博報堂DYメディアがテレビドラマのダイジェスト動画自動生成システムのβ版を開発

シーンの重要度を判定して指定の長さで生成、東京理科大とのAI活用共同開発の一環

総合メディア事業の博報堂DYメディアパートナーズは、東京理科大学とともに、テレビドラマのダイジェスト動画を自動生成するシステムのβ版を開発した、と7月8日発表した。出演者の発話やテロップなど、ドラマのメタデータ(データの付帯情報)を自然言語処理して各シーンの重要度を判定し、指定の長さで生成する。

ドラマ全体のダイジェスト化が効率化できることに加え、出演者それぞれに焦点を当てたダイジェスト動画の生成も可能。7月9日に始まるTBSテレビの火曜ドラマ「Heaven?~ご苦楽レストラン~」で試験運用する。「AIドラマダイジェスト”ドラジェ“」の名で番組公式サイトやSNSの公式アカウントで動画を配信する。

 

博報堂DYメディアと東京理科大が実施している人工知能(AI)活用の次世代型メディアコンテンツ共同開発の一環となる。間もなく商用サービスが始まる大容量データの高速通信可能な次世代モバイル通信「5G」では動画コンテンツが重要になり、ダイジェスト動画はドラマ全体の視聴を促すプロモーションに有効だと考えた。

メタデータについては、取得するデータ項目の検討から実際のデータ取得まで、テレビのメタデータ関連サービスを行うエム・データが全面協力する。今後、ドラマ以外の分野の動画コンテンツへの対応や、画像音声認識技術の利用によるメタデータ付与の効率化、番組制作そのものへの利用も視野に、機能を拡張していく。

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