スマホでの動画視聴、20代の4割は「タテ向きのみ」【モバーシャル調べ】

モバーシャルはスマートフォンの動画視聴実態やユーザーの嗜好に関する調査を実施した。

モバーシャルは20代~50代の男女700名を対象に、スマートフォンの動画視聴実態やユーザーの嗜好に関する調査を実施した。今回が5回目となる。

20代の4割が「タテ向きのみ」でWeb動画を視聴

Web動画を視聴する時のスマートフォンの向き(タテ/ヨコ)について質問したところ、「タテ向きのみ」で視聴する人が32.6%、「ヨコ向きのみ」は29.9%、「両方」と回答した人は37.6%となった。

第4回(2017年4月)の調査結果と比べると「タテ向きのみ」が増加しているが、第3回(2016年8月)と今回では同じ傾向となっている。

女性の「タテ向きのみ」視聴は36.9%で、過去5回を通じて男性より高い数値となっている。

年代別では、20代の約4割が「タテ向きのみ」でWeb動画を視聴している。

性年代別にみると、男性は20代のみが「タテ向きのみ」視聴が「ヨコ向きのみ」視聴を上回り、女性は全年代において「タテ向きのみ」視聴が「ヨコ向きのみ」視聴より高い。

YouTubeではタテヨコ両方、Facebookではタテ向きのみで動画を視聴

YouTubeおよびFacebookにおいて、スマートフォンで動画を視聴する際の端末の向きについて質問したところ、YouTubeでは端末をタテ向き/ヨコ向きの「両方」で視聴するとの回答が最多(53.6%)となった。一方、Facebookでは端末を「タテ向きのみ」で視聴するとの回答が55.6%を占めた。

タテ向きでは1分以内、ヨコ向きでは3分以上の動画が好まれる

スマートフォンで動画を視聴する時の端末の向きごとに、視聴する動画1本あたりの長さを比較したところ、「タテ向きのみ」で動画を視聴する人は、1分以内の動画視聴を好む傾向が見られた。一方、「ヨコ向きのみ」で動画を視聴する人は、3分以上の動画視聴を好む傾向が強い。

男性はニュース、女性はグルメ・レシピをタテ向きで視聴。音楽・アイドル系は男女ともに人気

スマートフォンをタテ向きにした状態で視聴したいと思う動画コンテンツについて、複数回答で聞いた結果は以下のとおり。「音楽・アイドル系」「ニュース系」「グルメ・レシピ系」の人気が高い。

男女別にみると、男性の1位は「ニュース系」(33.4%)、女性の1位は「グルメ・レシピ系」(30.3%)となっている。

SNSでの動画視聴が伸長

スマートフォンでのWeb動画との接触について質問したところ、SNSのタイムラインをきっかけに動画を視聴している人が29.9%に上った。第3回(2016年8月、11.2%)との比較では約2.7倍に増えている。なお、最多はYouTubeの関連動画(41.9%)。

スマートフォンでWeb動画を視聴するプラットフォームについて、複数回答で聞いた結果は以下のとおり。第3回(2016年8月)と比較すると、YouTubeは8割前後で変わらず、TwitterおよびInstagramを筆頭とするSNSでのWeb動画視聴が増加している。

6割はWeb動画を音ありで視聴

スマートフォンでWeb動画を視聴する際の音声の有無について聞いたところ、63.7%が「音あり」の設定で視聴すると回答した。

調査概要

  • 【調査対象】20代から50代のスマートフォンで動画を見ると回答した男女
  • 【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
  • 【調査時期】2018年5月1日~5月29日
  • 【回答者数】700サンプル
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