンラインストアではあまり高価なものを買わない傾向が見られたという。
オンラインストアと実店舗、それぞれの平均購入金額について聞いたところ、オンラインストアでは全体の約半数(48.1%)が「5,000円以上10,000円未満」と回答。10,000円以上の金額を回答した人は9.9%に留まった。
一方、実店舗では、オンラインストア同様「5,000円以上10,000円未満」が31.7%と最も多いものの、10,000円以上と回答した人が22.4%を占め、オンラインストアに比べて実店舗での平均購入金額が高い傾向がみられた。
オンラインストアでの決済:クレジットカードに次いで「後払い」が多い
オンラインストアでのファッションアイテム購入時の決済手段については「クレジットカード」(74.6%)が最多。2位は「後払いサービス(コンビニ後払い、ツケ払い、Paidyなど)」(35.5%)となり、「代引き」(26.8%)を上回る結果となった。
年代別でも、20代〜50代の各年代において、クレジットカードに次いで「後払いサービス」が2位にランクインしており、比較的新しい決済手段ながら、世代を超えて利用されているようすがうかがえる。
また、実店舗での決済手段としては「現金」(78.0%)、「クレジットカード」(56.3%)が上位に挙がった。
調査概要
- 【調査対象】ジーユーアプリ会員(女性のみ)
- 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
- 【調査時期】2018年5月23日~5月29日
- 【回答者数】各グラフ右下の「回収サンプル数」を参照
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