日本ネット経済新聞ダイジェスト
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アマゾン ファッション商品10%分ポイント付与 ゾゾタウンなどと価格競争激化も

ブランドファッションEC市場では、アマゾンなどの本格参入により競争が激化し始めている。
Amazonファッションストア
ゾゾタウン

アマゾンジャパンは11月7日から、「Amazonファッションストア」内で販売する商品について、販売価格の10%分のポイントを購入者に還元するキャンペーンを開始した。終了期間は定めておらず、顧客の対応を見ながら標準サービス化も検討する。ブランドファッションECでは「ゾゾタウン」を運営するスタートトゥデイが11月1日から10%分のポイント付与を始めている。

「Amazonポイント10%還元キャンペーン」として、対象ブランドの商品を購入した際に、Amazonポイントを10%還元する。ブランドアパレルだけでなく、靴やジュエリー、時計など80ブランドを対象とする。対象ブランドの中には、「ビームス」や「ユナイテッドアローズ」など、「ゾゾタウン」で人気のブランドも含まれている。このほか、「コーチ」や「ジースターロゥ」などの海外ブランドも対象にした。

アマゾンが仕入れ・販売する商品を対象にポイントを付与する。マーチャント(出店者)が出品する商品は対象としない。キャンペーンで取得したポイントはアマゾンが販売する全ての商品に利用することができる。

今後、対象となるファッションブランドを増やしていく考え。「お客さまの反応を見ながら、新たなキャンペーンなども行っていきたい」(アマゾン広報部)としている。

ファッションECではスタイライフも11月10日から19日にかけて、試験的に送料無料とポイント10倍キャンペーンを行った。「今はライバルの動向を見つつサービスを実施している。同じ商品を扱っているので、現在の料金競争の流れには乗らざるを得ない」(経営管理部逸見大輔チームリーダー)という。

スタートトゥデイの前澤友作社長は、他社が同様のサービスを開始した場合は「さらに上をいく」と宣言しており、さらなるポイント上乗せや値引き販売が始まる可能性もある。

これまで市場の拡大幅が大きかったため、他の商品ジャンルに比べて競争が少なかったブランドファッションEC市場だが、アマゾンなどの本格参入により競争が激化し始めている。

・人気ブランド Amazonポイント10%還元キャンペーン
http://www.amazon.co.jp/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=3077681416

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※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

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