広告効果測定の「アドエビス」、外部システムと連携したログデータ分析を可能にするAPIの提供開始

サイト流入に至る活動履歴などを自社のCRMシステム、MAツール等の外部システムと連携

Eコマース関連ソフト開発のロックオンは、同社のマーケティングプラットフォーム「アドエビス」によって計測したユーザーログデータを外部システムと連携可能なAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)「AD EBiS シングルソース API」を7月3日に提供開始する、と同日発表した。AD EBiS シングルソース APIは、アドエビスに蓄積したWeb上での個人情報を含まない接触データをAPIによって取得することができる。同一人物のサイト流入に至る活動履歴、「サイト内行動」や「コンバージョン」といったWebサイト内における接触データ、「デバイス」「性別」といったunknownユーザーのシングルソースデータを自社のCRMシステムや、MAツール等の外部システムと連携して分析できるようになる。

AD EBiS シングルソースAPIにより、アドエビスで計測したunknownユーザーデータをDSPのような広告配信システムや自社の顧客情報を管理するCRMシステムと連携可能になる。例えば、「広告表示」のデータを使った広告配信・メールマガジンの送付が可能となり、特定の動画広告を閲覧したunknownユーザーを対象に、DSPによるバナー広告を配信することができるようになる。メールアドレス取得済のユーザーには個別でメール配信するなどのシステム間の連携が実現できる。企業は媒体やツールによって分断していたユーザーとの接点を紐付けたマーケティングができるようになる。

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