Social Crawlyticsで自社サイトのソーシャル共有状況を自動チェック(競合調査もできて無料!)
今日は、自社コンテンツがソーシャルメディアでどれぐらい共有されているかを自動で一気にチェックできる便利なツール「Social Crawlytics」を紹介します。
「Social Crawlytics(ソーシャル・クローリティクス)」は、URLを指定すれば、あとは自動的にリンクをたどってサイト内にどんなコンテンツが存在しているかを調査し、サイト内の全コンテンツ(各URL)がソーシャルメディア上で何件ずつシェア(共有)されているかを一気に自動で、しかも無料で調査してくれるサービスです。
トップページのURLを指定すれば、あとは全自動でコンテンツを検知してくれるので、自社サイト内の各コンテンツの共有状況を調べるのにはもちろん、競合サイトの各コンテンツのシェア状況を調べられるツールとしても使えます。
基本的に無料で利用できるサービスですが、企業向けの有料プランも用意されている模様(要問い合わせ)。
使い方は簡単。
まずはSocial Crawlyticsのサイトにアクセスし、トップページの[SIGN UP FOR FREE]をクリックします。
Twitterのサイトに移動してアカウントとの機能連携の許可を行う画面が表示されるので、自分のTwitterアカウントにログインして連携アプリを認証します。
Social Crawlyticsのサービスが対象サイトをクロールしてどんなURLがあるのかを調べるための情報を入力します。まずはトップページのURLを「Website address」に指定して、リンクを何階層ぐらいまでたどるのかのクロールの深さを「Crawl Depth」で指定します。
「Traverse subdomains?」の項目は、サブドメインを別のサイトに使っていてクロール対象に含めたくないときは「No」にしておきます。
ただ、ふつうにクロールさせると各階層のインデックスページなども調査対象になるため、クロールに時間がかかってしまいます(Web担では数時間はゆうにかかりました)。
コンテンツ一覧を出せるのならば、調査したい全コンテンツのURLをリンクとして並べたページを作ってサーバーにアップロードしておき、「Website address」にはそのコンテンツ一覧のURLを指定して、「Crawl Depth」は「1」にしておくと効率よくクロールさせられるでしょう。
[Forward]ボタンをクリックすると、クロールをスケジュール設定する画面が表示されます。このサービスは実際に対象サイトのサーバーにアクセスしてクロールするため、それなりにサイト側に負荷がかかります。そのため、ピーク時を避けてクロールさせるためにスケジュール機能が用意されているのです。
クロールのスケジュールを設定して[Forward]ボタンをクリックするか、今すぐクロールを開始させるために何も入力せずに[Forward]ボタンをクリックします。
クロール&調査には時間がかかりますので、完了時にメールで連絡するようにメールアドレスを登録する画面が表示されます。メールでの通知を希望する場合はメールアドレスを入力して(通知が不要ならメールアドレス入力は不要)[Start Scan]ボタンをクリックすると、スケジュールに従ってクロールが開始されます。
クロール中も、[Reports]メニューから現時点でのレポートを確認できます(個別URLの詳細情報はクロール完了まで確認できません)。
ちなみに、登録時に5000クレジットもらえ、1ページクロールするたびに1クレジットずつ減っていきます(左メニューの下に表示)。
クレジットがなくなるとクロールが進まなくなりますが、[Credits]ボタンをクリックすると表示される「ツイートで払う」画面で[Tweet for Credit]ボタンをクリックするたびに、Social Crawlyticsに言及する英語のツイートがあなたのTwitterアカウントからツイートされ、クレジットが追加されます。
サービスは、英国のRocketMill社のYousaf Sekander氏が運営しているようですが(ログアウトした状態でサービスのトップページにアクセスすると下部に表示)、詳細は調べきれませんでした。
Twitterに与える権限も大きくないため、今のところ企業での利用に支障はないと思われますが、念のために利用は自己責任でお願いします(私は使いました)。
ソーシャルもやってます!