任天堂(本社京都市)は11月1日、千趣会(本社大阪市)と共同で据置型ゲーム機「wii」を使ったネット通販を開始した。wiiをネットに接続して利用できる動画配信サービス内に商品を紹介。リモコンや電話で注文を受ける。テレビモニターを使って24時間買い物ができる環境を提供することで任天堂はwiiの市場を活性化するとともに、千趣会は新たな市場を開拓する。
動画配信サービス「wiiの間」内に、「wiiの間ショッピング」を開設した。「wiiの間ショッピング」はオリジナル商品に加え、モール形式で参加する出店企業の商品で構成。開始時の出展社は千趣会、千趣会イイハナ、シャチハタの3社。今後、三越伊勢丹ホールディングスなど複数社が出店する予定。
運営するのは任天堂の子会社であるwiiの間(本社東京)と千趣会。オリジナル商品以外に食品やファッション、家具など常時1万点以上を紹介する。決済はクレジットカード、コンビニ先払い、代引き。
wiiは「取り巻く人々を笑顔にする」ことを目的として06年12月に発売。任天堂によると普及台数は約1070万台、ネット接続率は約40%、リビングにあるテレビへの接続率は約85%、1台あたりの家庭内ユーザー数は3・4人となっている。こうした「お茶の間におけるコミュニケーションツール」として浸透しており、ECを家族で楽しんでもらうツールとして最適と判断。任天堂と千趣会が共同でショッピング環境の開発を行ってきた。
・Wiiの間ショッピング
→ http://www.wiinoma.co.jp/shopping/
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