第5世代移動通信システムを意味する5th Generationの略語で、「ファイブジー」と読む。日本では2020年3月25日からサービスが開始された移動通信規格で、高速・大容量、超低遅延・超高信頼、多数同時接続が特徴。前世代の4Gと比較して、通信速度は20倍、遅延は10分の1、1平方キロメートルにおける同時接続数は10倍に向上している。
これらの特徴によって、遠隔地からのロボット操作のような精緻な操作をリアルタイム通信で実現したり、4Gをはるかに超える端末同時多数接続が可能になったりするなど、IoT社会を実現する基幹インフラとして期待されている。5Gの普及によって発展が期待される領域として、4K・8K映像の配信、高品質なVR・AR・MR体験の提供、車の自動運転、遠隔医療、スマート農業、スマートオフィス、スマートホームなどが挙げられる。