企業ホームページ運営の心得

簡単メルマガ作文の裏ワザ。ネタ探しのヒントは早朝にあり

いきなり商売用の作文ができる人はまれです。そこで簡単に作文する方法を紹介、ヒントは早朝のテレビに
Web 2.0時代のド素人Web担当者におくる 企業ホームページ運営の心得

コンテンツは現場にあふれている。会議室で話し合うより職人を呼べ。営業マンと話をさせろ。Web 2.0だ、CGMだ、Ajaxだと騒いでいるのは「インターネット業界」だけ。中小企業の「商売用」ホームページにはそれ以前にもっともっと大切なものがある。企業ホームページの最初の一歩がわからずにボタンを掛け違えているWeb担当者に心得を授ける実践現場主義コラム。

宮脇 睦(有限会社アズモード)

心得其の317

10年以上前から使える販促ツール

早いものでもう7月。2013年も折り返しました。

いよいよ、メルマガを出そうと思っているんだけど。

先日、10年以上付き合いのあるメガネ屋を訪ねると、店長が唐突にこう切り出してきました。ワールドカップが日本で開かれた2002年の翌年から進めていた計画です。

私が12年前に広告代理店を退職するに至った理由はいくつかありますが、大きな理由の1つは、広告媒体の「ネット」への移行を強く主張し、当時の経営陣と対立したことでした。そこから退職後は「自説」の布教活動をしており、馴染みのメガネ屋にまでネット活用を提案していたのです。

Twitter、Facebookとソーシャルメディアが活気づく昨今ですが、いまでもメルマガは有効です。なにより雄弁に語るのが、企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイトの「Web担当者Forum」がメルマガを発行していることです。

とはいえ、「メルマガが簡単に作れるなら苦労しない」と思う方もいるでしょう。そこで今回紹介する「裏技」です。これを使えば、だれでも超簡単に「作文」できます。

いまさらながらのメリット

Facebookの日本上陸前夜、個人の「電子メールはなくなる」という流言飛語がありました。Facebookのアカウントがあれば連絡に困ることがないので、わざわざメールアドレスを取得する必要がないというものです。転職が日常的な米国ビジネス界では、会社のドメイン入りのメールアドレスを使用していては、退社後、連絡不能になってしまいます。

その点、Facebookなら、転職しても個人を捕捉できます。これを拡大解釈して先のデマが拡散されました。またFacebookには、電子メールと同等の機能が装備されています。つまり「ネット上での私信のやりとり」は不可欠で、連絡手段がSMTPか否かは技術からみた狭小な結論に過ぎません。

メルマガはなくなりません。理由は2つあります。1つ目は「(ほぼ)コストゼロ」ということ。

突きつけたノルマ

先のメガネ屋はここしばらくチラシの印刷を控えていました。アベノミクスはまだ届かず、広告費を抑え、時を待っている間にジリジリと売上は低下していきます。来店者や通行人以外に、ネット関係者がいうところの「リーチ」がなければ、均衡縮小するものです。そこで、思い出したのが私の布教活動(メルマガ)。すっかり陳腐になりましたが「今でしょう!」と。

チラシを配布するには印刷費、配送料などの費用がかかりますが、メルマガならほぼ無料です。小規模店なら無料メルマガ配信スタンドどころか、メーリングリストでもこと足ります。事実、10年以上前のメルマガブームの初期には、メーリングリストが活躍していたのです。

加えて、前のめりになる店主に冷水を浴びせるのも私の仕事です。現実を踏まえなければ、ネット運営はできません。店主に一言投げかけます。

最低でも週1回は発行しましょう。

メルマガで生活習慣に入り込む

店主は唾を飲み込みこういいます。

ミ、ミヤワキさん。俺、季刊ぐらいでって考えていたんだけど。

こちらも言葉に詰まりました。年に4回のメルマガとはなめた発想です。そこで週刊とする理由をこう説明します。

まず、読者に覚えてもらわなければならない。そのためには、この曜日はメルマガが届く日と、読者の生活習慣に刷り込むことが必要。そうしなければ迷惑メールと同様に扱われ、無視され、解除される。

理解はしましたが納得はしていません。引っかかっているのは「作文」だと白状します。一般的につらつらと作文できる人はまれです。Twitterでつぶやき、趣味のブログを書いている人でも、商売用の作文を得意とする人は多くはありません。そこで簡単にメルマガ用作文ができる裏技を教えます。

めざましテレビが先生

パクればOK。

手っ取り早く素人が作文するための真理です。ただし、他のメルマガを引用しろというのではありません。フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」のオープニングトークを参考にすると、簡単にメルマガが書けるのです。

多くの朝の情報番組は、番組開始時に時候の挨拶や、ヘッドラインに触れて視聴者の気持ちをつかもうとします。今の季節なら、梅雨のあるあるネタ、

  • 新しい傘を買ったけどもったいなくて使えない
  • レインブーツをおろした朝に泥がついた
  • 洗濯物が乾かない
  • 食パンにカビが生えた

などなど。あるいは天気そのものをいじり「いつになったら梅雨が明けるのか」「そろそろ晴れ間が欲しいですね」といった、視聴者に共感を与えるようなネタをチョイスしています。さらに天気が崩れたときの決めぜりふとして、「体調管理を心がけてください」と語りかけます。

メルマガにとっても「つかみ」は大切です。そこで毎朝の「めざましテレビ」からヒントを得るのです。

定番の切り出し

ここ数年、夏が近づくと毎朝4時前後に起き、テレビをザッピングしながら原稿を書いています。各局の午前4~8時台の情報番組のオープニングを見ていると、かなりの頻度で「ネタかぶり」していることに気がつきます。視聴者の心をつかむ言葉は必然的に重なってしまうのです。月替わりの最初の挨拶は、「早いものでもう○月」という切り出しが定番。本稿でも採用してみました。

切り出しが決まれば、メルマガはできたも同然です。本文は商品名と価格の羅列でもOK、メルマガの目的は「客先に出向く」ことだからです。メルマガとは、いわば外回りの営業マン。週1回は最低発刊しなければならないという、もう1つの理由です。しかも限りなくタダ(無料)。発刊しない理由を探すのが難しいぐらいです。

店長をあおって帰宅した直後に、携帯電話が鳴ります。いよいよ決断してくれたかと電話に出ると、「確認してほしい資料があるからヒマなときに、店に顔を出してくれ」と言います。メールで届いた資料だというので「転送」してくれと頼みます。転送の仕方を音声通話でリモートコントロールし、こちらで受信を確認すると店長は興奮気味にこういいます。

初めてメール送っちゃった。

メルマガ発行までは、もうしばらく時間がかかりそうです。

今回のポイント

メルマガは最低でも週1回の発行

情報番組の挨拶は、メルマガ書き出しの最高のヒント

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