日本ネット経済新聞ダイジェスト
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ミネルヴァHD おもちゃECから撤退、「オタクの電脳街」など売却へ

従来からの取引先である玩具関連企業に2月29日、1800万円で売却する。
オタクの電脳街

ミネルヴァ・ホールディングス(ミネルヴァHD)は1月30日、ネット通販子会社のナチュラム・イーコマース(ナチュラムEC、本社大阪府)が手掛ける玩具のネット通販事業「おもちゃ事業」からの撤退を決めた。収益性の悪化が主因。従来からの取引先である玩具関連企業に2月29日、1800万円で売却する。ミネルヴァHDは主力商品のアウトドア・フィッシング用品に経営資源を集中しており、不採算事業の撤退に踏み切る。

同日開いた取締役会で決議した。売却するのは玩具の通販サイト「オタクの電脳街」と、関連ブログサイトの「オタクの電脳Blog」。

同サイト関連の前期(11年1月期)売上高は3億3500万円で、ミネルヴァHD連結実績の5.1%を占める。売上総利益は5700万円。近年の価格競争で収益性が悪化、てこ入れを狙って始めた送料無料化で不採算事業に陥っていた。

売却先はオタク向け玩具の商品企画・開発、製造を手がけるワイ・シー・トイズ・ラボ(YCTL、本社大阪市、土岐清次社長)。08年5月にナチュラム(当時)と事業提携した商品の仕入れ先で、通販サイトとブログの運営をYCTLが引き続き行う。

ミネルヴァHDは昨年7月、仏スポーツ・アウトドア用品大手のオキシレングループと資本・業務提携し、スポーツ分野に経営資源を集中する方針を掲げている。

・ミネルヴァ・ホールディングス株式会社
http://minerva-hd.com/

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※週刊『日流eコマース』は、2011年6月23日より『日本ネット経済新聞』へとリニューアルしました。

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