「デル」をエキスパートレビュー!(続き)
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検索連動型広告のランディングページは、GoogleとYahoo!で異なる
そして、下の図3は「Google」に表示されたデルの検索連動型広告のランディングページで、図4は「Yahoo! JAPAN」に表示されたデルの検索連動型広告のランディングページだ。一見同じに見えるが、よく見比べていただくと、じつは見出しや製品のラインナップが、微妙に異なっていることに気づくだろう(図3、図4の赤枠で囲んだ部分)。
「Google」も「Yahoo! JAPAN」も、検索結果のページでは、検索連動型広告の表示枠の方が、自然検索結果の表示枠よりも上に表示される。そのため、たとえ自然検索結果が1位表示であっても、自社以外の検索連動型広告がその上に表示されるのを嫌って、検索連動型広告も出すのは普通のことだ。
また、検索連動型広告のランディングページが通常のトップページではなく、わざわざ違うページにしてあるのは、意図を持っておこなっているのだろう。しかも、「Yahoo! JAPAN」と「Google」で、それぞれ異なるランディングページにしているのは、ユーザー属性まで考えた上での意図した施策だと思われる。ただ、いずれの検索連動型広告も、製品比較や購入といった、販売を意識したページへ誘導している点では共通している。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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