「@nifty」の閲覧シチュエーションを想定
「@nifty」の閲覧シチュエーションを想定
さて、トップページの評価だけで相当紙面を割いてしまったが、今回は次のようなシチュエーションを想定してサイトを見ていくことにする。
今回想定したサイト閲覧シチュエーション
| 誰が | 既存サービス利用会員のうちISP会員以外(約800万人) |
|---|---|
| 何の目的で | 引っ越しのためプロバイダ変更 |
| 何をしに | 接続サービスの新規申込 |
| どこへ | サービス名を指定して接続サービスのトップページあるいはサービスページへ |
アクセス解析視点の仮想目標
アクセス解析的に言い換えると、以下のようになる。
| 参照元 | 検索エンジン |
|---|---|
| 検索語 | 「ニフティ」「プロバイダ」など |
| ランディングページ | サイトトップか接続サービスのページへ |
| コンバージョンページ | 申込完了ページ |
さて、今回はISP事業の収益構造の分析と対象ユーザーの特定までで誌面を使いすぎたようなので、ここまでを前半とする。
後半となる次回は、引き続き、「@nifty」の流入分析からコンバージョンまでを取り上げる予定だ。時間があるときにでも、今回想定した閲覧シチュエーションに沿って、あらかじめサイトを見ておいていただけると、来週記事を読むときに、ご自分の予想と比べながら読めるので、アクセス解析力のさらなるアップが期待できるだろう。
◇◇◇
さてこの連載では、
- Webサイトのオーナーか管理者の方からの「かってに解析」してほしいリクエスト
- 「かってに解析」されたサイト運営者・管理者の方からの異論や反論
などを随時募集していきたいと考えている。希望者は、(web-tan@impressrd.jp)までお寄せいただきたい。
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この記事の筆者
衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ)
1960年東京都生まれ。東京大学教養学部教養学科卒業。大手電気メーカー勤務後、日経BP社へ。調査部、インターネット視聴率センター長などを経て、2000年ネットレイティングスへ。視聴率サービスやアクセス解析サービスの立ち上げに尽力。2006年株式会社クロス・フュージョンを設立し代表取締役に。2023年活動停止。
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