オイシックスが東証マザーズに上場、物流・システム強化図る
有機野菜などの食品販売サイト「Oisix(おいしっくす)」を運営するオイシックスは2月7日、東証マザーズ市場への新規上場が承認されたと発表した。上場予定日は3月13日。上場に伴い50万株の公募と20万株の売り出しを行う。合計で4億3000万円の資金を調達する予定。調達資金は物流拠点の整備やシステム強化に利用するとしている。
公募・売り出し価格は3月4日に決定する。神奈川県の海老名物流センターを中心とした物流拠点の整備・物流機能の強化に2億3000万円、EC事業における販売強化・サービス向上のためのシステム、ソフトウェアなどに2億1000万円を投資する予定。
オイシックスは97年に「株式会社コーヘイ」として設立。00年に食品販売サイト「Oisix(おいしっくす)」を開設し、食品EC事業を開始した。同年に現在の「株式会社オイシックス」に社名変更した。安心・安全な食品の販売を強みとし、中国ギョーザ問題など食の安全が不安視されるようになって以降、業績が拡大した。近年は放射能検査を早くから実施するなどの対応が評価され、さらに業績を伸ばしている。12年3月期の売上高は前年同期比53.6%増の126億971万円、営業利益は同75.1%増の5億7957万円、経常利益は同75.3%増の5億9648万円、純利益は同68.7%増の3億3195万円。
・Oisix
→ http://www.oisix.com/
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