あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス
グーグル検索SEO情報②
あなたのサイトのためのSEOをSearch Consoleがアドバイス
今のところはあまり役に立たないが改良に期待 (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
Search Consoleに「推奨事項」という機能が試験導入された。「推奨事項」は、グーグル検索での表示機会を改善するための最適化案(要はSEO施策)を提供する。
たとえば次のような項目に関する最適化案がある:
- 急上昇または急減少したクエリやページの確認
- 構造化データの使用
- サイトマップの追加
こちらは筆者が管理するプロパティに出てきた推奨事項だ:
推奨事項は試験段階で、ゆっくりとしたペースで展開を進めている。また、サイトの状況に合わせて時間とともに変化する。推奨事項がない状態のときには表示されないため、昨日は出ていたのに今日は出ていないということもあるかもしれない。
筆者の感想としては、さほど役に立つとは思えない最適化案ばかりなのだが、今後、最適化案を調整し拡大していくとのことなので改善に期待したい。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
ウェブサイトが反応するまでにユーザーが待てる時間は最大8秒、3分の1の人は3秒~6秒しか待てない
反応が遅いと競合他社に流れる (Forbes Advisor) 海外情報
ウェブサイトの表示パフォーマンスに関する調査データを紹介する。
ホスティングサービス(レンタルサーバーサービス)に関する調査データの一部だが、次のようなことがわかる:
調査対象となったサイト訪問者の平均としては、ウェブサイトの読み込みに最大8秒待つと回答
回答者の3分の1近くが報告した2番目に多い許容時間は、わずか3秒~6秒
遅いウェブサイトに不満を感じないとしたのは、回答者のわずか2%だけ
回答者の97%が、遅い・反応が悪いウェブサイトには不満を感じると答えている
企業のウェブサイトが読み込まない、または反応しない場合は競合他社にアクセスすると、43%のユーザーが回答
66%が「HTTPS」セキュリティがないウェブサイトにはアクセスしないと回答
これらの調査結果を簡潔にまとめると次のことが言える:
遅いウェブサイトは顧客を遠ざける ―― たとえ1秒であってもユーザーは遅い読み込み時間に我慢できない。パフォーマンスが悪いと競合他社に流れてしまう
セキュリティは重要 ―― HTTPSは信頼のために不可欠
ホスティングサービスを主題とした調査であるので、高速な配信とセキュリティを完備したホスティングサービスを選ぶことに結論がつながるのだが、ホスティングサービスを抜きにしても興味深い結果だったので紹介した。
この調査結果は、サイトの表示速度改善を社内で推進する際の補足資料などに利用できるかもしれない。
もちろん、米国での調査であるので日本にそのまま当てはめることはできない。それでも数字はともかくとして、読み込み速度とセキュリティをユーザーが重視する傾向は日本にも当てはまると筆者は考える。
この調査は、Forbes Advisor(フォーブス・アドバイザー)の委託により、市場調査会社OnePoll(ワンポール)が実施したものだ。2,000名のアメリカ合衆国在住の成人が調査対象だ。
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Googleサイト評判悪用ポリシーは手動対策じゃダメ、アルゴリズムによる解決を
アルゴリズムによる解決策がより効果的 (GSQi Blog) 海外情報
いわゆる「寄生サイト」などのサイトの評判の不正使用への対応は、手動対策では問題がある。アルゴリズムによる解決が望ましい。
米国の敏腕SEOコンサルタントであるグレン・ゲイブ氏が述べた意見だ。
グーグルは2024年3月に「サイトの評判の不正使用」をスパムポリシーに追加し、2024年5月から施行を開始した。このポリシー違反にはまず手動による対策が実施され、違反サイトのディレクトリやサブドメインレベルでコンテンツのインデックス削除が行われた。
しかし、ゲイブ氏は手動対策の限界を指摘している。現在の手動対策アプローチには以下のような問題点があるという:
回避可能 ―― サイト所有者はrobots.txtによるブロックなどの手法を用いて、検索からコンテンツを隠すことができ、手動による対応を潜在的に回避できる
事後対応的 ―― 手動による対策は、サイトがすでにポリシーに違反した後に取られるため、違反コンテンツが一定期間高いランクを獲得できる
リソース集約 ―― 違反サイトを手動で特定しペナルティを課すには、グーグルのウェブスパムチームから相当の時間と労力が必要となる
限定的な範囲 ―― 手動による対応は一貫して、あるいはグローバルに適用されない可能性があり、一部の違反サイトがペナルティを受けずに残ることがある
一時的な効果 ―― noindexされたコンテンツは、noindexタグが一時的にでも削除されると再インデックスされる可能性があり、ランキングが再び上昇する原因となる
このような問題点が手動対策にはあるため、アルゴリズムによる解決策がより効果的であるとゲイブ氏は主張している。次のような利点がアルゴリズムによる対策にはあるという:
効果性 ―― アルゴリズムによるアプローチは、ポリシーに違反するコンテンツを直接的にターゲットとするため、技術的な回避策を用いて対策を回避することが困難になる
拡張性 ―― アルゴリズムは、手動による対応と比較して、はるかに大規模にサイトを分析し、ペナルティを課すことができる
グローバルな適用 ―― アルゴリズムによるアップデートは世界規模で展開できるため、さまざまな地域間で一貫した対策が可能になる
サイトの評判の不正使用ポリシーに対する検索システムの開発をグーグルは進めているとされている。ゲイブ氏は、次回のコアアップデートに統合される可能性があると推測している。
ゲイブ氏の言う「次回のコアアップデート」は、現在進行中の2024年8月コアアップデートに相当する。このコアアップデートで、「サイト評判の不正使用ポリシーに違反しているが手動対策から生き延びている寄生サイト」がどうなるかにも注目したい。
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検索行動2024: YouTube躍進、AI検索の夜明け
SEOにどのように活かせるか? (ナイルのSEO相談室) 国内情報
インターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を、ナイルが公開した。
昨年の調査結果との比較もあわせて、特筆すべき結果として次を挙げている:
- 「YouTube検索」が3位で、増加傾向
- 「1回の検索で回答が出ず、複数回検索する」人は、約1/2に減少
- 「検索後に他アプリへ移動する」人は、約1.6倍に増加
- 検索エンジンで調べること、1位「知らない言葉、人物」2位「ニュース」3位「趣味に関すること」
- 約4割が「関連キーワードを2~3回検索した」と回答
詳細は元記事を参照していただくとして、調査結果をSEOにどのように活かせるだろうか? たとえば、次のような解釈はどうだろうか?
YouTubeの重要性が高まる ―― YouTubeは検索プラットフォームとして3位(5.3%)に上昇し、前年比2パーセントポイント増となった。これは、日本のユーザーへのリーチにおいて、動画コンテンツの最適化とYouTube SEOがますます重要になる可能性を示唆している。
複数回検索が必要なユーザーが半減 ―― 回答を得るために複数回検索する必要がある人の数が約半分に減少した。これは、検索エンジンが初回の検索でより関連性の高い結果を提供できるようになっていることを示している可能性がある。
33.6%のユーザーが検索候補から選択 ―― オートコンプリートや関連キーワードの最適化は、有効なSEO戦略となりえる。
人気の検索トピック ―― 検索エンジンを使用する主な理由は、未知の単語/人物を調べること(77.3%)、ニュース(47.1%)、趣味に関する情報(45.7%)だった。これらの分野に関するコンテンツを作成することで、より多くの検索トラフィックを獲得できる可能性がある。
新たなトレンド ―― 現時点ではAI生成の回答を見るユーザーはわずか1.3%だったが、「AI Overview」が日本でも一般公開される。強調スニペットやダイレクトアンサー向けにコンテンツを最適化することが、この変化に役立つかもしれない。
調査は、全国の男女4017名を対象に、インターネット調査(Fastask)で実施したもの。回答者の年代別比率は「20歳台が27.4%、30歳台が32.6%、40歳台が24.1%、50歳台が10.5%、60歳以上が5.4%」。
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人々の関心を掴め! Googleトレンド活用術 入門編
Googleトレンドのエンジニアが解説 (Google Search Central on YouTube) 海外情報
Googleトレンドの活用方法をダニエル・ワイズバーグ氏が解説するYouTube動画シリーズの新着を紹介する。3本目の今回は、Googleトレンドのエンジニアであるハダス・ジャコビ氏も出演している。
Googleトレンドのメイン機能ともいうべきトレンド調査の使い方がトピックだ。キーポイントは次のとおりだ:
一度に最大5つの検索キーワードを比較できる。互いに類似したキーワードを比較するのが最適
検索は、場所、期間、カテゴリ、グーグルプロパティ(例: 検索、YouTube、ニュース)で絞り込める
折れ線グラフは、検索した各キーワードの検索関心の推移を示す。また、各キーワードの平均検索関心を示す棒グラフも表示できる
グラフの山と谷は、検索関心が時間とともに変動していることを表す。これらのパターンを分析することで、季節的な傾向、ニュースイベント、その他、人々の検索行動に影響を与える要因を特定できる
関連トピックと関連クエリも表示できる。関連トピックとは、検索キーワードに関連して検索されている他のトピックのこと。関連クエリとは、検索キーワードを検索する際に人々がグーグルに入力している具体的なフレーズのこと
キーポイントを挙げたが、日本語字幕を利用できるので自身で視聴してほしい。あなたのSEOに役立ちそうな機能が見つかるかもしれない。8分強なのでサクッと観られるはずだ。
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海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
OpenAIが開発中の検索プロダクトとGoogleトレンドの改良機能を今週はピックアップ
- OpenAIの検索エンジン、SearchGPTのテスター現る。SearchGPTはどんな検索エンジンなのか?
グーグル検索とは形式が異なる検索結果
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- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- ホントにSEOを極めたい人だけ
- 技術がわかる人に伝えましょう
- Googleトレンドの急上昇中ページのデザインが一新、多くの新機能も追加
進行中の動画シリーズでも取り上げられるはず
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